2016年11月20日放映のテレビ番組で特集された「おてらおやつクラブ」、新著『賞味期限のウソ』で紹介しています

昨日、2016年11月20日、民放のテレビ番組で、おてらおやつクラブが紹介されたとのこと。

私の書いたブログ記事、おてらおやつクラブのところにもアクセスが集中しており、コメントもいただいて、びっくりしました。

国際学会でマレーシアに渡航中なので、テレビで放映されたことも知りませんでした。(NHK Worldは宿泊先のホテルで映りますが、民放は放映されません)

おてらおやつクラブのことを知ったのは、確か2014年です。

お寺のお供え物が、だめになってしまうことも多く、それらのお供え物を「ほとけさまのおさがり」として、食べ物に困っている子どもたち(特にひとり親世帯)に提供するという活動です。

奈良県の安養寺の松島靖朗さんが2014年1月にはじめ、いまでは全国47都道府県、480以上にも広がりました。

私も、この活動に共感して以来、全国での食品ロスの講演では、必ず、おてらおやつクラブのことについて紹介してきました。

先月出版した著書『賞味期限のウソ 食品ロスはなぜ生まれるのか』でもp172から176で紹介しています。

ぜひご覧くださいね。

http://otera-oyatsu.club

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2016年12月11日 静岡県藤枝市で開催される”もったいない”市民の集いで「賞味期限のウソ 食品ロスはなぜ生まれるのか」講演

2016年12月11日、静岡県藤枝市で”もったいない”市民の集い が開催されます。

その中で「賞味期限のウソ 食品ロスはなぜ生まれるのか」と題して講演をおこないます。

どなたでもご参加できます。

会場ではサイン入りの拙著を販売します。

近くの方、ぜひいらしてください。

Give a lecture on food loss at Fujieda-shi, Shizuoka

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仕事に対する姿勢の話(高知にて)

高知でようやく銀行の支店長になった父が、その5ヶ月後に突然倒れ、脳梗塞で亡くなったのは46歳。病院で、当時10歳の弟と私が別室に呼ばれた。お医者さんが「脳梗塞とは、脳のこの部分の血管が詰まり、これこれこういう病気です。」と、図を書いて説明してくれた。そのお医者さんの、顔も声も忘れてしまったけれど、真摯な姿勢だけは、しっかりと記憶している。

仕事で「実」だけを必死で取ろうとするやり方には違和感を感じる。実績をつくる。数字をつくる。もちろん私だって、実績も数字も欲しい。誰だって、熱意を持って仕事をしていれば、そんなの当然だろう。でも、仕事ってそれだけじゃないよねと、あのお医者さんを思い起こして考える。

10代の子どもに、父親の死因を説明しようがしまいが、その医者に対する評価は変わらないだろう。患者はもう死んでしまったのだから。他に手の施しようもない。

なのに、その医者は、われわれ子どもに対し、誠実に向き合ってくれた。その姿勢は、私の脳裏に刻み込まれている。

仕事で結果を出す、評価される、実績を残す。でもそれ「だけ」を貪欲に追い求め過ぎるのは、どこか、こころ(愛)が抜けてしまっているように感じる。

数字だけを求めるのに違和感を感じるのは、こころがなくても数字はつくれるからかもしれない。機械じゃなくて人間が仕事してるんだから、機械にはできない部分がないと、どうも人間味に欠けると感じてしまう。

仕事に対する姿勢が、ひとのこころに深く残り、のちのちになっても咀嚼して味わってもらえるような、そんな “仕事” をしていきたい。


〈謝辞〉

真摯なお医者さんのいらっしゃった病院は、今回訪問させていただいた食品事業者の近森産業に関係する、近森病院でした。母に確認して初めて知りました。近森正久さん、谷脇寛さん、白木久弥子さん、近森産業のみなさまには、工場見学、歓待していただいて、ありがとうございました。

今回の講演に呼んでいただき、高知の思い出を新たに作ってくださった青木美紀さん、講演ご一緒させていただいた鈴木和樹さん、阿部知幸さん、大野覚さん、講演を聴きにきてくださった高橋実生さん、ワークショップに参加いただいた藤野紀子さん、ほか、今回新たにお知り合いになりましたみなさまに、感謝申し上げます。

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2016年11月5〜6日、全国フードバンクシンポジウム(高知市)

2016年11月5日〜6日、全国フードバンクシンポジウムで講演します。

場所は、高知市の高知県立大学、永国寺キャンパスです。

https://www.kochinews.co.jp/article/59851/

11月5日(土)
講演会「食品ロスとフードバンクのあり方」(案) 
井出留美さんに基調講演
  世界での食品ロスへの取り組みと日本の現状
  日本各地での取り組み
  
シンポジウム「食のセフティーネットと地域での連携」(案)
  フードバンクの役割 
   高知県立大学地域学実習Ⅱ 学生(1,2年)の発表
    子どもの貧困におけるフードバンクの取り組み
      子ども食堂への関わりやその背後にある貧困家庭への支援
震災におけるフードバンクの取り組み
東北震災、茨城県常総市水害、熊本震災での報告を踏まえて
高知で何をすればよいか考える
    フードドライブでの食料確保
フードバンク茨城          大野覚
フードバンクふじのくに(Popolo)  鈴木和樹
フードバンク岩手          阿部和幸
             フードバンク高知          青木美紀
コーディネーター:青木美紀(フードバンク高知)・野辺陽子(高知県立大学)
11月6日(日)
研修会
「フードバンクの問題点」
「フードドライブでの食品確保と企業へのアプローチ」

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2016年10月27日 ACAP(エイキャップ:消費者関連専門家会議)で160名の会員企業の方々へ食品ロスの講演

2016年10月27日、ACAP(エイキャップ:消費者関連専門家会議)で160名くらいの方に、食品ロスについて講演いたしました。会場はトヨタ自動車株式会社でした。

http://www.acap.or.jp

写真は、会場担当の方に撮っていただいたので、後日、届くと思います。

ライオン(株)勤務のときの先輩社員にあたる方が会場にいらっしゃり、終わってからご挨拶に来てくださってびっくり!

航空会社の方、食品メーカーの方、スーパーの方、さまざまな業種の方が挨拶に来てくださいました。

お話する中で、これから自分が広く知っていただくこと、発信していく内容に関して、確信した事柄がありました。

今日から日本広報学会研究発表大会で北海道へ出張します。

出張の間に、また、このこと(確信した内容)について深く考えていきたいと思います。

今回の講演の機会を与えてくださった、近藤修様、ありがとうございました。

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