英ケロッグ社員が論文を日本の大学教授に紹介してくれた件

日本ケロッグ辞めてから、4年以上経ちます。

英・マンチェスターのケロッグ社員が、日本から来た大学教授に「肌と腸内環境の関係」について聞かれたとき、「Rumi のこの論文があるよ」と言って送ってくれたそうです。

昨日、日本食物繊維学会の席で、その先生が「Rumi ?って、あの食物繊維学会のルミイデか?」と気づいたとのこと。

嬉しかったです!(写真はAll Aboutの取材)

英語で論文書いておいてよかった。

お陰で、世界各国のケロッグから、いろんな反応を得ることができました。

論文 “Breakfast Cereal with Balanced Amounts of Vitamins, Minerals and Dietary Fiber improves Skin Conditions of Young Females”

200904_2c

スポンサードリンク



手書きの効用

今や手書きで文字を書くことは圧倒的に少なくなりました。年賀状くらい?

ケロッグ広報時代、メディアで「シリアルを食べている」という著名人を見つけては、直筆で御礼の手紙を書き、商品をお送りするというのを14年5か月続けていました。

それがきっかけで商品のファンになってくださり、いまだに文通している女優さんもいます。

感謝の手紙を下さったお笑いタレントさんや、テレビ番組でケロッグの姿勢に触れてくださった方もいらっしゃいました。

仕事で手書きの手紙を書く。

面倒なことこそ価値があるかもしれません。

http://www.advertimes.com/20151126/article210154/

(写真はケロッグ広報時代、宣伝会議の月刊誌「広報会議」で2ページ特集して下さったときのもの)

Appeared on the monthly magazine “Koho Kaigi”

広報会議9月号コピー縮小

スポンサードリンク



圧倒的な影響力を発揮している組織が実践する6つの原則

宣伝会議のアドタイ(AdverTimes)。

シリーズ2回目のコラムを掲載して頂きました。

圧倒的な影響力を発揮している組織が実践する6つの原則

英エコノミスト誌が2007年のベスト10冊に選んだ経営書、『Forces For Good』。

4年の調査研究をもとに、社会に大きな影響を与えた米国内の非営利組織を12団体選び、成功している組織に共通する6つの原則を紹介したものです。

日本では2012年、『世界を変える偉大なNPOの条件」として邦訳出版されています。

本著が紹介している6つの原則を挙げてみましょう。

第一の原則 政策アドボカシーとサービスを提供する

第二の原則 市場の力を利用する

第三の原則 熱烈な支持者を育てる

第四の原則 NPOのネットワークを育てる

第五の原則 環境に適応する技術を身につける

第六の原則 権限を分担する

続きはこちら
http://www.advertimes.com/20151126/article210154/

スポンサードリンク



何をしたらやりがいや達成感が感じられるか

「何をしたらやりがいや達成感が感じられるか」と問われたら、「組織をまたいで人が集まる場を創ることができたとき」が答えの一つです。

今月「第4回川口市食品ロス削減検討委員会」を主宰します。川口市議、商店街振興組合理事長、NPO、民間企業、パン屋さん、埼玉県庁の方々といったいつものメンバーに加えて、全国から島根県、福島県、岡山県(予定)のみなさんが集まってくださいます。一種類の組織だけで凝り固まらない、マルチステークホルダープロセス(*)を実現していきたいです。「毎週パンの耳が余る」という悩みを共有していただき、そのきっかけを作ってくださった、パン教室ボングー、坂巻達也さんに感謝しています。

自分が、何をしているときに時間を忘れるほど集中できるのかを考えることは大事だと思います。

何をしているときにやりがいを感じるか。

何に対して達成感を感じるのか。

(写真は、昨日坂巻さんパン教室で作ったメロンパン、クリームパン、あんパンなど。宗高 美恵子さんの指導でクリスマスリースも作りました、ありがとうございました!)Attend bread baking class

<*マルチステークホルダー・プロセスとは>
3者以上のステークホルダーが、対等な立場で参加・議論できる会議を通し、単体もしくは2者間では解決の難しい課題解決のために、合意形成などの意思疎通を図るプロセスを指します。
http://www5.cao.go.jp/…/sustainabil…/concept/definition.html

クリスマスリース
  

メロンパン

  

あんパン、クリームパンなど
  

ランチ
  

スポンサードリンク



「女性だから」「肩書きがないから」

今朝のJ-Waveを聴いて頂いた皆さま、有難うございました。JK Radio Tokyo Unitedの番組HPに概要を掲載して頂きました。

 http://www.j-wave.co.jp/…/come-toget…/2015/10/16-080853.html

Appeared on the radio program this morning – JK Radio Tokyo United

毎月、お話している中医師の女性に、「女性だから、たいした肩書きがないからという理由で差別された(と思う)」経験を、ぽつんとつぶやきました。そうしたら、中国人として初めてノーベル医学・生理学賞(2015)を受賞された、女性薬学者の屠ユウユウ氏(Tu Youyou, 84歳)の話を引き合いに出し、励ましてくれました。

その中医師の先生は、大学医学部時代、この先生の講義を受けたことがあるそうです(講義自体は面白くなかったとのこと)。博士号を持たないこの先生は、中国では、肩書きの無さを理由に差別・冷遇され、まったく評価されてこなかったとのこと。今回の受賞理由となった成果も、40年前の40代初頭の研究だそうです。

これまで中国国内では無視され続けてきたのに、ノーベル賞受賞したとたん、中国国内メディアの態度が180度翻り、大騒ぎになっているそうです。中国メディアからの取材などは断っているとのこと。

中医師の先生いわく、「日本もそうだと思うけど、アジアは肩書きや のれん(暖簾)だけを見て、中身の味を確かめようとしない傾向がある。でも、実力があれば、必ず、芽が出るから。この先生だって、数年前、米国で評価され、すでに受賞されていた。歴史とはそういうものだ」と。

食品企業時代、自社製品を女性誌で紹介してくださった中医師の先生。広報室長だった私が御礼の手紙と製品を送ったことがきっかけで、知り合いになりました。以来、かれこれ7年くらい、この先生のところに通っています。外資系企業管理職業時代の奮闘ぶりも、独立してからの紆余曲折も、すべて知ってくださっている先生。

女性だとか、肩書きがないとか、そんなことで差別されている時点で、そもそも実力が充分ではないということ。

そんなのどうでもいいと思われるくらい、もっと尽力しよう。そう決意しました。

http://www.sankei.com/wor…/news/151005/wor1510050045-n1.html

Nobel Prize winner Tu Youyou helped by ancient Chinese remedy

http://www.bbc.com/news/blogs-china-blog-34451386

スポンサードリンク