7月1日夜に発生したバングラディシュでの襲撃事件。
私もJICAの青年海外協力隊として2年間フィリピンで国際協力に関わっていたので、とても他人ごととは思えません。
家族の方々が本日現地入りされており、疲労困憊、憔悴状態だと報道されています。
何も言葉がありません。
自分と、自分の家族が当事者である可能性も充分あったわけですから。
その心情を慮ると、なにも言葉が出てきません。
この事件を受け、バングラディシュにバッグの自社工場を持っている株式会社マザーハウス(東京都台東区)さんが、翌日の7月2日、公式ホームページで自社関係者の無事とお見舞い文章を掲載していました。
悲しい事件の中、マザーハウスさんの素早い対応に感服いたしました。
事業所や工場の状況、現地の社員の方の安否確認など、心身ともに大変な状況だったとお察しします。
外 (の方々)へ意識が向いていてこその、この姿勢だと思います。
何か事件や事故が発生したとき、その会社(あるいは大学など組織)のホームページがどうなっているかを見ると、その組織の考え方の一端を知ることができます。
たとえ広報担当者がいてもいなくても、その組織の ”広報マインド” というのでしょうか、組織の外の人に対して状況をお知らせする姿勢があるかどうかが伝わってきます。
こういうのはノウハウではなく、「(まわりの人に)心配をおかけしない」「すぐ知らせることによって安心してもらう」という、思いやりのこころ のような気がします。
http://www.mother-house.jp/magazine/news/1571
株式会社マザーハウスさんのホームページより以下引用
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バングラデシュで発生した事件につきまして
2016.07.02
7月1日夜にバングラデシュのダッカで
外国人を人質にとった銃撃事件が発生しました。
引き続き現地では事件が続いており、
日本人の人質が含まれている可能性があるという報道がされております。
報道を受けまして、多くのお客様より、
安否のご心配についてのご連絡を頂戴しておりますが、
マザーハウスの現地スタッフ・日本人スタッフの無事は確認されております。
このような事件が起こったことに対して、
事態の早期の終息を願うとともに、
被害にあわれた方に心よりお見舞い申し上げます。
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バングラディシュのために尽くしていた方が、その地で襲撃されるなんて、、、
亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。
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