今から800名の方々に講演します。

平成29年度 川口市クリーン推進員感謝状贈呈式及び委嘱状交付式。JR川口駅西口、リリア川口総合センターの音楽ホールです。
川口市のクリーン推進員とは、平成7年に始まった、廃棄物削減のための制度です。
2年間の任期で交代し、今日が新旧入れ替わりの日です。
聴いている方に伝わるよう、そして廃棄物削減の結果が出せるよう、尽力します。Give a presentation on food waste to 800 persons
2017年6月20日、農林水産省ASEAN事業の一環として、カンボジアの王立農業大学で180分間の講義をしました。
180分を3分割し、最初の60分間で、食品ロスと食料廃棄に関するレクチャー。クイズをまじえて、世界の食品ロスと、日本の食品ロス、具体的に減らすための方策などについてお話しました。
私の講義は、日本に在住経験のある、カンボジア人のリナさんが、クメール語に通訳してくれました(下の写真、左側がリナさん)。

講義には、青年海外協力隊時代の同期隊員である、山崎幸恵さんも聴きに来てくれました(写真、右手前が山崎さん)。
2限目では、5−6名のグループに分かれて、カンボジアの農産物を使っての商品開発をしてもらいました。
じゃんけんでグループ分けしてもらったのですが、日本のじゃんけんと違うところは、「チョキ」が1本指でもOKなところ。面白いですよね。
7グループ中、豚肉を使ったグループが2グループ。鶏肉の脚の漬け物、穀物パウダー(6種混合)、ドライマンゴー、魚のペースト(発酵食品)などが挙げられました。
実は、この前の日に、プノンペンにあるイオンモールの食料品売り場を視察していました。
カンボジアでも「20%割引」ってあるんですね・・・
鍋の材料でしょうか、さまざまな素材がまとまった形で売られていました。

残り2週間。っていうことは、日本並み。イオンモールだからかしら。
ピンクの卵も!
驚いたのは、日本語表示のままの食料品が商品だなに並べられていたこと。

つまり、現地の人は、原材料やアレルゲン、栄養表示などが読めないということになります。
カンボジアには、「栄養士」という職業が存在しないのだそうです。
また、商品開発というと、イラストを描くことが多いですが、7グループの中には、イラストがほとんどなく、文字だけを模造紙に書いているグループもいらっしゃいました。
通訳のリナさんによれば、カンボジアの人達は、イラストを描くのが苦手とのこと。
商品開発は、「日本に輸出する目的で」と考えてもらいました。したがって、日本の場合は、アレルゲン表示(義務項目は7項目)をしていないと、自主回収になってしまうことも説明しました。
ふたをあけてみたら、「化学調味料を使っているので日本には輸出せず、ヨーロッパのみ」というグループもありました。「日本」って言ったじゃん・・・(笑)
また、日本では「砂糖や塩を大量に使っているものは避けられやすい」と説明しましたが、考えられた食品は、塩分を大量に使った魚のペーストや、砂糖を60%使ったドライマンゴーなどでした。
やはり、栄養士が存在しないこと、栄養表示がなくても販売できること、食事摂取基準などもないことなど、栄養的な視点がないことが影響しているのかもしれません。

3限目にプレゼンテーションをしてもらいました。「1グループ5分」と設定したのですが、暑さのせいか、タイマーをかけて時間を測るのを失念してしまいました。
1グループが10分以上話すなど、それを7グループが順番にやっていったので、結果的には、とても長い長いプレゼンになってしまいました・・・
タイムマネジメント、学生にまかせるのは、難しそうです。
学生のみなさんは、質問もしながら、楽しそうに聞いてくださっていました。
ASEAN事務局の日本の方々や、インドネシアの方に審査員をお願いし、最終的には優勝チームを決めました。
優勝は、ドライマンゴーを開発したチーム!!
日本から持ってきた女性誌や、日本で販売されている食品のパッケージ多種類、私の本など、いろいろプレゼントしました。
私も最後に、副学長からプレゼントを頂きました。
ココナッツオイルと額でした。
詳しいレポートは、農林水産省の職員の方々や、関係組織の方が購読されている、時事通信社の「Agrio(アグリオ)」に掲載される予定です。
お世話になりましたカンボジアの王立農業大学のみなさま、ASEAN事務局のみなさま、通訳のリナさん、山崎幸恵さん、そして農林水産省のみなさま、ASEAN事務局のみなさま、どうもありがとうございました。
帰国してから連日、長野、名古屋、長野、京都・・・と移動や講演が続いたので、日が経ってしまいました。
2017年6月18日から21日まで、カンボジアの王立農業大学(Royal University of Agriculture)へ渡航しました。
18日は移動のみ。
19日は、2週間のプログラムの初日で、開会式のような形でした。
初日は、農林水産省の方と、キッコーマンシンガポールの代表の方の講演でした。
この「ASEAN事業」というのは、ASEAN諸国の大学に、日本の(主に)大企業から社員を派遣し、約2週間の「フードバリューチェーン」について学ぶプログラムを組み、人材を育てる・・という目的です。
今年2月は、タイのカセサート大学で同様のプログラムに参加しました。
タイのときには、留学生ふくめて9カ国の学生・院生・社会人大学生が参加されていました。
大学教員も生徒として参加されており、レベルが非常に高かったです。
今回のカンボジアでは、留学生はおらず、基本的に授業はクメール語に翻訳されておこなわれました。
初日は、100人くらいが参加していました。
農業大学の中の、さまざまな専攻の学生です。
先進国のように、環境配慮や適度な消費・・という視点より、まだまだ「先進国への輸出」や「大量生産」という視点が大きいと感じました。
私が講義したのは翌日の第2日目、6月20日です。
記事は別に書きます。
2017年7月1日発売の月刊誌『販促会議』8月号(宣伝会議発行)p64〜67で、特別レポート『日本は「もったいない」大国か 「食品ロス」問題を考える』と題して、取材記事を載せて頂きました。
記事が掲載されているのは、p64から67にかけての4ページです。
今年の2月にイギリス・フランスへ視察へ行きましたので、そのときの写真もまじえて、記事を作って頂きました。
2050年には世界人口が98億人に達すると推察されています(国連の世界人口推計による)。
その中で、持続可能な社会を創るには、食品ロスを減らすのが一つの具体策です。
これまでの「大量生産・大量消費・大量廃棄」という前提をくつがえしていく必要があると考えています。
取材をして頂いた時期は、ちょうど、私のほうも、取材をする側で、講演や出張なども詰まっていたため、出発前の羽田空港で取材を受ける・・・といった形でした。
鈴木洋平さんに取材して頂きました。鈴木さん、ありがとうございました。
2日間で6つの予定を終えました。取材3件、撮影1件、打合せ1件、京都府立大学「食品ビジネス論」の講義。民間企業、大学、議員、自治体、NPOなど、貴重な時間を頂いたみなさまに感謝。人の時間は、その人の命そのものです。その人の限りある持ち時間は、砂時計の砂のように減っていく。それを奪っている(分けて頂いている)という気持ちを、どんな仕事でも持っていたいと思います。Business trip to Kyoto
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