2016年8月6日TOKYO MX「東京クラッソ!」に食品ロス問題で出演(7日再放送)

明日8月6日(土)あさ7時30分〜8時、東京都が提供するテレビ番組TOKYO MX「東京クラッソ!」に出演します。

東京都内で実施されているリサイクル事例や食品ロス削減事例について、VTRを見ながらコメントする予定です。

再放送は7日(日)21時30分〜22時です。首都圏は9チャンネル。首都圏以外の方は、パソコンやスマホにアプリ「エムキャス」をダウンロードすることで視聴可能です。ご参考になれば幸いです。

Appear on the TV program “Tokyo Crasso” by TOKYO MX on the 6th and 7th

http://s.mxtv.jp/tokyo_crasso/

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2016年8月6日(再放送7日)TOKYO MX「東京クラッソ!」に久保純子さん・島田順平さんと登場 「食品ロス」専門家として

都知事選で注目が集まる東京都。

東京都が提供するテレビ番組、TOKYO MXの「東京クラッソ!」に久保純子さん、島田順平さんと登場します。

8月6日(土曜)あさ7時30分〜8時(再放送8月7日よる21時30分〜22時)。

テーマは東京リサイクル宣言!食品ロスの専門家として、各事例紹介のあとにコメントします。

首都圏ではチャンネル9で視聴可能です。

東京都以外の方も、番組ホームページにあるエムキャス というアプリをダウンロードすることで、パソコンやスマートフォンを使ってご覧になることができます。

お時間あえばご覧くださいね。

Appear on the TV program “TOKYO CRASSO” by Tokyo MX (Tokyo Metropolitan Office)

http://s.mxtv.jp/tokyo_crasso/

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2016年7月20日NHK報道  「加工食品の賞味期限は月単位に」業界団体が新指針

今朝のNHKラジオで、食品の業界団体が、賞味期限に関する新しい指針を出した、という報道がありました。

NHKラジオでは、あさ5時31分と、あさ6時41分、繰り返し報道されていました。

食品ロスの講演で紹介している通り、賞味期限が3か月以上ある加工食品に関しては、日付は入れなくてもよいことになっています。

ペットボトル飲料の業界団体も、2014年から段階的に日付をのぞく取り組みをしていますが、写真の右側のように、コンビニやスーパーで見てみると、まだまだ日付が入っているものも多いです。(写真、左手が、年月表示対応のペットボトル飲料)

賞味期限の年月表示ペットボトル

たとえば賞味期限が「2016年7月19日」となっていると、きのうまでは「商品」として流通できたものが、今日、7月20日からは「ゴミ」となってしまいます。「2016年7月」という年月表示であれば、7月31日まで商品として流通でき、食品の無駄や、一日単位でトラックが行き来する物流コストの無駄を防ぐことができます。

(追記:現在の日付表示が初旬・中旬のものは、日付分が切り捨てられ、前月表示となります。たとえば「2016年7月1日」「2016年7月15日」などは、前月の「2016年6月」と表記されることになります。消費者庁・農林水産省などの合同会議で、2014年にその方向性が議論されています)

2015年10月までに324品目で年月表示切り替えが済んでいます。食品ロスが少しでも減るために、この動きが加速することを願っています。

詳しい内容について、NHKニュースから引用します。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160720/k10010601471000.html

以下引用

NHK ニュース 2016年7月20日 午前4時20分

賞味期限を1日過ぎただけで廃棄されるといったむだをなくそうと、食品メーカーなどでつくる業界団体は、保存期間が比較的長い加工食品の賞味期限は、日付単位ではなく、より幅を持たせた月単位に改めるなどとした指針をまとめ、メーカーへの呼びかけを強化することになりました。
生鮮食品ではなく、一定期間保存できる加工食品は、賞味期限を日付単位か月単位かのいずれかで表示することになっています。

これまで食品メーカーなどでつくる「製・配・販連携協議会」は、1日でも期限を超えると廃棄処分となることから、加工食品についてはメーカーに対して月単位の表示を促してきましたが、普及が進みませんでした。このため業界団体は、賞味期限がおおむね1年以上の調味料やレトルト食品などでは、月単位の表示に改めることを明文化した新たな指針をまとめました。

また、指針では、廃棄処分が増える要因の一つとして指摘されている「3分の1ルール」と呼ばれる食品業界の商慣習も見直しています。この慣習は、製造日から賞味期限までの期間を3等分し、メーカーや卸売り業者は最初の3分の1の期間までに小売り店に納品するというものです。3分の1を超えるとメーカーなどはしかたなく廃棄していますが、新たな指針では賞味期限が180日を超える飲料や菓子については、残り期間が半分を過ぎていても店に納めるよう求めています。

業界団体はこうした取り組みで廃棄処分の食品を年間およそ4万トン削減できると見込んでいます。業界団体のメンバーである「味の素」の羽賀俊弘食品統括部長は、「メーカーと流通、小売りが一緒になって取り組むことでむだな廃棄を減らしていきたい」と話しています。

本来食べられるはずの食品が売れ残りなどで廃棄されてしまう「食品ロス」は、平成25年度の国の推計で632万トンに上っています。食品ロスを減らそうという試みは業界団体だけでなく、メーカーごとでも行われていて、マヨネーズの製造の際に酸素に触れにくくすることで劣化を防ぎ、賞味期限そのものを延ばす取り組みや、日本気象協会と共同で、豆腐の需要を気象データを参考にして予測し、食品ロスをあらかじめ防ごうという取り組みなども進んでいます。

以上、引用終わり

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「リサイクル」より「リデュース(廃棄物の発生抑制)」のほうが優先順位は高い

本日2016年7月8日付の日経MJを見ていたところ、日経BP社がおこなった「環境ブランド調査2016」の結果が記事として取りあげられていました。11面の「ニュースなデータ」です。

見出しとして

「トヨタ、首位奪還」

「2位はサントリー」

「『リサイクルに力』はファストリ1位」

とありました。

あれ?

「リサイクル」は、環境の原則「3R=Reduce、Reuse、Recycle」からみて優先順位3番目です。なぜなら、せっかく人件費やエネルギーを費やして作ったものを、またリサイクルにするとなると、二重にコストやエネルギーが費やされるためです。

なぜ?

「リデュース」は質問しなかったの?

と思って、もとのデータを見に行きました。

日経BP社のところには見当たらなかったのですが、一般社団法人エコマートさんが、エコ関連のプレスリリースとしてとりあげてくださっていました。

これを見ると、「リサイクルに力を入れている」のほかにも「廃棄物削減に力を入れている」企業 という質問項目が存在していました。

https://www.ecomart.or.jp/press/detail.asp?id=239575

もうすこしいえば、「廃棄物削減に力を入れている」より「廃棄物の発生抑制(=Reduce)に力を入れている」としてほしかった。

そして、この調査結果をとりあげる日経MJさんは「リサイクル」より「リデュース」を優先して見出しにあげてほしかった。

もし私がこの記事を担当したならそうします。

日本の話だけではなく、世界的にも、Recycle(リサイクル)より Reduce(リデュース)を最優先するのは共通だからです。

京都市は、2回取材にいきました(今年2月と5月)が、3Rのうちの「リサイクル」を抜かした「2R(に あーる)」を提唱しています。もうすでにリサイクルはしっかりやってきているから、そして、リサイクルにはコストとエネルギーがかかるから、だそうです。

※ 2R(に・あーる)…ごみになるものを作らない・買わない「リデュース」と,繰り返し使う「リユース」

http://www.city.kyoto.lg.jp/kankyo/page/0000192502.html

東京都文京区も、5月に講演にうかがった際、「2R」とおっしゃっていました。

http://www.city.bunkyo.lg.jp/tetsuzuki/recycling/event/ekokarejjibosyuu.html

日経MJの愛読者ではありますが、今回の見出しと、もとデータのとりあげ方をみると、報道のされ方に頼ってはいけない、と強く感じた次第です。

専門分野ではない分野の記事を書かなければならない、日々勉強しているメディアの方には敬意をはらっています。

もし自分なら、次々飛び込んでくる専門外のこと、毎日記事にするなんて、とてもできない。

ただ、やはり、専門分野のことを深く(メディアが)報じることには限界があると思います。

MJの記事も、「リサイクル」より「リデュース」が優先順位上、とわかっていたら、こういう見出しにはならなかった。

「事実」と「報道」は、イコールではない。

「報道」は、報じる人のフィルターがかかっている。

だから「報道」をそのままうのみにしない。

メディアリテラシーを持つこと。

「あれ?」と思ったら、自分で調べてみること。

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2016年7月1日 バングラディシュ襲撃事件

7月1日夜に発生したバングラディシュでの襲撃事件。

私もJICAの青年海外協力隊として2年間フィリピンで国際協力に関わっていたので、とても他人ごととは思えません。

家族の方々が本日現地入りされており、疲労困憊、憔悴状態だと報道されています。

何も言葉がありません。

自分と、自分の家族が当事者である可能性も充分あったわけですから。

その心情を慮ると、なにも言葉が出てきません。

この事件を受け、バングラディシュにバッグの自社工場を持っている株式会社マザーハウス(東京都台東区)さんが、翌日の7月2日、公式ホームページで自社関係者の無事とお見舞い文章を掲載していました。

悲しい事件の中、マザーハウスさんの素早い対応に感服いたしました。

事業所や工場の状況、現地の社員の方の安否確認など、心身ともに大変な状況だったとお察しします。

外 (の方々)へ意識が向いていてこその、この姿勢だと思います。

何か事件や事故が発生したとき、その会社(あるいは大学など組織)のホームページがどうなっているかを見ると、その組織の考え方の一端を知ることができます。

たとえ広報担当者がいてもいなくても、その組織の ”広報マインド” というのでしょうか、組織の外の人に対して状況をお知らせする姿勢があるかどうかが伝わってきます。

こういうのはノウハウではなく、「(まわりの人に)心配をおかけしない」「すぐ知らせることによって安心してもらう」という、思いやりのこころ のような気がします。

http://www.mother-house.jp/magazine/news/1571

株式会社マザーハウスさんのホームページより以下引用
———————————————
バングラデシュで発生した事件につきまして
2016.07.02

7月1日夜にバングラデシュのダッカで
外国人を人質にとった銃撃事件が発生しました。

引き続き現地では事件が続いており、
日本人の人質が含まれている可能性があるという報道がされております。

報道を受けまして、多くのお客様より、
安否のご心配についてのご連絡を頂戴しておりますが、
マザーハウスの現地スタッフ・日本人スタッフの無事は確認されております。

このような事件が起こったことに対して、
事態の早期の終息を願うとともに、
被害にあわれた方に心よりお見舞い申し上げます。
—————————————–

バングラディシュのために尽くしていた方が、その地で襲撃されるなんて、、、

亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。

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