14日(金)の経営者朝会のプレゼンを終え、岡山に入っておいたお陰で、15日(土)の岡山市主催シンポジウムの講演とファシリテーター、設立総会での講演という3つの予定に穴を空けることなく済みました。雪のシーズンなので、当日もし行けなかったら多くの方に迷惑がかかると思い、前日に入っておいて良かったです。ただ、雪で大変だった方には申し訳ない気持ちです。
特急しなの24号が立ち往生し、乗客が車中2泊した後、32時間後くらいに動き始めた件。住民の方が食料調達に動いていたり、除雪作業の方が尽力したり・・・といったことは、報道されていないようです。
特急しなの24号が立ち往生
http://kabumatome.doorblog.jp/archives/65782537.html
15日付朝日新聞オピニオン面に、映画監督の是枝裕和さんのインタビュー特集記事「二分法の世界観」があり、何度も繰り返し読みました。
『日本では、多数派の意見がなんとなく正解とみなされるし、星の数が多いほうが見る価値の高い映画だということになってしまう』
『(貴乃花が武蔵丸との優勝決定戦に勝ち、当時の小泉首相がよく頑張った!感動した!と貴乃花を褒めたことに対し)あの時、この政治家嫌いだな、と思ったんです。なぜ武蔵丸に触れないのか。(中略)武蔵丸や彼を応援している人はどんな気持ちだったのか。そこに目を配れるか否かは政治家として非常に大事なところです。しかし現在の日本政治はそういう度量を完全に失っています』
『得票率6割で当選した政治家は本来、自分に投票しなかった4割の人に思いをはせ、彼らも納得する形で政治を動かしていかなければならないはず』
『ロシア人の記者に”君は気づいてないかもしれないが、君は遺された人々、棄てられた人々を描いている。それが君の本質だ”って言われたことがあります。で、確かにそうだった。ずっと”棄民”の話をとりたいと思っていたから』
『僕が映画を撮ったりテレビに関わったりしているのは、多様な価値観を持った人たちが互いを尊重しながら共生していける、豊かで成熟した社会をつくりたいからです』
多数派を尊び、少数派を切り捨てる、そんな世の中ではなく、マイノリティを尊重し、共生できる、成熟した社会を創っていきたいものです。
先日の岡山でのシンポジウムでは、ご挨拶させて頂きありがとうございました!
この記事、すごく共感できます。私も世の中の多数派の意見に流されないようにしてきたつもりです。
スポーツも大好きでよく観戦しますが、「フォーカスされていない」部分、どちらかと言えば敗者や日陰の存在である人の言葉や気持ちを汲み取ろうとします。それは、とても大切なことだと思っています。
いろんな意見を尊重し、認め合うこと。今より少しでもそういった意識を持つ人々が増えるといいですね。
「そういうのもアリ!」って感じで。
こちらこそ、聴きにいらして頂いてありがとうございました。
社会的に弱い立場の方を慮ることや、少数派の意見を聴く、という姿勢、大切にしていきたいですね。