がんばらない、がんばらない 忍辱(にんにく)  過度な「迷惑かけまい」でなく

ひろさちやさんの著書「がんばらない、がんばらない」。

「他人に迷惑をかけてはいけない」とは言うが、仏教の考え方は、それとは違い「他人からの迷惑を耐え忍べ」だそうだ。

ひろさちやさんいわく、

『他人に迷惑をかけまいとしている人は、たしかに立派な人である。非難する余地はない。』

『けれども、その人は、他人からうける迷惑をなかなか許せないのではなかろうか』

とのこと。

そう言われてみると、確かにそういうふしはある。

生きているだけで、他の人に迷惑をかけている、であれば、適度にかけあう、というのがよいのだろうか。

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都議セクハラヤジ問題について、  10の意見

1、謝罪の場に及んでなお、人権を理解されていない
「早く結婚をしていただきたい、という思いがある中で、あのような発言になった」とのこと。結婚するしない、いつ結婚するというのは、他人に言われるものではなく、個人の基本的権利で、個人の選択。
「本当にしたくてもできなかった方への配慮が足りなかった」とのことだが、
意志を持って結婚しない人に対する配慮も足りなかったと思う。

2、「謝罪の機会を逸した」と「うそをついて発言を否定した」との矛盾
  「謝罪の機会を逸した」ということは、発言の機会がなかった、ということかと思うが、実際には19日、20日、23日朝と、何度も発言の機会が与えられていた。「謝罪の(発言の)機会を逸した」ということと「発言の機会が何度もあったにも関わらず、毎回うそをついて発言を否定した」とは矛盾している。

3、他のヤジを飛ばした人、その場で笑っていた人は、いまだ謝罪していない
  一週間経とうとしているのに、まだ隠しますか。。

4、みにくい批判、暴言、生卵をぶつける
  一方、都議のFacebookページには、確か昨晩で600件以上のコメントが投稿されており、中には「自殺しろ」「腹切って詫びろ」などというものがあった。これでは、議会のやじと変わらない。選挙で選ぶほうがこれでは、選挙で選ばれる議員のレベルも低くなるのは当たり前

5、同時並行で、別件でも同じ党の議員が謝罪している
 これが日本の政治の現状ですか・・・

6、議員ひっくるめての非難があるが、真面目に仕事に取り組む議員もいる
  今回の批判や非難の中には、議員の方全部ひっくるめて非難されている発言があるが、議員全員がそうであるわけではない。「だから男は・・」「だから女は・・」といったような、多種多様なものをすべて一緒くたにして断定するのは思慮が浅い

7、こんなレベルのことで議論のエネルギーが費やされ、報道の電波や紙面が使われること
  もっと建設的なことに使ってほしい

8、相変わらず「女性は早く結婚して子どもを産むのが当然」という価値観を社会全体が強要している日本の状況(議会だけではない)

9、子どもたちに対して、このようなレベルで大人が批判し合っている姿をさらしていること。
  今朝(2014,6,24)の全国紙の投書欄に、15歳の方から「今回の発言は許せない」とあった

10、侮辱を受けたあの場で、すぐに発言者を特定し、謝罪を求め、議会全体に真意を問う、といったくらいの強い姿勢も女性の側に欲しかった
 とはいえ、私が同じ立場だったら、やはりすぐに言い返すことができなかったかもしれない。英国の女性議員なら違った態度だった、日本の女性は甘い、という記事があり、確かに、と思った   

看板に頼らない、ぶら下がらない生き方

昨晩は表参道で「外資FMCGを元気にする会」でした。メンバーのお一人が還暦を迎えるということで、還暦祝い。私はもうとっくに「外資」ではないんですが(あっ、セカンドハーベスト・ジャパンもいろんな国籍の方が集まって来るし、日英情報発信で外資みたいなものかも)We celebrate Mr.Kondo’s 60th birthday

日本で初対面の人に自己紹介するときは、「○○の井出です」と、自分の名前よりも所属先を先に言う習慣がありますが、海外では、まずファーストネームかフルネーム Rumi Ide を名乗るのではないでしょうか。名刺交換も必ずするわけではない。

生まれてくるときには「○○のなんとかです」という枕詞がついてわけではなく、誰もが名前もない状態で生まれてきます。それが、赤ちゃんから成長するにつれ、そういう所属先の「看板」がないと箔がつかないので、名の知れたところを目指したがる傾向を感じます。

看板がはずれた途端、人が寄り付かなくなる。そんな人生は寂しいですね。看板なくても勝負できるような実力を磨いていきたいです。また、看板ない(なくなった)自分でも受け入れてくださる人と、おつきあいを続けていきたいです。

語句の説明:
「FMCG」とは、Fast Moving Consumer Goods の略です。食品、飲料、化粧品、日用品雑貨など、日常生活で欠かすことのできない、比較的、低価格帯の商品を指します。日本には、およそ150の外資系FMCG企業があり、そこでは 約 30,000人が勤めているそうです。




日本の最高気温と最低気温を同時に記録した北海道

2014年6月3日、北海道の音更町(おとふけちょう)駒場では、日本の最高気温、37.8度を記録したそうです。

同じく6月3日、北海道の釧路では、日本の最低気温、4.9度を記録したそうです。

「北海道=涼しい、沖縄=暑い」のような先入観や固定観念、思考回路と二元論(白か黒か)に気をつけよう。

気候や地域に対してだけでなく、すべてのことに対して。

自戒を込めて。

On June 3rd, the temperature was the highest in Otofuke-cho of Hokkaido, and, temperature was the lowest in Kushiro, Hokkaido in Japan.

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毎日が母の日

弟を見ていると、毎日が母の日です。

ほぼ毎日、仕事の前か仕事の後に、一人暮らしの母に電話をしてあげる。

何か母に困ったことがあれば、できる限り、駆けつけてあげる。

弟家族と一緒に、家に遊びにいってあげる。

近隣の近いところへ一緒に外出する。

よく、オレオレ詐欺というのを耳にしますが、日頃、やり取りしていない息子だからこそ成り立つわけで、弟と母の場合、絶対にあり得ない、起こりえないというのを確信します。

日頃、何もできていないから、一年に一回だけ、何かを贈る、というのも、きっかけではあると思います。

年賀状もそう。日頃、ご無沙汰している人と、年に一回だけ、メッセージを送り合うことができます。

でも、弟の普段の姿を見ていると、年に一回だけの何かより、毎日、何かを続けていくということは、それだけ、その対象にとって、思い入れのあることなのだと実感します。

何でもそうなのかもしれません。

震災のときも、一回だけお金の寄附をして、それでおしまい。それはそれでいいのだけど、その後も、思いが続く人は、何らかのアクションをしていて、3年以上経つ今でも、何かを続けている。