明日4月1日から就職する方へ

明日4月1日から就職する方も多いでしょう。私は大学4年次、サントリー(株)へ就職しようと思っていました。ビールが飲めると思ったからです。というのは半分冗談で(半分本当で)所属していた食品化学研究室の1年先輩が就職していたからです。4年の4月に履歴書を出したものの、大学1年次に父が亡くなっており、小さい弟と暮らしていた母が「大学出たら(関西から)関東に戻って欲しい」と切望したため、大阪に本社があるサントリーは泣く泣く諦め、東京に本社があるライオン株式会社に入社しました。配属は研究所でした。担当はスキンケア。目尻のしわの経時変化を見るため、前任者がとっていたもの(n=10)から一気にデータ数を10倍に増やし、20〜50代男女(n=100)を集め、しわレベルや皮膚の水分量・皮脂量などのデータをとり続けたことは、いまでも私の土台となっています。
ライオン退職後、国際協力機関(青年海外協力隊)や外資系食品企業、NPO、大学など、様々な組織でキャリアを積んでくる中で、ライオン(株)からキャリアをスタートできたことは本当に恵まれていました。なぜなら・・・
続きは、来週4月7日、お茶の水女子大学大学院で「キャリア開発特論」の講義の中でお話します。これまでのキャリアの経験について語る予定です。昨年2014年に続き、2度目です。Give a lecture on my career path at Ochanomizu University
 2014年度 お茶の水女子大学大学院 文部科学省 大学間GP
  「大学間連携共同教育推進事業」「キャリア開発特論」
    http://dpsc.cf.ocha.ac.jp/DPSC/news/2014/04/08/1009/
先日、6月20・21日に開催される内閣府「食育推進全国大会」の「食品ロス」でファシリテーターを務めるため、会場となる両国へ行ってきました。両国駅前のライオン(株)東京支店や奥に見える本社を見て、データをとっていた当時を思い起こしました。伝えたかったのは、たとえ最初の勤め先がたまたま決まったものだったとしても、その人らしい職業人生を創り出すことはできるということです。明日4月1日からキャリアをスタートするみなさん、応援しています!

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