ミャンマー、クーデター後に食品値上がり 貧困層に打撃も=国連


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食料不足で食料価格が上昇し、貧困層が入手できない状況はこれまでも繰り返し起きています。2007〜2008年にかけて世界の小麦・米・とうもろこし・大豆の価格がそれまでの最高価格の3倍に値上がりし、タイではコメ泥棒が登場、スーダンでは国連WFPのトラックが乗っ取られ、エジプトでは配給の列で喧嘩が起き死亡者まで出ました。

物理的には世界の全員が食べていける十分な食料生産がなされているにもかかわらず、飢餓や食料不安が起きてしまう理由は主に3つあります。1つめが紛争、2つめが自然災害、3つめが経済の停滞や低迷です。ミャンマーの現状は1と3に加えてコロナ禍が重なった形です。食料不足は食料価格の上昇を生み、困窮者を圧迫します。

2017年、ミャンマーのイエジン大学へ講義に行った時には穏やかで平和な街でした。今回、多数の方々が亡くなったことに衝撃を受けています。静かで平和な街に戻ることを願っています。

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