徳間書店「プロ論。2」で、リリー・フランキーさんが、生業と仕事との違いについて触れています。
お友達に聞いた話とのこと。
農家の発想は、田んぼに稲を作り、農協に納めてお金をもらう、これは仕事ではなく、生業(なりわい)だ、と。
仕事というのは、あぜ道の草を抜いたり、まだ荒れているところを耕したり、すぐにはお金にならないことをやること。
つまり、先のことのために働くことだ、と。
リリー・フランキーさんは、このように語っておられます。
『結局、いい仕事をしている人というのは、生業ではなく、仕事をしていた人だと思う。食うだけのことでみんなが疲れ、休んで寝ているときに、起きて”仕事”ができるか。無益の生産活動ができるか。周りに何を言われても、烏合の衆にならずに頑張れるか。自分もそういう人になりたいと思っています。』
生業は、生きるために誰もが持っていかなければならないこと。
でも、それだけに終わらない、「仕事」をしたいものです。
コメントを投稿するにはログインしてください。