イタリア・ミラノ万博へ行かれる方へ、参考情報をQ&A形式でまとめました(2)会場内編 〜開幕4日目に行ってまいりました〜

同じタイトルの記事(1)からの続きです。

Q7 会場内の移動は徒歩ですか?
A7 多くの人は徒歩で移動しています。
  ちょっとわかりづらいのですが、シャトルバスがあります。
  入口から入って、一番奥のエリアにある日本館まで、徒歩で17分かかると表示されています。

  できれば歩きつかれないように、シャトルバスを活用すると便利。

  インフォメーションブースのすぐそばに、イタリアのチョコレート、金色の「フェレロ」の展示があります。

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  そこを通って門の外に出て、2番乗り場からシャトルバスに乗る。

  会場の外側を時計回りに循環しています。

  5番で降りると日本館に最も近いです。

  バスの中はこんな感じ。
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日本館に近いバスストップ。
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バスの外観。
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Q8 会場内でwifiは使えますか?
A8 はい、使えます。
  ミラノ万博のネットワーク名「Expo wifi」っていうのが便利。
  ただし、会場内を移動すると、そのエリアで使える(つながる)wifiのネットワーク名が変わります。
  接続も、いい場所と悪い場所がありました。
  つながる場所を見つけたら、そこである程度のまとまった時間をかけて使うと便利。

Q9 会場内の気温などは暑い?寒い?
A9  今回は、ちょうどよい気温でした。
  雨もふらず、よい天気でした。
  日本の国際展示会場である東京ビックサイトや幕張メッセなどとは異なり、屋内ではなく、屋外にブースが点在しています。
  屋根はあり、でっかくて広〜いアーケード(商店街)みたいな感じ。
  だけど、気候や天気の影響を受けやすく、ブースの場所によっては屋根がないため傘が必要となります。
  暑さや涼しさ、寒さを調整できる服装にしておくとよいと思います。

Q10 お手洗いなどは充分に完備されていますか?
A10 はい、割と多めに準備されていました。
  
   最初の入口を通ってすぐのところにもありました。
   目印としては、黄色く装飾された建物で、男女のサインが書いてあるところ。

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Q11 会場内は混んでいますか?まず最初に行くとよいところは?
A11 今回は開幕直後、かつ、開場した午前10時過ぎに行ったので、まだ混んではいませんでした。
   ただし、学生さんの集団はとても多く見かけました。
   地元の小学校の集団や、高校生か大学生くらいの集団など。
   そこが集中してブース訪問すると、やはり込み合っていました。
 
   開場直後には空いていたところも、夕方近くになってくると行列していたところがありました。

   たとえばコカ・コーラさんのブースなど。

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夕方近くになると、UAEなどは混んできて、入口で入るのを断られました(後で来てって言われた)。

人によって行きたいブースは様々ですので、自分で優先順位を決めて、ここだけは行きたい!っていうところは先に先に廻っておくとよいと思います。

Q12 行く前にダウンロードしておくとよいアプリはありますか?
A12 もし、日本館に行かれるのでしたら、「ミラノ万博日本館アプリ」というのを前もってダウンロードしておくとよいと思います。
   日本館の中で、展示の3番目に、瀧を模した展示があります。
   上から、日本文化にまつわる1000種類以上の画像が流れてきて、スマホを差し込んでおくと60秒間だけ、好きな画像とその情報を取り込むことができる、というものです。

   まあ、日本人が日本文化の画像をダウンロードして何になるのか・・という疑問もありますが、日本人だからといって日本文化を充分に理解しているか?と問われればそうではないですよね・・・私もフィリピンで青年海外協力隊として活動する中で、いろんな人から日本に関する質問を受け、充分に英語で説明できないことに気づかされました。

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Q13 ここはいいな!って思ったところはありますか?
A13 1) バーレーンのブースはお勧め。
   人もすくなくて穴場。
   植物がたくさん植わっていて、とてもいい香りに包まれます。
  
   お手洗いが併設されているブースが限られるのですが、ここは男性用も女性用も別々にあり!

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2) アルゼンチンブースの近く、川が流れるそばの59番あたりにソフトクリームやジェラートが食べられる店があります。
ソフトクリームは3ユーロ。屋根があり、暑さをしのぐのによい場所。

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   3)アルゼンチンブースに、タイヤで作った椅子があります。
    なるほど、タイヤをこんなふうに使えるのか!

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    経済的に発展している中国では、いま、さまざまな種類の廃棄物が問題となっています。
    その対策をとるため、
    日本から、廃棄物に関する専門家や有識者の方が定期的に中国へ渡航されています。
    廃棄物の種類としては様々で、食品、家電製品、などなど・・・
    そして古タイヤも課題だと聞いています。
    昨年発表した廃棄物資源循環学会で知りました。
    修士論文でお世話になった他大学の先生も、上海や北京へ何度も渡航されています。

4) チョコレートブースでは、ショコラの作り方を見せてくれ、タイミングさえ合えば、試食させてもらえます。

    イタリアのチョコレートファクトリーの運河側の外壁では、チャージングステーションがあり、
スマートフォンを充電することができます。

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   5)93番、Future Food Districtは、COOPのスーパーマーケットのようになっています。
中で食料品や書籍が購入できます。

でも「なにがFuture Food(将来の食料)」なのか、インフォメーションに聞いてもわかりませんでした。
   入口にいた男性は「英語話せません」って言っていました。
  
   6)イタリアナンバーワンブランドのビールのブースでは、生ビールが3ユーロからのお値段で飲むことができます。
お酒を頼んで二階に上がると、タコスチップスやポテトチップス、豆などのつまみを無料で出してくれます。

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同じタイトルの記事(3)へ続きます。

イタリア・ミラノ万博へ行かれる方へ、参考情報をQ&A形式でまとめました(1)予約から会場に行くまで編 〜開幕4日目に行ってまいりました〜

2015年5月1日、イタリア・ミラノ万博が開幕しました。

ゴールデンウィークの旅行先としてイタリアを選んだのが先か、
それともミラノ万博へ行く日程としてゴールデンウィークを選んだのが先か、
今となっては忘れましたが、5月4日にミラノ万博へ行ってまいりました。

開幕4日目ですから、タイミングとしてはかなり早いほうではないでしょうか。
10月31日までの半年間、開催していますものね。

出展国によっては、未完成のブースもありました。
周囲ではブルドーザーが動いているところもありました。

私の知っている方では、9月に渡航される方が多いようです。

そこで、これからミラノ万博へ行かれる方へ、参考になる情報が少しでもあれば・・・と思い、Q&A方式でまとめてみました。
経験者の失敗談と経験を語ることにより、すこしでもお役にたてれば幸いです。

Q&Aシリーズ

Q1 ミラノ万博のチケットはどこで購入できますか?
A1 インターネットを通して予約・購入することができます。
   また、HISの都内支店など、一部の旅行代理店の窓口でも購入できます。

   私はミラノ万博の公式サイトから予約・購入しました。
   英語が理解できる方ならこちらがお勧めです。

http://www.expo2015.org/en/tickets

    日本語の情報は、下記サイトをご覧ください。
    昼間の時間帯より、夜の時間帯のみの「イブニングチケット」のほうが安いです。
    また、日にちを定めないオープンチケットより、日にちを確定したチケットのほうが安いです。
http://visitaly.jp/expo-milano-2015

    旅行代理店を通して日本語で予約・購入されたい方は、こちらのサイトをどうぞ。
http://visitaly.jp/expo-tour-3.html

Q2 飛行機はどこの航空会社がお勧めですか?
A2 保有するマイレージなどを考慮しながら好きなところを選べばよいと思います。
   私はイタリアのアリタリア航空を選びました。
   直行便があり、12時間の飛行時間で飛ぶことができます。

   旅行会社を通すと手数料がかかるので、アリタリア航空の公式サイトから予約・購入しました。

https://www.alitalia.com/jp_ja/

   何日もかけて何度も見ていたのですが、ほんの一日(数時間)の差で予約が埋まってしまい、価格帯の高いところしか残っていなかったりしますので、日程が決まったら早めに予約しましょう!

   アリタリア航空は、

   ファーストクラス

   ビジネスクラス

   プレミアム(PR)エコノミークラス

   エコノミークラス

   があります。

   もちろん、エコノミークラスが最も安いのですが、ビジネスとエコノミーとの間にある「プレミアムエコノミー」は、予算に余裕があればお勧めです。ビジネスクラスと同じくらい、座席と座席の間に空間のゆとりがあります。ビジネスクラスであれば、寝るとき、身体を水平にして眠ることができますが、プレミアムエコノミーはそこまではできません。でもエコノミークラスだと、結構、座席間隔が狭いです。飛行時間12時間ですので、それが大丈夫で、価格優先であればエコノミーでしょう。

   今回はプレミアムエコノミーを選びました。
   アメニティももらえます。
   靴下、アイマスク、イヤホン、リップバーム、ハンドクリーム、歯磨きセットなどが入っています。

Q3 空港からの移動は何がお勧めですか?
A3 ブルマン(バス)、鉄道、タクシーなどがありますが、多くの人はブルマン(バス)を使っているようです。
  空港からミラノ中央駅まで10ユーロです(2015年5月9日現在)
  1ユーロが150円とすると、日本円で1500円くらい。
  日本の空港バスを考えると、まあまあな値段ですよね。
  所要時間は50〜60分くらい。
  5月2日に空港を降りてから乗った乗り場は空港中央口出てわりとすぐの「4番」でした。
  15〜30分置きに出ているようです。
  料金は、バスに乗る前に直接、乗務員か係の方に払えばOKです。

  鉄道も快適ですが、仕組みを理解して慣れないと、駅から乗るのに日本のようにスムーズにはいかないので、着いたばかりで大きなスーツケースを抱えているときは、バスかタクシーを使ったほうが、身体的にも精神的にもラクかと思います。所要時間はバスとおなじくらい。

Q4 ミラノの中心部からミラノ万博会場への移動手段は何がお勧めですか?
A4 地下鉄です。

  日本で言うところのJR東京駅のような、ミラノ中央駅からだと15分で済みます。
  一方、地下鉄のDuomo駅からRho-Fiera駅までだと、乗車時間は25分かかります。

  でも、JRに相当する幹線から通じるゲートより、地下鉄からのゲートの方が数が多くあり、入るまでに短時間で済みました。

  日本の東京・名古屋・大阪の地下鉄と同様、色分けされています。
  ミラノ万博の最寄り駅は、赤のライン、M1と呼ばれるラインの終着駅、RHO-FIERA駅です。

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  ミラノ中央駅から直接、赤のラインは出ていなかったと思います。
  ミラノ中央駅から(徒歩)5〜7分くらい南へ歩くと、赤のラインの駅で「LIMA(リーマ)」駅というところがあります。
  ここからだと一本でいけます。
  料金は、確か2.5ユーロくらい。

  地下鉄の自動切符売り場は、英語で表示されるのですが、慣れないと、これも理解が難しい。
  信頼できそうな、近くにいる人に聞いて一回憶えれば、あとは簡単です。
  日本みたいに駅員さんが常に駅の改札付近にいるとは限りません。

地下鉄、赤のラインM1の路線図
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地下鉄のRHO-FIERA駅を降りてからの出口が複数あります。
日本のように、番号がついているわけではないのですが「EXPO」と書いてあるので、そこから出ること。

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わたしがいったときには別のところで別の展示会が開催されており、そちらもかなりの来場者がありました。
間違えてそちらへ行ってしまい、途中で気がつきました。

Q5 駅を降りてからゲートまでは距離がありますか?またゲートを通るのはすぐ済みますか?
A5 駅を降りてからゲートに辿り着くまで、結構、距離があります。
  時間を測っていたわけではないけど、5分はかかったかな。

  会場内でも結構歩くので、できればピンヒールやハイヒールなどではなく、運動靴がお勧め。また厚手の靴下をはいておくと、後で足がラク。
  
  ゲートは、日本で飛行機に乗るときを想定してもらえば、あれに似ています。
  荷物検査、身体検査があります。

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Q6 会場マップは会場でもらえますか?
A6 はい、もらえます。
  ゲートを通ってから、インフォメーションがあります。
  インフォメーションのところでもらう会場マップには、イタリア語バージョンと英語バージョンがあります。
  間違えてイタリア語バージョンをもらうと、イタリア語の理解できない人にはわかりません。
  English versionを指定しましょう。

同じタイトルで投稿した(2)に続きます。

今朝の朝ごはん  擂茶

今朝の朝ごはん。Today’s breakfast

長野県産の梅で義母が作った梅干しのおむすびと焼き海苔。Rice ball with sea weeds

京都府産のブルーベリーで大学時代の同期が作ったブルーベリーソースとプレーンヨーグルト。Yogurt with blueberry sauce

書籍「グリーンスムージーダイエット」(8刷)の監修を依頼されて以来、ほぼ毎朝飲んでいるグリーンスムージー。Green Smoothie

今朝は、長野県産のほおずきと柿、ほうれん草、愛媛県産のレモン、キウイ、100%果汁(19種類の野菜と9種類の果実)、杏仁擂茶(れいちゃ)。

擂茶(れいちゃ)は、下記20数種類の厳選した雑穀や豆、緑茶などを粉末にしたものです。客家人が、人をもてなすときに使うお茶だそうです。
神戸大学へ講義に呼ばれた際、大学時代を過ごした奈良へ立ち寄り、そこで出逢いました。夏は、かき氷にふりかけて出して下さいました。秋から冬にかけての季節は、温かくして飲むのがお勧めです。

<原材料>
大豆・黒豆・緑豆・粟・はとむぎ・緑茶・粉乳・黒ごま・青えんどう豆・白鳳豆・黒目豆・とうあずき・紅小麦・からす麦・花豆・白ごま・ひよこ豆・黒米・高きび・山芋・おにばすの実・そば

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奈良ホテルと釜めし 志津香

奈良は大好きな土地です。

奈良が好きで大学を選んだほど。

高校一年のとき、食物学科に進むことを決めて、学費が安い国立だと、当時、お茶の水女子大学か奈良女子大学でした。

高校で、福岡県から千葉県へ編入せざるをえず、当時、東京周辺の文化にはあまりなじめなかったため、東京の大学には進学しないようにと決めていました。

となれば、残るは奈良女子大学。

京都女子大学なども迷ったのですが、学費を考えて、奈良女子大学に決めました。

在学中は、体育会の硬式庭球部に入ったため、月・木以外は毎日テニス。

それ以外の時間には、周遊券で旅行したり、4回生(関西では「年生」ではなく「回生」を使います)のときには自転車で北海道を廻ったり。

それと同時にやっていたのがお寺巡り。

奈良は、名所が点在しているため、短い日数で廻ることはとても難しいのですが、奈良市内に住んでいれば、廻りやすいのです。

100以上は廻ったでしょうね。

また、卒業して年数が経ち、年齢を経てから同じものをみると、見えるものが違っていて面白いものです。

当時、仏像は、ただのモノにしか見えませんでしたが、今では、彫った人のことがしのばれて、まるで生きている人のようにみえます。

奈良は年中行事が多く、オンシーズンは混むのですが、オフシーズンのときには奈良ホテルを宿泊先に選んでいます。

大学時代の謝恩会も奈良ホテルが会場でした。

天皇陛下も泊まった、100年以上の歴史があるホテルです。

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奈良ホテル近くの荒池からみる、興福寺の五重塔。

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猿沢池をぷかぷかと浮かびながら泳ぐカメを眺めるのも、定番。

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そして、昭和20年代から釜めしをつくっている、釜めし、志津香(しづか)。

ここも必ず行く場所です。

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