熊本・大分地震から一週間経って 心しておきたい10項目

2016年4月14日に最初の地震が発生してから一週間がたちました。

心しておきたいと思うことを、自戒の念も込めて、10項目にまとめます。

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1、商売をしているところの近くに過剰に大量な支援物資を持っていかない

3.11で現地へ支援にとき、よく一緒にトラックに載せてもらっていた方から教えていただいた重要なことです。

現地の商売のじゃまをしないこと。

店舗や商店の営業がスタートしてきています。

スーパーや飲食店の近くに、大量の支援食料を持っていったり、炊き出しをしたりすると、商売のじゃまをすることになります。

支援食料や炊き出しは、あくまで、そうした手の届かないところ、地元の商売の邪魔をしないところを心がけたいです。

2、早稲田大学 平山郁夫記念ボランティアセンターの発信(2016.4.21)

早稲田大学が、学生に向けて呼びかけている情報です。

一部引用します。

『私たちがまず考えなくてはいけないことは、「被災された方々の生活が第一である」ということです。まだ、被災されたみなさんの生活状況が一定の落ち着きをみせないうちに、たとえ善意で現地に赴いたとしても、食糧や飲料水、交通手段、宿泊施設等の確保もままならず、結果として被災されたみなさんに迷惑をかけることになってしまうとすれば、著しい本末転倒です。』

『だからこそ、みなさんは、冷静に、そして状況を的確に判断してください。また、特に拙速な行動は慎むようにしてください。震災支援では、地震が起きた直後だけでなく、これからの長い時間にわたる復興の時期こそに大学生ボランティアがやれることがたくさんあります。』

詳しくはこちらに載っています。
http://www.waseda.jp/inst/wavoc/news/2016/04/21/1780/

3、避難所へ支援物資を取りに来られない方への配慮

すべての人が避難所で暮らしているわけではありません。

また、すべての人が、避難所に届いた支援物資を取りにこられる状態にあるわけではありません。

足が悪くて来られなかったり、疾病で来られなかったりする方がいらっしゃいます。

ペットや子どもが一緒だから、遠慮して避難所には入らない方もいらっしゃいます。

避難所に支援物資おろしたから一件落着ではない。

いわば「弱者」の状態の方への配慮が現地で必要です。

4、自宅避難の方への配慮

阪神淡路大震災や東日本大震災のときには、自宅避難者が避難所へ食べ物を取りに来ると、拒まれる、という事態もありました。家が残った者と、崩壊した者とで、「あの人は家があるのに・・」といった心情的なギャップが生まれてしまいます。

一部崩壊した自宅で避難している方が、避難所へ取りにいきづらい・・・という事態がもし発生しているなら、その方への配慮も必要と思います。

具体的には、3.11のときには、避難所だけでなく、崩壊したコンビニの跡地や、閉店してしまった店舗などで、青空市の無償版みたいな形で支援物資を配ったりしました。

そうすれば、自宅避難の方が、避難所暮らしの方に遠慮して物資を受け取ることができない・・・という悩みがすこし解消されます。

5、外国籍の方への配慮

忘れがちです。

熊本市内に、外国籍の方向けの避難所が開設されたという情報がありました。

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その後、報道されるのは、主に日本人だけ。

外国籍の方の情報はほとんど聞いていません。

日本へ旅行に来て、たまたま被災された外国籍の観光客の方は、無事でしょうか。

気になっています。

6、筋力が落ちるのでタンパク質が必要

3.11で被災された方が、「タンパク質が思うように食べられないのと、運動をしなくなってしまうから、筋力が落ちたのを実感した。特に階段を上るときに感じる」とおっしゃっていました。

どうしても炭水化物に偏りがちな支援食ですが、魚の缶詰など、タンパク質も提供されているのを拝見しています。

ごはんだけでなく、ごはんのおかずになるものも必要ですね。

味が濃いものだと、今度はのどが渇くので、場合によっては、プロテインなどの栄養補助の食品をうまく活用できるとよいかもしれません。支援物資としては少ないのでしょうが・・・

7、ビタミン・ミネラルの必要性

再三、申し上げていることです。

発災直後に必要だったエネルギーから、一週間経ち、二週間経ち、一か月経ち・・・と、そのステージごとに、必要とされる栄養素が変わっていきます。

微量栄養素であるビタミン・ミネラルが不足すると、体調不良や口内炎、皮膚炎などが発生します。

知人の会社が、支援をしてくださるとおっしゃっていました。

栄養強化の食品ものぞまれます。

8、食物繊維の重要性

7に共通します。

充分な食物繊維や水分の摂取がないと、便秘になります。

運動量も落ちているでしょうし・・・

新鮮な野菜や果物もとりづらい状況ですから、なおさらです。

私がシリアルの会社に勤めていたときは、食物繊維とビタミン・ミネラルが網羅されたシリアルビスケットを支援食として提供させていただきました。最初は22万800食。次に23万9700食。数は、はっきり覚えています。

9、支援を熱狂的に短期的にやって終わりにするのではなく、長く地道に続けていくという視点

マラソンで、最初から飛ばし過ぎている感があります。

長期化する可能性があるので、細く、長く、支援を続けていく必要があります。

今回の地震で、この一週間に2回も赴き、現場の生の情報を伝えていらっしゃる、大阪大学大学院教授で宗教学者の稲場 圭信先生の情報が役にたちます。

「外部からのボランティアではなく、熊本、九州のボランティアで足りるでしょう。人手よりもむしろ、中長期的な支援体制の構築が課題です。」

10、支援は自己満足ではない

「やること」で満足し、物資を持っていくことに終始している支援も見受けられます。

支援は、あくまで、被災した方の日常生活によりそうものでなければなりません。

早稲田大学の発信のリンクをいま一度はっておきます。
http://www.waseda.jp/inst/wavoc/news/2016/04/21/1780/

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熊本市内のある避難所で消費期限が迫り捨てるほどご飯が余っているという状況

熊本市内のある避難所で、消費期限が迫り、捨てるほどご飯が余っているという状況。

被災地の状況は刻一刻と変わっていくため、最初の時期の情報のまま食料を集めて送ると、タイムラグが生じ、送り届けたときには「もう不要」ということも起こります。

また、食料が充分にある避難所と不足している避難所という格差の問題。

そして、自宅避難者が避難所に来る食料を取りにいきづらい、という悩み。

阪神淡路大震災や東日本大震災でも生じていました。

自宅避難の方にこころおきなく食料を受け取って頂くためには、避難所以外のところで配る配慮も必要かもしれません。

実際、3.11のときには、閉店しているコンビニや崩壊した店舗の跡地で食料を配る、「無償マルシェ」のような試みがありました。

Disaster relief efforts

堀潤さんの投稿
http://bylines.news.yahoo.co.jp/horijun/20160421-00056849/

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「物」にこだわる震災支援

3.11から5年1か月経ちます。毎月11日、宮城県石巻市の女性へ携帯メールを送ってやり取りしています。病気を抱えていらっしゃること、お子さんが巣立って一人で暮らしていらっしゃることなどから、精神的に、いたたまれなくなる時期があるようです。
先日、つらそうな状況のメールが送られてきました。メッセージを送ったら、「すごく気持ちが楽になり、涙がとまりません」と返信がきました。

3.11の震災から5年以上経って、なお、そのような状況です。
熊本・大分の地震に対し、自分の経験から役に立つ情報を伝えたいという強い思いがあります。その一方で、妙に冷めた気持ちがあります。なぜ、皆、熱狂的に「物」を送ろうとするのだろう。(ここで言うのは大口便ではなく、小口便)

私も3.11のときには「物」に強いこだわりがありました。
その女性とは「物」を介しての繋がりでした。3.11が発生し、22万800食の支援物資を手配した翌月4月、「宮城県の避難所で栄養不足発生」との報道がありました。新たに23万9700食の自社製品を準備し、トラックに載せてもらって現地まで行き、積み降ろし、会社のTwitterアカウントで「石巻運動公園に卸しましたのでお使いください」と知らせました。そのとき「個人でももらえますか?」」とTwitterで連絡してくださったのがその女性です。

私が市に連絡したところ、「個人には渡さないので避難所まで直接取りに来てもらってください」とのこと。彼女にはペットがいたので、崩壊した個人宅で避難していました。その上、移動手段(車)がありませんでした。平成16年の市町村合併で、村や町が統合し、市全体の面積は膨れています。移動手段がない人や、健康状態が悪くて歩けない人は、離れている避難所や市の中心部まで行くことができません。結局、私がいろいろ集めて宅配便を送り、後日、ボランティア休暇をとって、彼女が必要だとおっしゃる物資(ミニ扇風機や、頭を冷やすための枕など)を直接、現地まで持っていきました。

3.11では「物」とくに「食べ物」が運べなかったこと、そこに大量にあるのに必要な人に届けられないもどかしさを感じました。また、ほんの少し避難所の人数に足りないというだけで放置され、だめになることへの理不尽さなどを感じました。そんなもろもろで会社を辞めました。

だから、「物」を運ぼう、送ろう、と一途に尽力する人や組織の気持ちが少しわかります。傍観者ではなく、身を挺して支援する人や組織。それを社会に知らしめたいと強く思ったからこそ、日本PR協会のPRアワードグランプリにNPOとして応募し、プレゼンテーションしました。14団体の応募の中、最優秀賞を受賞し、それを機に団体のことをすこし知っていただくこともできました。

ただ、継続的に被災地に通っていると、しばらく経つと、大量に不要な「物」が支援物資倉庫にたまっている現実を何度も見てきました。結局は、その自治体で「ゴミ」として処理しなければならない。当時、私がいたフードバンクへ、被災地から「これ、こちらでは使わないのでそちらで使いませんか?」との申し出があった食料品もありました。

冒頭の女性は、「物も嬉しかったけど、自分のことを忘れずにいてくれるということが嬉しかった」とおっしゃっています。
今は皆熱心ですが、数年経ってなお、熊本のことを思い続ける人は、はたしてどれほどいるのでしょう。そこまで気持ちを長く持ち続けられるのでしょうか。実際、3.11だって、「もう5年も経った」と忘れかけてた人は多いのではないでしょうか。

国や大きな組織には、一人ひとりの個人を観ることがとても難しい。でも、彼らは大きな力を持っています。大量の物資を運ぶ手段も持っている。

逆に個人は、大きな力はないけれど、一人ひとりに寄り添うことのできる細やかさを持っています。

短期的に送る「物」も大事だけれど、長期的に一人ひとりに寄り添う気持ち、それを長く持ち続けることも大事なのではないか、と感じています。

(物を送るのがだめだと言いたいのではなく、小口が大量に来すぎると、たくさんの人に過剰に負荷をかけ過ぎてしまうし、大量のゴミも出てしまうし、素人では判断つかない部分も多いので、そこは 大口 = 専門家や震災支援に長けたプロ集団  にゆだねる冷静な判断も必要では、ということです)

(写真は、2014年10月、熊本の東海大学で開催された日本広報学会研究発表大会に参加したときのもの。青年海外協力隊の同期の皆にも会いました)

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【熊本・大分の地震、必要な情報あればシェアお願いします(第六弾)】熊本市がボランティア募集4月22日〜

【熊本・大分の地震、必要な情報あればシェアお願いします(第六弾)】

Disaster relief efforts for Kumamoto & Oita earthquake occurred on the 14th 

(避難者数:4月20日あさ5時現在で12万4,000名 NHKラジオ 5:00am台の報道による)

追記(2016.4.20 9:26am)
熊本市がボランティアの募集を始めました!
熊本市災害ボランティアセンター
○設置期間 平成28年4月22日(金)~ニーズ終了まで
○設置場所 (仮称)花畑広場(熊本市中央区花畑町7番10号)
○開設時間 午前9時~午後4時
○ボランティアセンター(本部) 電話096-288-2748
○熊本市社会福祉協議会(代表) 電話096-322-2331

http://www.city.kumamoto.jp/hpkiji/pub/detail.aspx?c_id=5&type=top&id=12533

1、支援食料を運ぶだけでは不足! 発災から一週間近く経ち、ステージが変更しているので「質(栄養学)」を考慮すること 被災した方の健康状態や体調まで配慮した食の支援が必要!

3.11のとき痛烈に感じたことです。炭水化物に偏りがちでビタミン・ミネラルが不足し、口内炎や皮膚炎、体調悪化などが発生していました。翌月には「宮城県の避難所で栄養不足発生」と報道され、私はそれを機に宮城県石巻市の避難所までトラックで支援食料を持っていきました。

3.11の2か月後に開催された日本栄養・食糧学会 第65回大会でも、災害時に必要な栄養素がステージごと(日数経過ごと)に変化していくことが議論されました(於:お茶の水女子大学)。

http://www.jsnfs.or.jp/news/news_20110928.html

宮城大学で食品学・栄養学を研究している石川伸一先生も「災害直後の食事は絶対”量”が必要であるが、”質”が伴わないと即座に体調悪化に繋がる」とおっしゃっています。

石川伸一先生のブログ
http://yashoku.hatenablog.com/entry/20120306/p2

石川伸一先生のTwitter
https://twitter.com/yashoku_nikki/status/721851402792767488

株式会社ヘルシーパス代表取締役の田村 忠司さんは、自社製品であるサプリメントを被災地へ向けて手配してくださったそうです。田村さんは、3.11のときにも、私にすぐ連絡くださり、サプリメントを手配して下さいました。石巻専修大学学長(当時)の坂田隆先生にお渡しし、石巻の小中学校で活用して頂きました。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1013316025413881&set=a.125953627483463.32216.100002064805460&type=3&theater

2、3.11時にはアレルギーの子どもが支援食を食べてショック症状!を起こしてしまいました。そのような事態を防ぐため、卵や小麦などのアレルゲンを除いた食品を、国立病院機構熊本医療センターが数量限定で無料配布しているそうです(なくなり次第、配布終了)。(NHK 2016.4.17 報道による)

http://www3.nhk.or.jp/ne…/html/20160417/k10010485611000.html

国立病院機構 熊本医療センター 096-353-6501
860-0008 熊本市中央区二の丸1-5
http://www.nho-kumamoto.jp

アレルギー支援ネットワークが、アレルギーを持つお子さん(被災した方)の食の相談を受け付けています。
http://bit.ly/20Vi1Of

3、熊本地震に対し外食産業が支援できること(Facebookグループ:公開)
外食産業に関わる人たちで地震の被災地を支援しよう!という動きがあります。こちらに、炊き出し情報や、購入する・飲食することで支援できる情報が集まっています。私もメンバーに入れて頂きました。

https://www.facebook.com/groups/1398808997093311/

東京・銀座にある銀座熊本館では、熊本の商品を購入することで、間接的に応援することができます。銀座5−3−16
http://www.kumamotokan.or.jp

銀座・おおいた情報館 銀座2−2−2
http://www.pref.oita.jp/soshiki/10101/

4、置き引きや盗難・空き巣が熊本県内で発生
(2016.4.20 5:33amと6:05am NHKラジオで報道)
熊本県内で14件の被害が発生しています(熊本市6件、益城町5件、ほか)。うち9件は、店舗や住宅の空き巣、残りが避難所での置き引きなどだそうです。現金60万円の盗難や携帯電話・貴金属の被害があり、警察官が24時間態勢で警戒しています。もしお知りあいの方が避難していたらお知らせください。

5、エコノミークラス症候群で亡くなる方が・・・予防策は?
車中で6日間、同じ姿勢で避難していた51歳の女性が亡くなってしまいました。今回は余震が何度も起こるため、家ではなく、車中で避難している方がいらっしゃるので、要注意です。ふくらはぎをもむ、水分を充分摂るなどが必要です。同じ姿勢で居続けることで、血栓ができ、肺の血管が詰まり、呼吸困難や動悸を引き起こしてしまうのが原因です。

エコノミークラス症候群の原因と予防法(大塚製薬株式会社)
http://www.otsuka.co.jp/health_illness/jama/dvt/

エコノミークラス症候群の予防について(熊本県)
http://www.pref.kumamoto.jp/kiji_15446.html?type=top

6、住まいの支援
4月20日朝5時現在、12万4000名の方が避難していらっしゃるそうです。各都道府県や市区町村が、県営住宅や市営住宅など、無償での住まいの提供を申し出ています。

福岡県
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/jutakushien.html

福岡市
http://www.city.fukuoka.lg.jp/bousai/kumamotozisin.html

北九州市
http://www.city.kitakyushu.lg.jp/ken-to/07300030.html

宮崎県
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/…/…/sumai/20160418151059.html

鹿児島県
https://www.pref.kagoshima.jp/…/kariru/kenei/28kumamoto.html

兵庫県(時事通信  2016.4.19報道による)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016041900932&g=soc

7、大学キャンパスの避難所としての開放
3.11のときには坂田 隆さんが、石巻専修大学学長(当時)として、タイムリーな判断をくだし、石巻ボランティアセンターがキャンパス内に設置され、震災翌月にも国内外のボランティアがテントで寝泊まりする拠点となっていました。
今回は、東海大学が、熊本キャンパスのグラウンドと、阿蘇キャンパスの体育館を避難所として開放しています。(2016.4.19 15:30現在、大学公式発表)
http://www.u-tokai.ac.jp/emergency/detail/191600.html

熊本県立大学は、震災2日後の4月18日正午に避難所機能を閉鎖しました。(毎日新聞夕刊 2016.4.18付)
http://mainichi.jp/articles/20160418/dde/041/040/018000c

8、郵便・佐川急便・ヤマト運輸 熊本への荷物受け荷 再開(ただし、制限あり)
3.11のときは、できるだけ個人の方に渡すようにしていました(避難所での大量の小口荷物の開梱・仕分けは人手が足りず、とても大変)

佐川急便 2016.4.18発表
http://www.sagawa-exp.co.jp/information/detail/78/

日本郵便 2016.4.19発表 (19日9時よりゆうパック再開)
http://www.post.japanpost.jp/…/productinf…/2016/0419_02.html

ヤマト運輸 2016.4.19発表
http://www.kuronekoyamato.co.jp/info/info_1604_notice.html

9、女性に配慮した「KYOTO わたしの防災ノート」
避難生活で、女性特有の問題で苦労があります。女性の立場から、いざというとき何が必要か、減災や防災の情報をまとめた「防災ノート」がインターネット上からダウンロードして頂けます。
ひきた よしあき さんが紹介して下さっていました。

KYOTO わたしの防災ノート
京都のウィングス京都にて配布中だそうです(事業企画課 075-212-8013)
http://www.wings-kyoto.jp/publish/info/

PDF版のダウンロードはこちら
http://www.wings-kyoto.jp/publish/docs/kyotobousai.pdf

10、義援金と支援金の違いとは?
多くの方が「義援金」しかご存知ではないかもしれません。私も3.11のとき、初めて違いを知りました。それぞれのメリットを知った上で、どちらに寄付するかを決めるとよいと思います。

義援金・支援金の違いとは?(Yahoo! JAPAN)
http://shinsai.yahoo.co.jp/donation/

<これまでのまとめ>
これまで配信した情報は次の通りです。Facebookでシェアして頂いたみなさま、ありがとうございます。(2016.4.20 8時8分現在)

第一弾(シェア1463件)3.11食支援の経験から必要な10か条「行政の方へ、現場の方へ、食品企業の方へ」(2016.4.16)

http://iderumi.com/?p=3243

Facebookの投稿
https://www.facebook.com/rumiide/posts/1089743814421209

第二弾(シェア113件)必要と思われる10か条「炊き出しおよび支援物資集積地点」(2016.4.17)

http://iderumi.com/?p=3254&

Facebookの投稿
https://www.facebook.com/rumiide/posts/1090328497696074

第三弾(シェア344件)熊本震災支援に必要な5ポイント「個人の方は物資を送らないで!水が必要な方ここへ!」(2016.4.18)

http://iderumi.com/?p=3269&

Facebookの投稿
https://www.facebook.com/rumiide/posts/1090888477640076

第四弾(シェア73件)国と食品企業が手配した食料(2016.4.18)

http://iderumi.com/?p=3280&

Facebookの投稿
https://www.facebook.com/rumiide/posts/1091155927613331

第五弾(シェア50件)熊本地震「賢い」支援をするために 善意を届ける前に考えてほしいこと (2016.4.19)

http://iderumi.com/?p=3284

Facebookの投稿
https://www.facebook.com/rumiide/posts/1091553507573573

第六弾 熊本市がボランティア募集始めました!日本郵便・佐川急便・ヤマトも熊本への配送開始(2016.4.20)

http://iderumi.com/?p=3291

Facebookの投稿
https://www.facebook.com/rumiide/posts/1091553507573573

(積み降ろしをしている写真は、3.11の翌月、23万9700食を積んでトラックで石巻専修大学で支援物資を荷下ろししているときのものです。箱を運んでいるのは、2011年4月、支援物資の仕分け作業のボランティア。箱詰めされているものは、2011年6月当時、南三陸へ送ったもの)

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支援物資箱詰め_201104

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熊本・大分の地震、必要な情報あればシェアお願いします(第五弾)

【熊本・大分の地震、必要な情報あれば、シェアお願いできれば助かります(第五弾)】
Disaster relief efforts for Kumamoto & Oita earthquake occurred on the 14th

1、熊本県(県庁)が4月18日(月)16時に発表した支援食料
熊本県庁などへ運搬されるそうです。詳細は下記リストに示しましたのでご参照ください。

熊本県ホームページ
第8回政府現地対策本部会議・第11回災害対策本部会議資料

http://www.pref.kumamoto.jp/common/UploadFileOutput.ashx?c_id=9&id=20&set_doc=1

2、農林水産省が仲介し食品企業が手配した食料(4月18日分 36万食)
17日時点で13万食、18日時点で36万食です。提供企業および商品、数量のリストは下記ご参照ください。
農林水産省ホームページ 18日19時25分付
http://www.maff.go.jp/…/…/160414/kumamoto/pdf/bri_160418.pdf

3、熊本地震「賢い」支援をするために 善意を届ける前に考えてほしいこと
直井 勇人さんが紹介してくださっていた記事です。この冷静さが必要と思います。直井さん、ありがとうございました。

<下記、一部引用>
善意が現地への負担にならないようにするためには、「賢い」支援のあり方が必要とされています。「○○が△△で必要とされています」というソーシャルメディア上の書き込みを見て、即、行動することは控えましょう。
「困っている人のところに届けたい」という気持ちはとても重要です。でも、その善意が支援の妨げとならないためには、次のような点を調べ、検討した上で、最適な方法を選ぶことが支援したいと願う方にも求められています。(後略)

記事はこちら
http://bylines.news.yahoo.co.jp/kimurama…/20160419-00056770/

4、阪神・淡路大震災で被災された澤田圭さん
震災で被災された当事者の方から「実際に行動できるエネルギーは素晴らしい!でも今はぐっとその援助を我慢して!」というお願い。
澤田圭さんのTwitter
https://twitter.com/keisawada

5、”常時は非常時のように 非常時は常時のように”

今朝思いついた言葉です。

アルフレッド・マーシャルの言葉、
“Cool head, but Warm heart” にも通じるでしょうか。

冷静な頭脳とあたたかい心
http://www.jil.go.jp/column/bn/colum032.html

あまりに熱くなり過ぎて動き回っているのもどうかと思うし、
かといって、あまりに冷静過ぎて傍観しているのもどうかと思う。

支援物資を送ろう、運ぼうと、皆が必死になるのはわかります。私も3.11のときはそうでした。

ただ、いったん大震災が起きてしまえば、運送手段が断絶します。東日本大震災の経験で、痛いほどわかっているはずです。郵便や宅配便で運べなくなる、道路が崩壊する、交通手段がストップする、ガソリンが不足する、などの事態が発生し、近隣からしか物資を容易に調達することはできなくなります。あのときもそうでした。

だからこそ、常時から備えをしておかなければならない。3.11から5年間も時があったのに、「非常時」に備えた充分な「備え」が、果たしてなされていたのだろうか、ということを疑問に思います。物だけではなく、行動も、です。

常時は非常時のように
非常時は常時のように

<以下、熊本県および農林水産省が仲介している支援食料リスト>
——————————————————-
<熊本県が発表している物資>
イオン九州(株)より飲料水(500ml) 100,000本
(株)イズミよりパン19,000個、飲料水(500ml)19,000本、おにぎり4,300個
ローソンより弁当・おにぎりなど4,000個
サントリーフーズ株)より飲料水(500ml)130,000本
西友よりおにぎり1,500個、乾パン240個、お茶(2リットル)10,000本、飲料水(2リットル)33,000本
熊本県パン恊同組合よりパン14,000個
恊働組合ディアライズグループ(食料品、内容不明)
ファミリーマート(確認中)

以下、農林水産省から配信されている支援食料一覧です。
—————————-
熊本地震に係る支援物資の供給予定(4月18日分)36万食(17日の13万食の詳細は昨日の投稿参照)
(農林水産省 4月18日15時現在)(担当部署は農林水産省食料産業局企画課 (03-3502-5742)

農林水産省ホームページに掲載

佐賀県鳥栖(とす)流通センターへの到着数量、輸送手段、到着時刻について

1、パン 150,000食
オイシス5,000食 18日12時30分発送済み
木村屋総本店 10,000食 15時発送済み
神戸屋 20,000食 14時発送済み
敷島製パン 40,000食 14時発送済み
タカキベーカリー 5,000食 12時発送済み
第一屋製パン 4,000食 14時発送済み
フジパン 22,000食 11時45分 一部発送済み
山崎製パン 44,000食(自社調達トラック)18日12時30分到着済み

2、カップ麺 154,000食
日清食品 154,000食 (国交省に依頼)18日12時発送済み

3、おにぎり 51,000食
山崎英パン 40,000食(自社調達トラック)18日8時到着済み
炊飯協会  11,000食(自社調達トラック)
のぼる    2,500食(自社調達トラック)18日12時発送済み
どんどんライス 5,000食(自社調達トラック)20時発送
ヨコヤマ    2,500食(自社調達トラック)19時発送
北九炊飯    1,000食(自社調達トラック)12時発送済み

4、パックご飯  10,000食
佐藤食品     10,000食(自社調達トラック)15時到着済み
越後製菓     48,000食(19日未明到着)

5、水
サントリー食品インターナショナル550ml 72,000本(自社調達トラック)18日9時到着済み
———————————-
熊本県が要請した支援物資の到着数量、輸送手段、到着時刻について
1、保存用パン(缶入り)
トクスイコーポレーション 7,680食(国交省依頼)18日9時発送済み
2、保存用パン(長期保存)
コモ 9,600食(国交省に依頼) 18日9時発送
3、水 2リットル  
財宝(垂水第一工場)19,896本(国交省に依頼)18日9時発送済み
ミツウロコビバレッジ(岐阜養老工場)60,000本(国交省に依頼)18日14時45分発送済み
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<これまでのまとめ>
これまで配信した情報は次の通りです。Facebookでシェアして頂いたみなさま、ありがとうございます。(2016.4.19 9時30分現在)

第一弾(シェア1455件)3.11食支援の経験から必要な10か条「行政の方へ、現場の方へ、食品企業の方へ」(2016.4.16)
https://www.facebook.com/rumiide/posts/1089743814421209

第二弾(シェア110件)必要と思われる10か条「炊き出しおよび支援物資集積地点」(2016.4.17)
https://www.facebook.com/rumiide/posts/1090328497696074

第三弾(シェア299件)熊本震災支援に必要な5ポイント「個人の方は物資を送らないで!水が必要な方ここへ!」(2016.4.18)
https://www.facebook.com/rumiide/posts/1090888477640076

第四弾(シェア55件)国と食品企業が手配した食料(2016.4.18)
https://www.facebook.com/rumiide/posts/1091155927613331

(写真は、農林水産省と熊本県が18日付で配信した支援食料リストと、熊本市に設置された外国人向けの避難所情報、赤いエプロンのは、3.11当時、トラックで石巻運動公園まで支援食料23万9700食を持ってきたとき)

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