メインコンテンツへ移動
サブコンテンツへ移動

イデルミ.com

食品ロス問題ジャーナリスト 井出留美のサイト

イデルミ.com

メインメニュー

  • 株式会社office 3.11について
  • 生業と仕事の違い
  • 食料廃棄の多い国と比較して「日本は飽食ではない」という記事について
  • 3.11の食の支援の経験から、熊本地震で必要と思われる食支援情報10か条
  • contact

「ソーシャルビジネス Social Business」カテゴリーアーカイブ

投稿ナビゲーション

← 過去の投稿
新しい投稿 →

一人を見るか、ひっくるめて見るか how to manage organization

投稿日時: 2015-05-22 投稿者: iderumi
返信

グローバル企業勤務時代、
欧米などの「本社」と各国の「支社」との関係について
感じたことがありました。

効率よく経営するとなると、
世界すべてをひっくるめてまとめて
一律に管理するのが最もラクな方法です。

ただ、たとえ隣の国といっても、
国民の嗜好や職員の考え方は
まったく異なります。

ヨーロッパに本社がある企業が
世界各国を本社のやり方で
トップダウンで一律管理しようとしたところ
失敗し、売上が落ちた・・・
という話も聞きました。

営利企業であれば、
特に大規模な営利企業であれば、
効率良い経営を目指すのは重要です。

ただ、これがNPOとなると
話は別だと考えます。

そもそもNPOとは、
社会に存在する課題を解決するために立ち上がった組織です。
営利組織からは見過ごされてしまいがちな、
社会的に弱い立場の人を支援することが
活動の目的に含まれています。

そういった人を、
家族構成や弱い立場に陥った背景、
食生活、生活習慣、心理状態、
収入、住環境など
細かく丁寧に観て
その人に寄り添えば寄り添うほど、
「効率だけを追求する経営」など
どだい無理なことがわかります。

先月から今月にかけて
沖縄、富山、静岡、名古屋と
いろんなフードバンクを訪問させて頂きました。

(フードバンク=まだ食べられる食べ物を、廃棄される前に企業や個人から預かり、困窮者や福祉施設に届ける活動もしくはその活動主体)

震災後から3年間関わってきた東京のフードバンクの広報のときにも
北海道から沖縄まで、
全国のさまざまなフードバンクを訪問しました。
訪問した団体、お会いした方、今はもう運営をやめた方まで含めると
30団体以上になります。

その経験をふまえて感じたのは
「それぞれの地域の良さを活かした活動であってほしい」
ということです。
それは、
北海道から九州まで
転勤族の子どもとして様々な地方で暮らして育ってきた
私の思いでもあります。

フードバンクは
食べ物ありきの活動です。
その地域によって
集まってくる食べ物が違います。
人によって
求める食べ物も異なります。

一人ひとりを見るのか。
それとも、
全部ひとまとめにひっくるめて見るのか。

管理する側の立場だけ考えれば
後者がラク。
でもサービスを受ける側の立場に立てば、
前者がいいのは当然です。

誰だって自尊心を持っています。
自分を見てほしい。
自分を理解してほしい。
哀しみや苦しみに寄り添って欲しい。

どんな仕事であっても
お客さまをどう見るのか
どう対応するのかは
大きな課題だと思います。

IMG_0960

IMG_0961

IMG_0962

IMG_0968

IMG_0969

カテゴリー: ソーシャルビジネス Social Business、仕事 Job、食 Food | コメントを残す

5月27日(水)10:30〜11:30 茨城県水戸市三の丸庁舎で「最近の食品ロス削減の取り組みについて」講演

投稿日時: 2015-05-15 投稿者: iderumi
返信

2015年5月27日(水)茨城県水戸市で下記の講演をいたします。

どなたでも参加可能です。

よろしければ、ぜひお越しくださいね!

講演タイトル「最近の食品ロス削減の取り組み状況について」

日程 2015年5月27日(水)

時間 午前10時30分〜11時30分

主催団体 茨城県生活学校連絡会

イベント名 茨城県生活学校連絡会総会 (当日は、講演と並行して、関係者による総会が開催されます)

会場:茨城県水戸市三の丸庁舎 3階 大講座室

当日の緊急連絡先:藤原正子様(029-224-8120、大好きいばらき県民会議の服部美乃里)

カテゴリー: ソーシャルビジネス Social Business、講演 Lecture、食 Food | コメントを残す

4月15日(水)沖縄県那覇市 市民体育館第三会議室へ「もったいない食品」お持ち下さい!

投稿日時: 2015-04-06 投稿者: iderumi
返信

来週、4月15日(水)14〜16時まで、沖縄県那覇市民体育館第三会議室でフードバンク研修会「もったいない食品とフードバンク もったいない食品を活かすCSRのカタチ」を開催します。参加費無料。当日は、もったいない食品を持参頂いて困窮者のために活用する「フードドライブ」も実施します。会場にお越しの際は、ご自宅で余っているインスタント食品やお米、缶詰、レトルト食品など、賞味期限が1ヶ月以上余っているものをお持ちください。

講習会、フードドライブとも、どなたでもご参加頂けます!参加申込はNPO法人 フードバンクセカンドハーベスト沖縄まで。(098-853-3001、info@2h-okinawa.org)
On April 15th, Give a lecture on food bank and food loss at Naha, Okinawa

カテゴリー: ソーシャルビジネス Social Business、講演 Lecture、食 Food | コメントを残す

情報発信が大事とは言うけれど

投稿日時: 2015-03-23 投稿者: iderumi
返信

ある大学教授から突如連絡を頂きました。昨年の廃棄物資源循環学会で発表した「フィリピンの規格外の余剰農産物=オクラを活用したフードバンク」を見つけて連絡下さったそうです。「自分は、研究のための研究には関心がない。(社会の)問題解決に関心がある。このような(余剰農産物を活用する)活動を継続・拡大していくため、今週のタルラック渡航に際して情報を教えて欲しい」とのことでした。A professor contacted me to know the information about the food bank activities in Tarlac, Philippines

フィリピン・タルラックは、青年海外協力隊時代の私の任地です。将来ここに戻ってくるとは、隊員当時、思ってもいませんでした。2012年から2014年にかけての3年間、ここに通い、オクラ輸出企業から余剰オクラを受け取り福祉施設に運搬する仕組みを作ったり、任地だった大学にお願いしてオクラレシピを開発したり、地元行政に依頼して、賞味期限延長のためのオクラヌードル加工研修を大学で実施したりしていました。情報発信したことで、学術的には全く価値の無い、このようなささいなプロジェクトを見つけてくださり、すこしだけ救われる思いがしました。

「情報発信が大事」とは、よく言われます。そのテクニックや手段などのhow toも有効だけど、それ以前に、伝えたい中身や発信者の熱意の方が重要なのでは。「広報」でも、仕事だから義務としてやっている人と、その対象を愛してやっている人とでは、伝わり方が違うよね。「これだけは社会に伝えたい!」という思いの込もったことの方が、人には伝わりやすく、じわじわと社会を動かしていく力に結集するのだと感じます。あとは一方的な「伝える」でなく、「伝わる」ように伝えること。たぶんそれは技術というより、発信者の相手に対するサービス精神や思い。広報を18年くらいやってきて、本質的でない表面的なものに携わるのはもういいかなって思います。幹や根っこが無いのに枝葉だけ華やかに魅せようとしても無理だよね。

 産官学プロジェクト 農産物加工会社と運送会社とのフードバンク
   http://bit.ly/1BHk615

カテゴリー: ソーシャルビジネス Social Business、仕事 Job、食 Food | コメントを残す

みんなが食べられる世の中に

投稿日時: 2015-03-14 投稿者: iderumi
返信

物が無い時期には
人々が
上へ上へと
飽くなき所有欲を発揮して
生きていくように感じる。

人だけでなく、
組織も
国も。

物が飽和すると、
あるいは
人の精神が成熟してくると、
モノを持たない方へ、
削ぎ落としていく方へと
シフトしていくように感じる。

より少なく、
より良いものを、
というように。

量から質へ。

より少なく、より良く。

今までは、
なかなかそうはできなかった。
欲張ってた。
でもこれからは、
削ぎ落としていきたい。

自分の中に
上へ上へと目指す向学心や探究心を持つと同時に
下へ下へと根っこを伸ばしていく姿勢を持ちたい。

モノを求めるのでなく
心の充実を求めたい。

見える部分を華やかに飾るより
目に見えない部分を充実させたい。

そうすれば、
目に見えないものを見ようとする人にだけは
わかってもらえるだろうから。

専門性を磨いていくと同時に
わかりやすく伝えられる、
相手に伝わるだけの力を身につけたい。

そうして磨いた力は
独り占めするのでなく
社会に還元していきたい。

そして、
みんなが安心して食べることができる世の中にしたい。
特に、
社会的に弱い立場にあり
成長期にある
子どもたちが。

食べられるって、
幸せなことだから。

食べるって、
栄養素を摂るだけじゃなく、
こころも満たすから。

食べ物が好きだから
食べ物をつくる会社に勤めていたから
大量に無駄にするのは忍びない。
丹精込めてつくられた食べ物を
最大限 活かしたい。

もう
大量生産、大量消費を
是とする時代ではない。

数字はわかりやすい。
でも、
数字だけで判断するのは
短絡的にすぎない。
数字だけを追い求めるのは
もうおしまいにしたい。

足るを知る。

仏さまのように
男性性と女性性の両方を兼ね備え、
弥勒菩薩のように
穏やかな微笑をたたえ、
本質を追求し、
ほかは求めない。
そんな生き方をしたい。

時間は限られているから。

命はいつまであるか
誰にもわからないから。

カテゴリー: ソーシャルビジネス Social Business、食 Food | コメントを残す

投稿ナビゲーション

← 過去の投稿
新しい投稿 →

日本赤十字社・東日本大震災義援金

日本赤十字社・東日本大震災義援金バナー

最近の投稿

  • ニュースレター「パル通信」へ移行します

最近のコメント

  • 「常に笑顔」は信用できない に iderumi より

アーカイブ

カテゴリー

  • Yahoo!ニュース
  • ソーシャルビジネス Social Business
  • 人生 Life
  • 仕事 Job
  • 広報 Corporate Communication and Public Relations
  • 旅行 Trip
  • 映画 Movie
  • 書籍 Book
  • 未分類
  • 東京大学大学院
  • 生活習慣 Life-style
  • 社会人大学院
  • 考え方 Thinking
  • 講演 Lecture
  • 震災支援
  • 食 Food
Proudly powered by WordPress
 

コメントを読み込み中…
 

コメントを投稿するにはログインしてください。