エアコンを1ヶ月間つけっぱなしにした結果

今年の夏は、1ヶ月間、エアコンをつけっぱなしにしてみました。

そのきっかけは、7月中旬ごろ、「1ヶ月エアコンをつけっぱなしにしたら電気料金が6000円代だった」という記事を見かけたことです。Facebookでどなたかがシェアしていたと記憶しています。その記事によれば、エアコンは、つけてすぐに最も電力を消費するため、つけたり消したりするのではなく、つけっぱなしのほうがむしろ電気代が安いとのことでした。

今年の8月は、自宅兼オフィスで仕事をする時間が増えたこともあり、単純に、試してみよう!と思った次第です。誰かがやったことをそのまま鵜呑みにするのでなく、自分で実際にやってみよう、そう思って。

もともと、エアコンの冷えた風より自然な風の方が好きなので、エアコンを設置しておきながら、ほとんど使っていませんでした。

今、住んでいるマンションは、角部屋で、風もよく通る部屋です。

特に3.11以降は節電のこともあり、毎年、まったく使わずに夏を越すことがほとんどでした。

1ヶ月つけっぱなしにした結果は・・・・

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2015年8月4日から9月2日までの30日間で

6,633円 (256kWh)

でした。

1、昨年同時期との比較

ちなみに、エアコンを使わなかった昨年の電気料金と比べてみたところ、

昨年2014年8月5日から9月2日までの29日間で

4,770円  (163kWh)

です。

今年は30日間、昨年は29日間なので、若干違うとはいえ

1,863円

の差額です。

2、今年1年間の推移

次に、今年1年間の推移を見てみました。

1月度  5,721円 (2014年12月4日〜2015年1月5日)

2月度  6,874円 (1月6日〜2月2日)

3月度  7,548円 (2月3日〜3月3日)

4月度  7,506円 (3月4日〜4月5日)

5月度  4,792円 (4月6日〜5月6日)

6月度  4,267円 (5月7日〜6月3日)

7月度  4,710円 (6月4日〜7月2日)

8月度  6,527円 (7月3日〜8月3日)

9月度  6,633円 (8月4日〜9月2日)

以上

エアコンをつけていた期間は7月最終週から8月最終週までです。

8月度の料金のうち、およそ半分と、9月度の料金のほとんどに重なります。

3月度と4月度で7,000円台と高くなっています。夏の電気代より高い・・・(苦笑)

これは、洗濯機の乾燥機を多用していたのが要因と思われます。

電気料金を高くするものとして、乾燥機と電子レンジが挙げられます。

電子レンジは、そんなにしょっちゅう使わないのですが、この時期は、乾燥機を何時間もまわすことが多かったため、それが電気料金の高さの要因になっていると推察されます。

3、エアコンをつけていた期間とつけていなかった期間との比較

エアコンをつけていた期間を含む8〜9月度の平均値と、エアコンをつけていなかった1〜7月度の平均値を比較してみました。

1〜7月度の平均  5,931円/月

8〜9月度の平均  6,580円/月

差額=649円

春の電気料金が高いこともあり、夏との差額は3桁(数百円)におさまりました。

また、1〜7月度の中で最も料金の低かった6月(4,267円)と、8・9月のうち料金の高かった9月(6,633円)とで比較すると

差額=2,366円

となりました。

4、部屋条件と温度設定

先月8月下旬には、野間恒毅さん(Twitterアカウント @noma)の書かれている「のまのしわざ」の

「エアコンを夏の間、1ヶ月つけっぱなしにした結果www」という記事を、Twitterの中で見つけて読みました。

複数の方が同様の記事をアップしているのですが、野間さんの記事はわかりやすく、ああ、この方の記事を参考にして自分も記事をまとめてみよう、そう思いました。

のまのしわざ
http://nomano.shiwaza.com/tnoma/blog/archives/009059.html

中でも参考にしたのは、温度設定と部屋条件を明記しておられた点です。

同様の記事の中には、これを書かれていないものもあり、部屋条件や温度設定によっても異なると感じましたので、両者について示します。

まず、温度設定については、ほぼ29〜30度、

除湿

に設定しました。

多くの方が「冷房より除湿のほうが電気代が高い」とおっしゃっています。

そうかもしれません。

調べたところ、「機種によって異なり、除湿の方が冷房より高い機種もある」と解説してあるサイトがありました。

30度設定だと高く感じることもありましたが、特に猛暑日が連続した8月のときには、外気温が35度以上になっていることも多かったので、外出から帰ってきて30度の部屋に入ると、とても涼しく感じました。

次に、使用したエアコンの機種です。

ナショナル製で、CS-63RGX2-Nを使いました。

スペックを見ると、1年間使用した場合の電気料金は63,200円とあります(1ヶ月あたりに割り算すると5,266円。ちなみにこれはつけっぱなしの場合を想定している料金なのだろうか、それともつけたり消したりした場合なのだろうか。家電メーカーの方にお伺いしたいです)。

この機種は、すでに生産中止になっています(生産終了時の価格は228,000円、税込)。

http://www.yodobashi.com/パナソニック-ナショナル-CS-63RGX2-N-エアコン/pd/200000002000001327/

最後に部屋条件です。

*14階建てマンションの11階

*3DK(72㎡)のうち、ベランダに接した南向きのリビング(およそ12帖)

*12帖用のエアコン一台(National CS-63RGX2-N)

*除湿運転、29-30度

*2015年7月最終週から8月最終週までつけっぱなし

*東京電力との契約アンペア数=30A(アンペア)

5、結論

結論として、

エアコンを使わなかった昨年の1ヶ月間と、エアコンを1ヶ月間つけっぱなしにした今年の1ヶ月間を比較したところ、厳密に同じ条件設定はできませんでしたが、

 1,863円

の差額となりました。

これを、高いと見るか安いと見るかはその方次第です。

私はフードバンク活動(余剰食品を困窮者の方に無償で配分する活動)を通して、公共料金を支払うことができないがために、ライフライン(電気・ガス・水道)が止められてしまう方を目の当たりにしました。

そのような状況にある方にとっては、2000円近いコストは大きなものだと思われます。

私も、できる限り余計な電力を使わないよう、電気代を安くしようと心がけています。

ひとつの具体策としては、契約アンペア数を昨年、40アンペアから30アンペアに下げました。

使用量から鑑みて下げても大丈夫と判断したためです。

東京電力の方にも実際に部屋に来ていただき、一通りの電化製品を見ていただき、「これとこれは電気を食うので気をつけるように」とのアドバイスを頂きました。

気をつけるようにと言われたのが、洗濯機の乾燥機と電子レンジでした。

6、この記事を通して伝えたいこと

この記事を通して伝えたいのは、「電化製品や電力を無制限に使おうよ!」ということではありません。

もし、電気代が高くなるのを躊躇してエアコンを使わず、熱中症になる、命に関わる・・・という事態が発生しているのだとすれば、そこまで気にすることはないので熱中症予防のため使っていただきたい・・ということが一つのメッセージです。

労働安全衛生法では、職場環境を17〜28℃・相対湿度40〜70%に保つことが定められています。

厚生労働省のホームページに、熱中症関連のページがあります。

熱中症予防対策の一つとして「扇風機やエアコンなどで温度調整をすること」とあります。

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r985200000335ag-att/2r985200000335bx.pdf

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/nettyuu/index.html

エアコンをつけっぱなしにする vs エアコンをつけたり消したりする の比較を正確にするためには、同じ日数を設定し、二者を比較する必要がありますが、今回はそこまではできませんでした。

つたないですが、この実験がどなたかの参考になれば幸いです。

電力を使わないのに越したことはないですが、エアコンを我慢した結果、部屋で熱中症になる高齢者も毎年出ています。

そういう方が減りますように・・と願っています。

7、参考記事

エアコンの節電「微風」と「自動」「ドライ」 どれがお得か

「エアコンは、立ち上がりの初期運動に500W~1000W程度のエネルギーを使う。その後、室温が設定温度に落ち着く約30分後には100W前後に抑えられる」

エアコンには「ドライ(弱冷房除湿)」と「冷房」という2つのモードがあるが、設定温度が同じの場合、どちらが節電効果が高いのか。答えは「ドライ」だ。空気の温度と湿度を下げるのが冷房、温度をできるだけ下げずに湿度を下げるのがドライ(除湿)。

「東京電力の資料によると、設定温度24℃のときのコスト比較をすると、1時間あたり冷房は11円、弱冷房除湿は4.1円となっているため、ドライの方が節電に。ただし、再熱除湿という、強く冷えた空気を再び温めて除湿するタイプの場合は14.9円もかかるため、コストがかかってしまう。エアコンの除湿タイプがどちらかを、まず確認してみてください」
(節約アドバイザー 丸山さんによる)

http://news.livedoor.com/article/detail/9055272/

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3 thoughts on “エアコンを1ヶ月間つけっぱなしにした結果

  1. 素晴らしいです。コレだけの分析を軽々と文書にされる。いいね!です。実は私もつけっぱなしが経済的と聞いていましたので、今年初めて実行しました。検針を含めておかしいなあ~と思いました。(予想より安くて)夫婦二人がベースの日常生活となりましたが昨年までは¥18000代でした。それが今月の支払は¥7800代でピーク時の来月が¥11000代で済みそうです。¥20000代を覚悟していましたのでとてもうれしいです。除湿の方が高くなるのは機種にもよるのですね。PCで自宅作業ですので外出以外つけています。とても参考になりたまたま読ませていただきそのままコメントを書きました。有難うございました。益々のご活躍をお願いいたします。

    • kan ishii さま、コメント頂いてありがとうございます。
      お役に立ててよかったです!
      母がひとり暮らしで70代です。
      電気代をケチってつけないでいて熱中症になって・・なんてことになると嫌だなあと思います。
      電気代を心配していた方が、その心配をなくして温度管理をきちんとされるようになり、
      熱中症などで命が奪われることのないように・・と願います。

  2. ピンバック: エアコンを1ヶ月つけっぱなしにした電気料金 続編 | イデルミ.com

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