体育会  お茶の水女子大学での思い出

大学時代、体育会に入ってた方ってどのくらい いらっしゃるのかしら。

私は典型的文科系。小学校時代は料理・手芸クラブ、中学校時代はブラスバンドでクラリネット(&パーカッション)担当でした。

高校では一念発起、バドミントン部に入ったものの、亡父の転勤で福岡県立から千葉県立に編入。一般の高校入試と違い、編入試験は「転勤族の子ども」が殺到します。特に千葉県船橋市は東京のベッドタウンで転勤族が多く、倍率がとてつもなく高い試験でした。高校での転校は、思春期の私にとって、小中学校の(転校の)ときより心身のエネルギーを費やす出来事で、転校と同時に部活はあきらめてしまいました。

大学では、高校で部活を続けられなかったことへの後悔から「何かひとつは最後まで続けよう!」と決意、ワンゲルや箏曲、なぎなたなど、さんざん迷ったあげく、体育会硬式庭球部に入りました。月木以外は毎日テニスの日々(火水金土日)。

奈良女子大学は、もう一つの国立の女子大学であるお茶の水女子大学と、互いに「お茶大戦」「奈良女戦」と呼ばれる対抗試合をする部が多く、硬式庭球部も、会場を年ごとに奈良・東京と変えて、対抗試合をしていました。

写真は、お茶の水女子大学で、お茶大戦をしたときの写真です(一番左)。日焼けで茶髪、頭皮の中まで焼け、肌も真っ黒。

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先日、お茶の水女子大学に呼ばれて講演した際、この写真をパワポでお見せしたら「テニスコート、すぐそこにありますよ」ということで、懐かしのテニスコートで記念写真を撮ってきました。写真を見ながら、この写真を撮った場所はどこだろう?と、いくつか場所を変えて撮ってみたのですが、完全に一致する場所が見つからず・・・・

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正門の地図で確認したところ、お茶大のキャンパスには、テニスコートが3箇所にあるようです。次回、キャンパスへ行く機会があれば、別のテニスコートも見てこようと思います。

体育会や青年海外協力隊は、心身のエネルギーを費やすものですが、そこで培われた(であろう)体力や精神力が、案外、仕事生活では役に立っているのかもしれません。






素直な自分を素直でなくさせる環境も人も食べものも毒

久松農園の久松さんから頂いた書籍。

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もともと、久松さんが、Facebookで、下記のようなことをおっしゃっていたので興味を持ちました。

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40歳手前くらいで変化を余儀なくされ、震災で変化の受け入れが加速しました。
その頃、蓮村さん(蓮村誠さん)の本に出会ったのは大きかったかな。
「素直な自分を素直でなくさせる環境も人も食べ物も ”毒” 」という考え方に納得しました。
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そこでの久松さんとのやり取りから、本を贈っていただくことになり、さらには野菜とかき餅を購入させて頂き。

タイトルに関して、私の解釈はこうです。

いくら世間一般に「よい」と言われているものであっても、自分にとってあわなければ、それは「よい」どころか、毒になる。

環境も、人も、食べものも。

学校や職場も同じではないでしょうか。

世間一般で「よい」とされている学校や職場でも、あわなければ、それは、「よい」どころか「毒」となる。

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少数派や遺された人、棄てられた人に思いを馳せる

14日(金)の経営者朝会のプレゼンを終え、岡山に入っておいたお陰で、15日(土)の岡山市主催シンポジウムの講演とファシリテーター、設立総会での講演という3つの予定に穴を空けることなく済みました。雪のシーズンなので、当日もし行けなかったら多くの方に迷惑がかかると思い、前日に入っておいて良かったです。ただ、雪で大変だった方には申し訳ない気持ちです。

特急しなの24号が立ち往生し、乗客が車中2泊した後、32時間後くらいに動き始めた件。住民の方が食料調達に動いていたり、除雪作業の方が尽力したり・・・といったことは、報道されていないようです。

特急しなの24号が立ち往生
http://kabumatome.doorblog.jp/archives/65782537.html

15日付朝日新聞オピニオン面に、映画監督の是枝裕和さんのインタビュー特集記事「二分法の世界観」があり、何度も繰り返し読みました。

『日本では、多数派の意見がなんとなく正解とみなされるし、星の数が多いほうが見る価値の高い映画だということになってしまう』

『(貴乃花が武蔵丸との優勝決定戦に勝ち、当時の小泉首相がよく頑張った!感動した!と貴乃花を褒めたことに対し)あの時、この政治家嫌いだな、と思ったんです。なぜ武蔵丸に触れないのか。(中略)武蔵丸や彼を応援している人はどんな気持ちだったのか。そこに目を配れるか否かは政治家として非常に大事なところです。しかし現在の日本政治はそういう度量を完全に失っています』

『得票率6割で当選した政治家は本来、自分に投票しなかった4割の人に思いをはせ、彼らも納得する形で政治を動かしていかなければならないはず』

『ロシア人の記者に”君は気づいてないかもしれないが、君は遺された人々、棄てられた人々を描いている。それが君の本質だ”って言われたことがあります。で、確かにそうだった。ずっと”棄民”の話をとりたいと思っていたから』

『僕が映画を撮ったりテレビに関わったりしているのは、多様な価値観を持った人たちが互いを尊重しながら共生していける、豊かで成熟した社会をつくりたいからです』

多数派を尊び、少数派を切り捨てる、そんな世の中ではなく、マイノリティを尊重し、共生できる、成熟した社会を創っていきたいものです。






名刺と肩書きと自動振込みの“三点セット”に甘んじるリスク  ー授かった命を大切に

大学院で受講していた「アカデミック・イングリッシュ」の最終講義が昨日終わりました!複数の英会話学校のネイティブの先生が大学院へ出張授業してくれるというものです。私の最後の発言は、”We call Muttsuri-Sukebe in Japanese(日本語ではむっつりスケベと言います)“になってしまいました・・。

今回のアカデミック・イングリッシュは8人クラスで、昨晩参加したのは5人。毎週、院生が持ち寄ったテーマについて議論するという内容で、昨日は「同性同士の結婚」というテーマ。ネイティブの先生が「日本はコンビニに男性向け雑誌が平気で置かれ、そこらじゅうに性が氾濫していて関心はあるのに、同性同士の結婚や同性愛といった性の話題については議論しない。このギャップはなぜ?」とおっしゃったので、「本音では興味があるのに表面上は関心がないふりを装う」という意味での発言でした。全員に爆笑されました。

論文やプレゼンテーションを英語で難なくこなせる実力をつけたい、という目的で受けましたが、わかったことは「“英会話クラスに通っている”という安心感に甘んじていても、英語の現場力は上達しない」という現実でした。

これと似たようなことは、仕事でも起きていると感じます。「とりあえず」名刺を見せておけば相手も納得するし、それなりの肩書きと組織の看板さえあれば相手の信用も(一瞬)得られ、「とりあえず」勤めておけば、給与が毎月自動的に振り込まれ、生活はできる。でも「どこどこに勤めています」ということ=(イコール)「その組織で成果を発揮できています」ということではないですよね。自戒を込めて。

起業した人は別として、雇用された人は、属する組織の信頼性は、創業者とこれまで勤めてきた人が築き上げたものである、という謙虚な気持ちを持つことが必要と感じます。

写真は、「アカデミック・イングリッシュ」の最終講義を終えて、ささやかな祝杯をあげようかなとふらっと立ち寄った、大学キャンパス内のバー。

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1回目の来店時に学生証を出しておけばメンバー価格になり、2回目以降は顔も名前も憶えていてくれるというおもてなしが嬉しく(リピーターを大事にしてくれる店が好き)、大学院の講義の後、すぐそこにあるという利便性も良く、仕事と大学院で予定が詰まってしまっているその隙間時間を縫って、何回通ったことか。

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昨晩はセンター試験の前日ということもあり、お客が少なく、店で一人の客になってしまった。・・と思っていたら、フランス人男性2名が入ってきたのでホッと安心。バーテンダーの方に、ウィスキーやリキュールの様々な種類を教えて頂いたりして、くつろいだ密度の濃い時間を過ごしました。

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大人数の場で表面的な話をするより、一人で飲んだりマンツーマンで飲んだりする方が、自分自身とも人とも深い話ができていいな、と感じています。

「とりあえず」会社に行く、学校に行く、飲み会に行く、ではなく、せっかく授かった自分の大切な命を無駄使いしないよう、一日一日の時間を意識し、深い時間の過ごし方をしたいです。

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上を向いて歩こう

海外に行くとよく耳にする、この曲。

「上を向いて歩こう」

日航機墜落事故を思い出して、せつなくなる。

でも、ふと、日本の今を見渡してみると、下を向いている人が多い。

通勤電車の中でスマートフォンの画面を見る人。

喫茶店やカフェで、下を向いている人。

本当に、上でなく、下を向いている人が多い。

みんな、もっと上を向こうよ!

「上を向いて歩こう」の唄を作った人は、そんな気持ちも少しあったのかもしれない。