農産物の輸入が制限され品薄になることについての報道

近所のスーパーでは以前と比べて価格が上昇し、時間帯によってはバナナが売り切れていることが増えてきました。先月の時点でジャーナリストが「フィリピンでの外出制限のため出荷できなくなりバナナが品薄になる」可能性を指摘していました。

ただ、一つの品目について品薄であることを報道すると買い占めを煽る恐れがあるため記事にしないようにしていました。先日、全国紙の取材を受けた際も、バナナについて特定しないようにお話ししました。

こうしてバナナという一品目を特定し「食卓から消える」と一般人に向けて報道することに対し、やや疑問を感じます。それより、シュガースポット(茶色い斑点)が出ても十分食べられるので販売店で処分の必要はないこと、世界の輸出バナナの半分が廃棄され、現地の労働者が農薬散布で健康被害に苦しんでいる現実、バナナに限らず日本の食が海外に過剰に依存している現状こそ広く知らせる必要があると考えます。

https://news.yahoo.co.jp/profile/author/iderumi/comments/posts/15884643863545.4254.17985/

元の記事はこちら
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200503-00010001-agrinews-bus_all

食べられるのに捨てられる「未利用魚」を美味しく出してくれるお店

輸送中にうろこがはがれた魚、通常より大きな魚、粒が揃わない貝など、食べられるのに捨てられてしまう、規格外の魚。利用されていないということで「未利用魚(みりようぎょ)」とも呼ばれます。それを美味しく調理して提供しているのが「築地もったいないプロジェクト魚治」(有楽町)と「豊洲もったいないプロジェクト」(中目黒)。中目黒は、新型コロナウイルスの影響で、2020年5月2日時点で休業。有楽町のお店は、今は平日ランチ営業のみ行っているそうです。

なお、毎週末にアップしているこの動画シリーズは、今は渡航 がかなわなくなったフィリピンの小さい島で撮りためたものです。まるでこの状況になるのを予見したかのように、滞在中、連日、録画に励んでおりました。
https://bit.ly/2xobAQa

SDGs世界レポート(17)フランスではなぜドギーバッグでなくグルメバッグと呼ぶのか?

フランスでは2016年2月3日に世界初の食品ロスを減らすための法律が成立し、世界から注目を集めました。フランスでは、飲食店の残りを持ち帰る袋を、ドギーバッグでなく「グルメバッグ」と呼びます。その理由はなぜでしょう?
https://news.yahoo.co.jp/byline/iderumi/20200501-00175060/

巣ごもり消費で疑問「賞味期限切れは捨てた方がいい?」英では賞味期限過ぎても捨てないガイドラインを推奨

家で飲食する機会が増えているからか、賞味期限切れに関する記事がよく読まれています。英国では、たとえ賞味期限切れであっても良質で十分に食べられる食品があるので無駄にすべきでないという新たなガイドラインを4月に出しました。フードバンクや慈善団体、それらに食品を寄付する食品企業などを対象にしていますが、消費者も見据えてのメッセージだと思われます。食品ごとに、期限過ぎてもこれくらいは食べられるという期間が示されています。日本ではなかなかここまで思い切って言い切るのは「食中毒が・・・」とか「責任問題が・・・」などといったことで、難しいのでしょうね。#食品ロス

https://news.yahoo.co.jp/byline/iderumi/20200427-00175492/

https://news.yahoo.co.jp/byline/iderumi/20200427-00175492/

SDGs世界レポート(16)米国で16年間4万人調査、食品ロス削減の上で最も費用対効果が高い食品は?

4月20日に発表されたばかりの英語論文です。2001年から16年間、4万人のデータを使い、どの食品群の食品ロスを減らすのが最も費用対効果が高いのか?を解析したものです。大学の先生の研究結果。なかなかアメリカらしい考え方だなと思いましたが、日本だと「量」で言うことが多く、しかもその量がマクロデータ(厳密なものではない)。食品ロスを減らすことを呼びかけるには、量より、捨ててる分の金額を示すのがよいと私も考えています。

https://news.yahoo.co.jp/byline/iderumi/20200426-00175216/

https://news.yahoo.co.jp/byline/iderumi/20200426-00175216/米国の国民健康・栄養調査(2001~2016)で収集した約4万人のデータを対象に、食品ロスに関する1人1日の支出を調査した。消費者レベルでロスを減らすのに最も費用対効果の高い食品は何だったろうか?