名刺と肩書きと自動振込みの“三点セット”に甘んじるリスク  ー授かった命を大切に

大学院で受講していた「アカデミック・イングリッシュ」の最終講義が昨日終わりました!複数の英会話学校のネイティブの先生が大学院へ出張授業してくれるというものです。私の最後の発言は、”We call Muttsuri-Sukebe in Japanese(日本語ではむっつりスケベと言います)“になってしまいました・・。

今回のアカデミック・イングリッシュは8人クラスで、昨晩参加したのは5人。毎週、院生が持ち寄ったテーマについて議論するという内容で、昨日は「同性同士の結婚」というテーマ。ネイティブの先生が「日本はコンビニに男性向け雑誌が平気で置かれ、そこらじゅうに性が氾濫していて関心はあるのに、同性同士の結婚や同性愛といった性の話題については議論しない。このギャップはなぜ?」とおっしゃったので、「本音では興味があるのに表面上は関心がないふりを装う」という意味での発言でした。全員に爆笑されました。

論文やプレゼンテーションを英語で難なくこなせる実力をつけたい、という目的で受けましたが、わかったことは「“英会話クラスに通っている”という安心感に甘んじていても、英語の現場力は上達しない」という現実でした。

これと似たようなことは、仕事でも起きていると感じます。「とりあえず」名刺を見せておけば相手も納得するし、それなりの肩書きと組織の看板さえあれば相手の信用も(一瞬)得られ、「とりあえず」勤めておけば、給与が毎月自動的に振り込まれ、生活はできる。でも「どこどこに勤めています」ということ=(イコール)「その組織で成果を発揮できています」ということではないですよね。自戒を込めて。

起業した人は別として、雇用された人は、属する組織の信頼性は、創業者とこれまで勤めてきた人が築き上げたものである、という謙虚な気持ちを持つことが必要と感じます。

写真は、「アカデミック・イングリッシュ」の最終講義を終えて、ささやかな祝杯をあげようかなとふらっと立ち寄った、大学キャンパス内のバー。

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1回目の来店時に学生証を出しておけばメンバー価格になり、2回目以降は顔も名前も憶えていてくれるというおもてなしが嬉しく(リピーターを大事にしてくれる店が好き)、大学院の講義の後、すぐそこにあるという利便性も良く、仕事と大学院で予定が詰まってしまっているその隙間時間を縫って、何回通ったことか。

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昨晩はセンター試験の前日ということもあり、お客が少なく、店で一人の客になってしまった。・・と思っていたら、フランス人男性2名が入ってきたのでホッと安心。バーテンダーの方に、ウィスキーやリキュールの様々な種類を教えて頂いたりして、くつろいだ密度の濃い時間を過ごしました。

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大人数の場で表面的な話をするより、一人で飲んだりマンツーマンで飲んだりする方が、自分自身とも人とも深い話ができていいな、と感じています。

「とりあえず」会社に行く、学校に行く、飲み会に行く、ではなく、せっかく授かった自分の大切な命を無駄使いしないよう、一日一日の時間を意識し、深い時間の過ごし方をしたいです。

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