阪神・淡路大震災の日に

ライオン(株)研究所に勤めていたとき、同期5人で業務研究コンテストに応募することになりました。テーマは『介護用品の開発』。調査のため、東京・飯田橋のセントラルプラザを訪問したとき目にしたのが「夏!体験ボランティア」というポスターでした。見た瞬間「これやりたい!」と言ったら、「せっかくなら5人でやろうよ」となり、それぞれ別々の病院や特別老人ホームで介護ボランティアをしました。結果、「自分たちで取り組んだ」ことが認められて準優勝。ボランティアを機に「社会の役に立ちたい」と思い、会社を辞めて青年海外協力隊に参加するきっかけになりました。

1月17日、阪神淡路大震災が起こったのは、青年海外協力隊の派遣中でした。現地の新聞が伝えるのは “日本に住むフィリピン人” のことが多く、”フィリピンに住む日本人” である私が知りたい情報はありませんでした。メディアが伝えるのは、伝える人の ”フィルター” を通って出てきたもので、事実100%ではないことを理解しました。

私のキャリアを創るきっかけになった、東京・飯田橋のセントラルプラザで、今日これから食品ロスの講演です。100人近くが応募して下さったそうです。原点に戻ってきた気持ちです。

同じものを見て伝えても、伝える人のフィルターによって、まったく違うものになります。

自分は何を伝えられるか。

6,432人が亡くなった、阪神淡路大震災。

生きたくても生きられなかった命を思い、真摯に、自分のフィルターを磨く努力を続けていきたいと思います。

http://kurashifesta-tokyo.org/2016/sns/twitter.html

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人と比べて劣等感を持たず、自分のできることにフォーカス(集中)する

46で亡くなった父が、王貞治選手と対戦した元甲子園球児でした。小さい頃、小学校の校庭でキャッチボールを父とやらされては「ヘタクソー!」と言われるのがほんといやで。体育の時間も50m走ればタイムは10秒超えるし、跳び箱飛べば上に乗っかるし、ドッジボールやれば球当てられるし。体育と運動はコンプレックスの塊でした。

一つ目の高校(福岡)で試しにバドミントン部に入ってみたものの、1年で千葉へ転校しなければならず、帰宅部になったので、大学では何か続けようと思い、何を血迷ったか体育会硬式庭球部に入りました。運動神経のいい、瞬発力の優れた人たちとプレーし、また劣等感の塊に・・。ただ、瞬発力のない私も持久力はあり、シングルスで7-6, 6-7,7-6で勝ったり、「壁」と言われるほどどんな球も返したりする中で、「ボレーで華々しくプレーする人の真似をしなくていいんだ」と思うようになりました。むしろボレータイプとダブルス組めば強いのだ、と。

大学4年では北海道1ヶ月間ひとりで自転車で1,800km走り(写真)、青年海外協力隊訓練所の10kmマラソンでは50分で走って女子2位になり、「瞬発力なくても持久力はあるんだ」というのが、運動神経の鈍いわたしのささやかな自信と心の支えになりました。
2ヶ月前の2016年10月28日に出版した本(賞味期限のウソ)が、今朝7日付の毎日新聞(埼玉版)で紹介されたそうです。きのう6日には、オルタナ編集部の松島香織さんが、サステナブル・ブランズジャパン(SBJ)に書評を書いてくださいました。後日、オルタナ・オンラインとYahoo!にも書評を載せてくださるとのこと。

http://www.sustainablebrands.jp/…/…/detail/1188695_2139.html

私には、この2ヶ月、箱根駅伝のように、誰かが走ってたすきを次の人に渡し、また次の人がたすきを受け取り走っている(=本を紹介し、勧めてくださっている)ように思えてなりません。

本は出して終わりでなく、出してからが勝負です。出版前から出版後の11月・12月と、たくさんのメディアが順々に紹介してくださいました( http://www.office311.jp/media.html )。メディアだけでなく、川部紀子さんが北海道のテレビとラジオに紹介して出演を実現させて下さったり、Amazonレビューや書評を書いてくださったり、全国の書店で何度も買ってくださったり、売り場写真を送ってくださったりした方々がたくさんいらっしゃいました。本当にありがたく、感謝しています。

年末年始はさすがに・・と思ったら、1月4日に著者インタビューを載せてくださったダイヤモンド・オンラインの記事が20万PVを超え、週間ランキングとFacebookいいねランキングで1位になっているそうです。http://diamond.jp/articles/-/112756

私には一発屋のような芸もないし、華やかさもなく地味だし、瞬発力や何か突出した能力がないですが、じわじわ(コツコツ)続けていく力は少しだけあるかな、と(この継続力も、私よりすごい継続力のある人をたくさん見ているのであまり言えませんが・・)。

2017年の年始に生き方と働き方を考えるにあたり、伊那食品工業のような「年輪経営」でいこう、と思った次第です。2016年に生み出した本を、2017年は育てていきます。若い世代に対しては、人と比べたり自分のできないところに劣等感を持ったりせず、自分のできるところに集中して自信を持つ大切さを伝えていきます。では今から毎日新聞を買いに行ってきます!

This is a photo of when I was a student of Nara Women’s University

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2017年1月10日まで、ビジネス書著者17名の10分スピーチの映像が無料公開!

今月12月3日(土)にビジネス書著者・講演家17名が次々10分ずつスピーチする「DAF(ダフ)」の第6回目に初めて登壇させて頂きました。西澤一浩さん主催のイベントです。

当日、聴いて頂いた方、本を買って頂いた方、ありがとうございました。

私のテーマは ”食品ロス”。

当日は、拙著(賞味期限のウソ)20冊がすぐ完売!ベテランの講師や著者の方々とご縁ができ、書評ブロガーの米山さんには書評を書いて頂き、来月また会いましょうというお話を頂き、そして新たな10分スピーチ!の機会まで頂くことになりました(映画公開の記者会見、1月13日、毎日新聞社にて)。

登壇者も参加者も運が良くなるこのイベント、当日参加費15,000円だったのが、2017年1月10日まで年末年始限定、無料で映像公開されるそうです。

観たい方はメールアドレスをご登録の上、ご覧くださいね。

私も登録して自分で見てみよう。

そして、次回のDAF7は、2017年3月18日(土)午後に開催です。

ぜひいらしてくださいね。

https://daf6movie.jimdo.com

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2016年11月26日 千葉県 渋谷教育学園幕張高等学校一年生全10クラス350名へ食品ロスとキャリア講演

2016年11月26日、千葉県の渋谷教育学園幕張高等学校で、高校一年生全10クラス350名に、食品ロスとキャリアの講演をおこないました。  

前半はキャリアについて、後半は食品ロスについてです。

昨年度(今年の一月)には高校二年生に同様の講演をしており、好評だったとのことで、呼んでいただきました。


キャリアは、主に大学時代からの話です。




聴いて下さった中に、ご両親とも青年海外協力隊だったという方がいらっしゃいました!

カンボジア隊員だったそうです。


私の髪の毛、乱れてますよね、、実はここに来る前、最寄り駅の海浜幕張駅へ向かうつもりが、なぜか東京駅に向かってて、慌てました。。

昨年度、高校二年生の時に私の講演を企画してくれた、鵜飼唯香さんも、役員室まで来てくれました。学校内カフェテリアのロスを計測し、食品ロスの論文を仕上げたそうです。


呼んでいただきました教頭先生の小河先生、関係者のみなさま、ありがとうございました。

前例無しと闘い、道なき道を切り開いてきた、尊敬すべき高校時代の同級生

尊敬している高校時代の同級生と、卒業以来の再会を果たしました。

彼は、ろうあ者として初めて、東大に現役合格を果たしました。

その後、生まれつきのろうあ者として初めて、司法試験の合格を果たしました。

大学合格のときも、1995年の司法試験合格のときも、全国紙に掲載されました。

当時、私の母は、「田門くんが新聞に載ったよ!」と言って、新聞を切り抜いて送ってくれました。

私は、福岡県久留米市での高校受験が終わり、高校入学を果たした翌月、父の転勤が決まり、結局、高校受験を2回繰り返すことになりました。

高校時代は、やけのやんぱち状態でした。

(高校受験を2回やって喜ぶ人はいないのでは・・)

それまでも、北海道、東京の府中、世田谷、埼玉の浦和、愛知県津島市、福岡県久留米市・・と転勤、転校ばかり。

親の都合で振り回されるという被害者意識を持っていました。

この上、高校受験まで、またかよ!

という気持ち。

福岡県久留米市は、亡父のふるさとでもあり、自分にとっても中学1年から住んでいて、なじんでいる土地でした。

結局、福岡県立明善高校から、千葉県立薬園台高等学校へと編入しました。

当時は、千葉の高校なんてぜんぜん知らないし、福岡とは雰囲気もまったく違うし、ほんと転校なんてもうまっぴら!と思っていました。

そんな高校3年のとき、同じクラスになったのが、彼でした。

田門浩さん_薬園台高等学校

聞こえない、話せない、という状況の中、彼は、いつもニコニコして、とても明るかった。

模試で、志望校D判定(ABCDEのうち、D)が出ても、同級生にそれを見せて笑っていました。

なにより、楽しんで学んでいる姿勢、生きる姿勢が素晴らしい。

そう思いました。

自分にはとても真似できない。

今回、手話通訳者の方を通して、たくさんお話することができました。

高校時代のこと、大学時代のこと、卒業してから司法試験に8回チャレンジしたこと、弁護士事務所に就職するのも40回以上断られてようやく就職できたこと、などなど・・・

またお会いするのを楽しみにしています。

ありがとうございました!!

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