4月1日、今日から仕事に就く方へ

やったことが即、成果に出ることは少ないと思います。今、がんばってることは、今すぐには結果が出ない。右肩上がりに一直線に成長していくというのも少ない。踊り場が来たり、谷底に落ちたり。そこで「結果出ないから」とすぐ諦めるんじゃなくて、踊り場を耐えられるかどうか。

今はボタンを押せばすぐになんでも手に入る世の中だから、パッと結果を得られないとすぐ放棄する人が多いかもしれないけど、「待つ」楽しみを味わって欲しい。仕事って、自分の持てるものを活かして社会によい影響を与えていけるものだから、とっても楽しいです。男女問わず、楽しんで仕事する人が増えるといいな。

どんな組織に所属したとしても、”大樹” に寄りかかり過ぎず甘え過ぎず、自分自身ですっくと立つ自立精神を常に持って欲しい。前例のないことにこそチャレンジしてほしい。前例を壊すのは楽しいぞ。応援しています!プレゼントはお花!

Message for new employees

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明日4月1日から就職する方へ

明日4月1日から就職する方も多いでしょう。私は大学4年次、サントリー(株)へ就職しようと思っていました。ビールが飲めると思ったからです。というのは半分冗談で(半分本当で)所属していた食品化学研究室の1年先輩が就職していたからです。4年の4月に履歴書を出したものの、大学1年次に父が亡くなっており、小さい弟と暮らしていた母が「大学出たら(関西から)関東に戻って欲しい」と切望したため、大阪に本社があるサントリーは泣く泣く諦め、東京に本社があるライオン株式会社に入社しました。配属は研究所でした。担当はスキンケア。目尻のしわの経時変化を見るため、前任者がとっていたもの(n=10)から一気にデータ数を10倍に増やし、20〜50代男女(n=100)を集め、しわレベルや皮膚の水分量・皮脂量などのデータをとり続けたことは、いまでも私の土台となっています。
ライオン退職後、国際協力機関(青年海外協力隊)や外資系食品企業、NPO、大学など、様々な組織でキャリアを積んでくる中で、ライオン(株)からキャリアをスタートできたことは本当に恵まれていました。なぜなら・・・
続きは、来週4月7日、お茶の水女子大学大学院で「キャリア開発特論」の講義の中でお話します。これまでのキャリアの経験について語る予定です。昨年2014年に続き、2度目です。Give a lecture on my career path at Ochanomizu University
 2014年度 お茶の水女子大学大学院 文部科学省 大学間GP
  「大学間連携共同教育推進事業」「キャリア開発特論」
    http://dpsc.cf.ocha.ac.jp/DPSC/news/2014/04/08/1009/
先日、6月20・21日に開催される内閣府「食育推進全国大会」の「食品ロス」でファシリテーターを務めるため、会場となる両国へ行ってきました。両国駅前のライオン(株)東京支店や奥に見える本社を見て、データをとっていた当時を思い起こしました。伝えたかったのは、たとえ最初の勤め先がたまたま決まったものだったとしても、その人らしい職業人生を創り出すことはできるということです。明日4月1日からキャリアをスタートするみなさん、応援しています!

今日は大学院の修了式・学位授与式ー大学へ行くことが叶わなかった母へ

今日は大学院の修了式・学位授与式です。私の母は三人兄弟の末っ子で、家が貧しかったため、大学に進学することが叶いませんでした。「大学で学べることは幸せだ」という母の想いを、無意識のうちに受けていたかもしれません。私が高校卒業し、大学入学してすぐ父が亡くなりましたが、奨学金を受けて無事卒業することができました。食物学科の学部時代は大学院など思いもよらなかったのに、社会に出てから栄養学・農学と2つもの大学院に通うことになりました。年数にして8年間、大学にして3つめ。今回の修士課程では、NPOという初めての職場でいくつもの仕事に忙殺されることを言い訳に、時間切れの状態でなんとか論文を間に合わせる体たらく。先生や同級生たちに助けて頂いて、ようやくここまでたどり着くことができました。
そんな出来の悪い生徒であっても、母から「誰にでも出来る親孝行ではない、嬉しいよ」とメールが届きました。お金や物ではないもので喜んでもらえる親孝行が少しでもできてよかったです。「春が来る」とは言うけれど、自分の気持ち次第で、「春を呼びこむ」こともできるのかなと思ったりします。長野から届いたふきのとうでふき味噌をつくり、パンを焼きました。修了式の今日、母を大学院のキャンパスへ招きます。母が通えなかった大学を体全体で感じてもらえるといいなと願っています。 completion ceremony of graduate school

他人がつくったイベントに踊らされる前に

青年海外協力隊として赴任したフィリピン。
クリスチャンの方たちの、
クリスマスに対する思いは、
すさまじいものがあった。
9月からクリスマスの飾り付けが始まり、
街にはクリスマスソングが流れる。

いわゆる”ber”monthの4ヶ月間は、
ずーっとクリスマス。

September,
October,
November,
December.
銀行の窓口も、郵便局も、
みんなが心待ちにしているクリスマス。
クリスチャン人口が世界第3位のフィリピンならではの風潮である。

翻って、日本のクリスマスを考えると
本当に恥ずかしくなった。
クリスチャンの人ならともかく
クリスマスの本来の意味すらよくわかっていないのに、
世間で騒がしくなれば
ケーキを買い、
プレゼントを買う。
チキンなんて本来クリスマスに全く関係ないのに、
鶏肉を買う。
外国籍の何人もが、
日本人がクリスマスにチキンを食べるのだけは
おかしい、許せない、と言う。

バレンタインデーしかり、ホワイトデーしかり。
いくら受け取るチョコの数の多さを誇っても、
本命チョコでなければ
それはただ
たまたま職場で一緒の人から
もっと高い”お返し”を期待されただけかもしれない。

林修氏の著書「いつやるか?今でしょ!」に
「イベントに踊らされるな、日本人!」
というコラムがある。
林氏は、大学時代、イスラム圏からの留学生に
「日本のクリスマスをどう思う?」と聞いたところ
「日本人って、本当に幸せな民族だなとつくづく思う」という
答えが返ってきた経験がある。
それ以来、
クリスマスと距離を持つようになったという。
今の日本は、
売上を重視するコマーシャリズムが主導権を握り過ぎている、と言う。

でも、それを声高に言うと、
それで利益を得ている人たちは
快く思わないだろう。
そうであれば、
一人ひとりが、既存のイベントに踊らされ過ぎない意思を持つ必要がある。

林氏は
『母の日だから電話するのでなく、
毎日親孝行しているから、
母の日に大騒ぎしなくてもいいような日を送ることこそ
真のイベントだと僕は考えている』
と言う。
その通り。
一人ひとり、大切な「イベント」のタイミングは違うはず。
他人のつくったイベントとは適度な距離を置いてつきあい、
自分ならではの真の「イベント」を大切にしていきたい。