前に、若い方が「食品ロス削減=安売り、じゃないはず」と書いていたのがとても印象に残っています。値段を値引いてでも売り切ることは大切ですが、適量を定価で売ったほうが関係者の実入りは多くなるので、安売り一択が解決法ではないと思っています。そんな中、今回の経済産業省の実証実験は、鮮度が高い農産物は、むしろ定価より高くなるという設定でした。それでも、毎回、鮮度の高いものを選ぶ消費者の方がいらっしゃり、興味深い結果となりました。https://news.yahoo.co.jp/byline/iderumi/20210318-00227838/
「食 Food」カテゴリーアーカイブ
ミャンマー、クーデター後に食品値上がり 貧困層に打撃も=国連
https://news.yahoo.co.jp/articles/c30d2efa5ebc996ae8adec7b500493e96e409ea3
食料不足で食料価格が上昇し、貧困層が入手できない状況はこれまでも繰り返し起きています。2007〜2008年にかけて世界の小麦・米・とうもろこし・大豆の価格がそれまでの最高価格の3倍に値上がりし、タイではコメ泥棒が登場、スーダンでは国連WFPのトラックが乗っ取られ、エジプトでは配給の列で喧嘩が起き死亡者まで出ました。
物理的には世界の全員が食べていける十分な食料生産がなされているにもかかわらず、飢餓や食料不安が起きてしまう理由は主に3つあります。1つめが紛争、2つめが自然災害、3つめが経済の停滞や低迷です。ミャンマーの現状は1と3に加えてコロナ禍が重なった形です。食料不足は食料価格の上昇を生み、困窮者を圧迫します。
2017年、ミャンマーのイエジン大学へ講義に行った時には穏やかで平和な街でした。今回、多数の方々が亡くなったことに衝撃を受けています。静かで平和な街に戻ることを願っています。
https://news.yahoo.co.jp/profile/author/iderumi/comments/posts/16159320681829.0fb5.22503/
「気候変動と食品ロス?」 コロナの時代の食品ロス(米国編 vol.3)SDGs世界レポ(63)
食品ロスが気候変動に大きく影響すると考える人は少ないですが、食品ロスは世界の温室効果ガスの8〜10%を占め、自動車に匹敵します。英WRAP「英国民の80%以上は気候変動を懸念しているが、気候変動と食品ロスに関係があると考える人は32%に過ぎない」#食品ロス#気候変動
https://news.yahoo.co.jp/byline/iderumi/20210315-00227400/
『ギフト・エコノミー 買わない暮らしのつくり方』(青土社)生まれて初めての帯文を書きました
高知県の山のふもとで暮らし、『ゼロ・ウェイスト・ホーム』など、数々の翻訳書がある服部雄一郎さん の新しい翻訳書『ギフト・エコノミー 買わない暮らしのつくり方』(青土社)。先日、clubhouseで「お金に依存しない暮らし方」の話題が出たので、この本をご紹介したら、早速、買って下さった方がいらっしゃいました。私も生まれて初めての帯文を書いています。服部さんのブログ「サステナブルに暮らしたい」もすごく参考になりますよ。服部さんが、葉山町役場のごみ担当職員から今の暮らし方になっていった変遷が自然体で、共感します。
『ギフト・エコノミー 買わない暮らしのつくり方』(青土社) https://amzn.to/3sTxbqS
サステナブルに暮らしたい! http://sustainably.jp
国連2021年3月4日夜23:30発表速報 年10億トン近く廃棄 食品ロスは温室効果ガス排出10%で気候変動の主要因 SDGs世界レポ(61)
Last night, Thursday, March 4, at 23:30 Japan time, the United Nations Environment Program (UNEP) released a new report on food loss. Nearly one billion tons of food available to consumers worldwide is wasted, and the resulting greenhouse gas emissions account for nearly 10% of the world’s total emissions. Food loss is a major contributor to climate change, according to the UK’s WRAP. Household waste in middle-income countries, previously thought to be “low,” has also been found to be higher than expected.
昨晩3月4日(木)の日本時間23:30、国連環境計画(UNEP)が、食品ロスに関する新しい報告書を発表しました。世界で、消費者が入手可能な食品のうち、10億トン近く廃棄、それによる温室効果ガスの排出量は、世界の排出量のうち、およそ10%近くを占めるとのこと。食品ロスは、気候変動の主要因であると、英国WRAPが述べています。今までは「少ない」と考えられていた、中所得国の家庭の廃棄も、予想以上に多いことがわかりました。
https://news.yahoo.co.jp/byline/iderumi/20210305-00225747/
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