最新号のPHP THE21「40代からの健康術」のBOOK GUIDE「ずっと健康な身体でいるための指針を示してくれる本12」(p66)で、拙著『一生太らない生き方』をご紹介頂きました。
南雲吉則さんご著書の下に載っています。PHPのみなさま、ありがとうございました!My book appears on the monthly magazine “THE21”
https://www.php.co.jp/magazine/the21/
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2016年2月16日、15時50分から放送されたフジテレビ系列「みんなのニュース」に、食品ロス問題の専門家として、顔写真とコメントで登場しました。
食品ロスのコーナーは16時過ぎからスタート。
東京都内の百貨店が、賞味期限接近などの理由で、一般価格より値段を下げての格安「もったいないセール」を実施したことが紹介されました。
高価なかに缶なども、6缶入りの箱が3,000円台など、お得な値段で大放出。
次に登場したのが、回転寿司。
回転寿司は、しばらく回転したあと、時間が経ったものは廃棄されます。
この回転寿司屋さんでは、お客さんから注文を受けてから、レールでお客さんの席まで運ばれるシステムにしたところ、廃棄される寿司が大幅に減少したとのこと。
国は、6府省庁が連携し、2013年下旬から「食品ロス削減国民運動」を進めています。
この一環で、「食品ロス削減啓発ソング」という歌ができています。
確かに、消費者庁のホームページに載ってたのは見たけど、歌は初めて聞いた・・・・・
そして、フリップを使い、国内の食品ロスの数字が紹介されます。
日本全体では643万トン。
家庭から出てくるものが312万トン、事業者(企業)から出てくるのが331万トン。
一般の方は、圧倒的に企業からのロスが多いと思っているんですよね。2014年に開催された食育推進全国大会で「日本の食品ロスの8割は事業者から出ている」の○×クイズをやったところ、来場者数千人のうちの8割以上が「○」と回答しました。
日本では、国民全員が毎日おにぎり1〜2個分を捨てている計算になります。
国連の食料援助料が320万トンなので、日本の食品ロス(643万トン)だけで、世界の食料援助量の2倍を捨てている計算になります。
東京都足立区では、10年近く前から、学校給食の残渣(食べ残し)を減らすための取りくみを始めています。
(本も出版されていますね)
その結果、2008年度には381トンあった残渣が、2014年度には162トンまで減少したそうです。
ここで私が登場。
食品ロス問題に詳しい、女子栄養大学非常勤講師の井出留美さん、という紹介でした。
家庭で食品ロスを減らすためには、たとえば
1、買い物へ行く前に、家の冷蔵庫や戸棚にある食品の種類や量などをチェックしておく。
(重複して買ってしまい、無駄になるのを防ぐ)
2、空腹で買い物にいかない。
(お腹がすいていると、なんでも美味しそうに見えてしまって、いっぱい買ってしまう。ある調査によれば、60%くらい、買う量が増えるとのこと)
3、すぐ食べるものは、スーパーやコンビニの商品棚の手前から取る。
(賞味期限が近づいているものほど手前に置かれる。なんでもかんでも奥へ手をのばして取っていると、手前のものが売れ残ってしまうから)
飲食店でも、食べ残しなどの無駄を防ぐ活動が始まっています。
神奈川県横浜市の中華街では、1つのメニューの単位を減らしているそうです。
たとえば、ラーメンも、大きな器ではなく、小さな器で提供する。
春巻きや肉まんなどの点心も、1個や2個などの小さい単位から注文できるようにする。
その結果、食べきるお客さんが増え、食べ残しによる廃棄が減ったとのこと。
以上、
コーナーが終わったのが16時19分くらいでしたので、10分間くらいのコーナーだったでしょうか。
番組を見逃した方の参考になれば幸いです。
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今年の夏は、1ヶ月間、エアコンをつけっぱなしにしてみました。
そのきっかけは、7月中旬ごろ、「1ヶ月エアコンをつけっぱなしにしたら電気料金が6000円代だった」という記事を見かけたことです。Facebookでどなたかがシェアしていたと記憶しています。その記事によれば、エアコンは、つけてすぐに最も電力を消費するため、つけたり消したりするのではなく、つけっぱなしのほうがむしろ電気代が安いとのことでした。
今年の8月は、自宅兼オフィスで仕事をする時間が増えたこともあり、単純に、試してみよう!と思った次第です。誰かがやったことをそのまま鵜呑みにするのでなく、自分で実際にやってみよう、そう思って。
もともと、エアコンの冷えた風より自然な風の方が好きなので、エアコンを設置しておきながら、ほとんど使っていませんでした。
今、住んでいるマンションは、角部屋で、風もよく通る部屋です。
特に3.11以降は節電のこともあり、毎年、まったく使わずに夏を越すことがほとんどでした。
1ヶ月つけっぱなしにした結果は・・・・
2015年8月4日から9月2日までの30日間で
6,633円 (256kWh)
でした。
1、昨年同時期との比較
ちなみに、エアコンを使わなかった昨年の電気料金と比べてみたところ、
昨年2014年8月5日から9月2日までの29日間で
4,770円 (163kWh)
です。
今年は30日間、昨年は29日間なので、若干違うとはいえ
1,863円
の差額です。
2、今年1年間の推移
次に、今年1年間の推移を見てみました。
1月度 5,721円 (2014年12月4日〜2015年1月5日)
2月度 6,874円 (1月6日〜2月2日)
3月度 7,548円 (2月3日〜3月3日)
4月度 7,506円 (3月4日〜4月5日)
5月度 4,792円 (4月6日〜5月6日)
6月度 4,267円 (5月7日〜6月3日)
7月度 4,710円 (6月4日〜7月2日)
8月度 6,527円 (7月3日〜8月3日)
9月度 6,633円 (8月4日〜9月2日)
以上
エアコンをつけていた期間は7月最終週から8月最終週までです。
8月度の料金のうち、およそ半分と、9月度の料金のほとんどに重なります。
3月度と4月度で7,000円台と高くなっています。夏の電気代より高い・・・(苦笑)
これは、洗濯機の乾燥機を多用していたのが要因と思われます。
電気料金を高くするものとして、乾燥機と電子レンジが挙げられます。
電子レンジは、そんなにしょっちゅう使わないのですが、この時期は、乾燥機を何時間もまわすことが多かったため、それが電気料金の高さの要因になっていると推察されます。
3、エアコンをつけていた期間とつけていなかった期間との比較
エアコンをつけていた期間を含む8〜9月度の平均値と、エアコンをつけていなかった1〜7月度の平均値を比較してみました。
1〜7月度の平均 5,931円/月
8〜9月度の平均 6,580円/月
差額=649円
春の電気料金が高いこともあり、夏との差額は3桁(数百円)におさまりました。
また、1〜7月度の中で最も料金の低かった6月(4,267円)と、8・9月のうち料金の高かった9月(6,633円)とで比較すると
差額=2,366円
となりました。
4、部屋条件と温度設定
先月8月下旬には、野間恒毅さん(Twitterアカウント @noma)の書かれている「のまのしわざ」の
「エアコンを夏の間、1ヶ月つけっぱなしにした結果www」という記事を、Twitterの中で見つけて読みました。
複数の方が同様の記事をアップしているのですが、野間さんの記事はわかりやすく、ああ、この方の記事を参考にして自分も記事をまとめてみよう、そう思いました。
のまのしわざ
http://nomano.shiwaza.com/tnoma/blog/archives/009059.html
中でも参考にしたのは、温度設定と部屋条件を明記しておられた点です。
同様の記事の中には、これを書かれていないものもあり、部屋条件や温度設定によっても異なると感じましたので、両者について示します。
まず、温度設定については、ほぼ29〜30度、
除湿
に設定しました。
多くの方が「冷房より除湿のほうが電気代が高い」とおっしゃっています。
そうかもしれません。
調べたところ、「機種によって異なり、除湿の方が冷房より高い機種もある」と解説してあるサイトがありました。
30度設定だと高く感じることもありましたが、特に猛暑日が連続した8月のときには、外気温が35度以上になっていることも多かったので、外出から帰ってきて30度の部屋に入ると、とても涼しく感じました。
次に、使用したエアコンの機種です。
ナショナル製で、CS-63RGX2-Nを使いました。
スペックを見ると、1年間使用した場合の電気料金は63,200円とあります(1ヶ月あたりに割り算すると5,266円。ちなみにこれはつけっぱなしの場合を想定している料金なのだろうか、それともつけたり消したりした場合なのだろうか。家電メーカーの方にお伺いしたいです)。
この機種は、すでに生産中止になっています(生産終了時の価格は228,000円、税込)。
http://www.yodobashi.com/パナソニック-ナショナル-CS-63RGX2-N-エアコン/pd/200000002000001327/
最後に部屋条件です。
*14階建てマンションの11階
*3DK(72㎡)のうち、ベランダに接した南向きのリビング(およそ12帖)
*12帖用のエアコン一台(National CS-63RGX2-N)
*除湿運転、29-30度
*2015年7月最終週から8月最終週までつけっぱなし
*東京電力との契約アンペア数=30A(アンペア)
5、結論
結論として、
エアコンを使わなかった昨年の1ヶ月間と、エアコンを1ヶ月間つけっぱなしにした今年の1ヶ月間を比較したところ、厳密に同じ条件設定はできませんでしたが、
1,863円
の差額となりました。
これを、高いと見るか安いと見るかはその方次第です。
私はフードバンク活動(余剰食品を困窮者の方に無償で配分する活動)を通して、公共料金を支払うことができないがために、ライフライン(電気・ガス・水道)が止められてしまう方を目の当たりにしました。
そのような状況にある方にとっては、2000円近いコストは大きなものだと思われます。
私も、できる限り余計な電力を使わないよう、電気代を安くしようと心がけています。
ひとつの具体策としては、契約アンペア数を昨年、40アンペアから30アンペアに下げました。
使用量から鑑みて下げても大丈夫と判断したためです。
東京電力の方にも実際に部屋に来ていただき、一通りの電化製品を見ていただき、「これとこれは電気を食うので気をつけるように」とのアドバイスを頂きました。
気をつけるようにと言われたのが、洗濯機の乾燥機と電子レンジでした。
6、この記事を通して伝えたいこと
この記事を通して伝えたいのは、「電化製品や電力を無制限に使おうよ!」ということではありません。
もし、電気代が高くなるのを躊躇してエアコンを使わず、熱中症になる、命に関わる・・・という事態が発生しているのだとすれば、そこまで気にすることはないので熱中症予防のため使っていただきたい・・ということが一つのメッセージです。
労働安全衛生法では、職場環境を17〜28℃・相対湿度40〜70%に保つことが定められています。
厚生労働省のホームページに、熱中症関連のページがあります。
熱中症予防対策の一つとして「扇風機やエアコンなどで温度調整をすること」とあります。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r985200000335ag-att/2r985200000335bx.pdf
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/nettyuu/index.html
エアコンをつけっぱなしにする vs エアコンをつけたり消したりする の比較を正確にするためには、同じ日数を設定し、二者を比較する必要がありますが、今回はそこまではできませんでした。
つたないですが、この実験がどなたかの参考になれば幸いです。
電力を使わないのに越したことはないですが、エアコンを我慢した結果、部屋で熱中症になる高齢者も毎年出ています。
そういう方が減りますように・・と願っています。
7、参考記事
エアコンの節電「微風」と「自動」「ドライ」 どれがお得か
「エアコンは、立ち上がりの初期運動に500W~1000W程度のエネルギーを使う。その後、室温が設定温度に落ち着く約30分後には100W前後に抑えられる」
エアコンには「ドライ(弱冷房除湿)」と「冷房」という2つのモードがあるが、設定温度が同じの場合、どちらが節電効果が高いのか。答えは「ドライ」だ。空気の温度と湿度を下げるのが冷房、温度をできるだけ下げずに湿度を下げるのがドライ(除湿)。
「東京電力の資料によると、設定温度24℃のときのコスト比較をすると、1時間あたり冷房は11円、弱冷房除湿は4.1円となっているため、ドライの方が節電に。ただし、再熱除湿という、強く冷えた空気を再び温めて除湿するタイプの場合は14.9円もかかるため、コストがかかってしまう。エアコンの除湿タイプがどちらかを、まず確認してみてください」
(節約アドバイザー 丸山さんによる)
http://news.livedoor.com/article/detail/9055272/
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「子どもの夏休み」と聞けば明るい印象を受ける人がほとんどでしょう。私もそうでした。ただ、子どもの貧困の現状を目の当たりにする経験後は、ため息をつきたくなります。
食品企業勤務時代、小学生100名を対象に、食事調査をおこないました。その結果、一日のうちでどの食事から最もエネルギーを摂取しているのは「学校給食」で35%でした。これは、経済的に恵まれている家庭の子ども100名を対象にしています。親が子どもに朝食も夕食もつくらない家庭では、学校給食が一日一度の唯一の食事である子どももいます。その子たちのエネルギー源は、学校給食が100% 。夏休みに入り、学校給食がなくなった今、その子たちはどうしているのでしょう。
昨日7月28日、平成27年度 埼玉県学校給食研究会栄養職員対象講演会で「食品ロスの現状と食品ロスを減らすためにできること」について、埼玉県内の校長先生や副校長先生、栄養職員の方々に講演してまいりました。
昨日の対象者の先生方は、定時制の高校で授業や学校給食に携わっている方々でした。学校給食を申し込んでおきながら食べに来ない子どももいらっしゃると伺いました。福島県伊達市で福島産の食品が食べられなくなった時期に、福島県伊達市の学校給食センターに、米国から支援物資として提供された、米国産の桃缶7,000缶を提供し、子どもたちにフルーツ杏仁豆腐を食べてもらったこともお話しました。福島といえば桃が名産です。なぜ福島の子どもたちがアメリカ産の桃を食べなければいけないのか。でも学校給食の予算は1人250円。遠隔地から食料を運べば運ぶほどコストがかさむため、東日本大震災後は、地産地消がかなわず、かといって遠くから食料を運ぶことも難しく、大変な状況でした。
東京都足立区では、学校給食の残渣を減らすため、「日本一美味しい学校給食」を目指し、今では残渣が以前よりも減少しています。今月3日、東京都足立区立第四中学校へ講演にいったときも、中学一年生200名の生徒さんたちは口々に「給食、美味しい〜!」と叫んでいました。校長先生から見せていただいた学校給食のメニューも、黒色(海草・きのこ類)や緑色(緑黄色野菜・淡色野菜)が盛り込まれ、栄養バランスも担保した良いメニューでした。
成長期に栄養素を摂らなければ、後からでは手遅れです。人生で最も成長ホルモンが分泌されるのは小学校高学年から中学校にかけてです。すべての子どもたちが美味しい学校給食やおうちごはんを食べ、心身が成長できるだけの満足感と充足を得てほしいと願っています。
2015年5月28日
東京女子大学で400名の方へ「一生太らない生き方」の講演でした。
今週5回目の講演です。
一般公開で来られていた72歳の男性が「わかりやすい講演でしたね」「食は大事ですよね」
「自分もテニスをはじめたんですよ」とおっしゃって頂いたのが嬉しかったです。
ありがとうございました。