1、謝罪の場に及んでなお、人権を理解されていない
「早く結婚をしていただきたい、という思いがある中で、あのような発言になった」とのこと。結婚するしない、いつ結婚するというのは、他人に言われるものではなく、個人の基本的権利で、個人の選択。
「本当にしたくてもできなかった方への配慮が足りなかった」とのことだが、
意志を持って結婚しない人に対する配慮も足りなかったと思う。
2、「謝罪の機会を逸した」と「うそをついて発言を否定した」との矛盾
「謝罪の機会を逸した」ということは、発言の機会がなかった、ということかと思うが、実際には19日、20日、23日朝と、何度も発言の機会が与えられていた。「謝罪の(発言の)機会を逸した」ということと「発言の機会が何度もあったにも関わらず、毎回うそをついて発言を否定した」とは矛盾している。
3、他のヤジを飛ばした人、その場で笑っていた人は、いまだ謝罪していない
一週間経とうとしているのに、まだ隠しますか。。
4、みにくい批判、暴言、生卵をぶつける
一方、都議のFacebookページには、確か昨晩で600件以上のコメントが投稿されており、中には「自殺しろ」「腹切って詫びろ」などというものがあった。これでは、議会のやじと変わらない。選挙で選ぶほうがこれでは、選挙で選ばれる議員のレベルも低くなるのは当たり前
5、同時並行で、別件でも同じ党の議員が謝罪している
これが日本の政治の現状ですか・・・
6、議員ひっくるめての非難があるが、真面目に仕事に取り組む議員もいる
今回の批判や非難の中には、議員の方全部ひっくるめて非難されている発言があるが、議員全員がそうであるわけではない。「だから男は・・」「だから女は・・」といったような、多種多様なものをすべて一緒くたにして断定するのは思慮が浅い
7、こんなレベルのことで議論のエネルギーが費やされ、報道の電波や紙面が使われること
もっと建設的なことに使ってほしい
8、相変わらず「女性は早く結婚して子どもを産むのが当然」という価値観を社会全体が強要している日本の状況(議会だけではない)
9、子どもたちに対して、このようなレベルで大人が批判し合っている姿をさらしていること。
今朝(2014,6,24)の全国紙の投書欄に、15歳の方から「今回の発言は許せない」とあった
10、侮辱を受けたあの場で、すぐに発言者を特定し、謝罪を求め、議会全体に真意を問う、といったくらいの強い姿勢も女性の側に欲しかった
とはいえ、私が同じ立場だったら、やはりすぐに言い返すことができなかったかもしれない。英国の女性議員なら違った態度だった、日本の女性は甘い、という記事があり、確かに、と思った