食品ロス国際会議2022、キーワードは「食料危機」と「賞味期限」 パル通信(45)

2022年5月10〜12日、米国ミネソタ州ミネアポリスで「食品ロス解決サミット2022」(2022 Food Waste Solutions Summit)が開催されました。その中でも注目ポイントはどの点だったでしょうか。
賞味期限表示が食品廃棄につながる食品価格が6%上昇、食料危機で食品ロス削減の重要性すべてを使い切り、循環型にフォーカス世界の食料システムは温室効果ガス排出量の3分の1
https://iderumi.theletter.jp/posts/66337170-d495-11ec-9371-4bcf9cb6615b

捨てられるパイナップルの芯や皮から食品包装の新素材開発 葉は服に 農家の収入源にも

スペインのアリカンテ大学(University of Alicante)分析化学・栄養・食品科学(Department of Analytical Chemistry, Nutrition and Food Sciences)の研究者チームは、パイナップルの芯や皮など、通常、捨てられる部分を活用し、抗酸化作用のある新素材を開発した。この素材は、容器包装として使うことができ、食品の酸化を防いで、保存する食品の保存期間を延長することができる。

https://news.yahoo.co.jp/byline/iderumi/20220513-00295815

「世界を変えるアイデア2022」で優勝!食品ロス削減システム「EIDOS」とは?パル通信(44)

食品ロス削減に関連する商品やサービスの市場規模は、2022年に626億ドル(約8.1兆円)に達し、10年後にはこの2倍に膨らむと予測されています。そんな中、カリフォルニアで「EIDOS」という食品ロス削減システムが設計され、「世界を変えるアイディアアワード2022」の学生部門で優勝しました。今回は、このニュースについて説明します。
https://iderumi.theletter.jp/posts/381a8970-cfd4-11ec-98f0-037e896d6a25

「食品ロスなくして全部使う」のが生き物への礼儀であり食料危機の解決法 デンマーク八代目の魚屋語る

We remotely interviewed Tommy, an eighth-generation fishmonger in Denmark, three years after we interviewed him there in 2019. In Denmark, food prices are rising due to Russia’s invasion of Ukraine, and ‘eliminate food loss and use it all’ is one of the main solutions, he said. Eighth generation fishmonger Tommy told us that “utilising it all is a courtesy to animals and fish”.

デンマークで八代目の魚屋を営むトミーさんをリモート取材しました。2019年に現地で取材してから3年ぶり。デンマークでは、ロシアによるウクライナ侵攻で食料品価格が上昇しており「食品ロスをなくして全部使う」ことが解決法の1つとして大きく取り上げられているそう。八代目の魚屋トミーさんは「全部活用することが動物や魚に対する礼儀」だと語ってくれました。

https://news.yahoo.co.jp/byline/iderumi/20220504-00294309

ロシアのウクライナ侵攻と日本への影響 いまそこにある食料危機 SDGs世界レポート(78)

In the case of Japan, the major importers of grains such as wheat, corn and soybeans are the USA, Canada, Australia and Brazil, so the short-term impact of Russia’s invasion of Ukraine is limited. However, the impact of high oil prices and a weak yen is weighing heavily on Japan, which is dependent on foreign countries for much of its food, with a food self-sufficiency ratio of 37%.

https://news.yahoo.co.jp/byline/iderumi/20220501-00292926

日本の場合、小麦・トウモロコシ・大豆などの穀物の主要輸入元は米国やカナダ、オーストラリア、ブラジルなどが占めており、ロシアのウクライナ侵攻による短期的な影響は限定的です。ただ、原油高と円安の影響は、食料自給率37%と、食料の多くを海外に依存する日本に重くのしかかっています。

https://news.yahoo.co.jp/byline/iderumi/20220501-00292926