伝える極意

国連広報センター室長の根本かおるさんの講演を、先月と今月、お聴きしました。講演の中でご紹介していたのが、同時通訳の第一人者である長井鞠子(ながい・まりこ)さんの著書「伝える極意」です。

長井さんは、著書の中で、話し手として聴き手にメッセージをしっかり伝えるために重要だとおっしゃっているのが、下記の3点です。

「誰かに伝えたい」と思う内容(コンテンツ)を持っているか。

それを伝える熱意があるか。

話を相手にわかりやすくするための論理性・構成力があるか。

今週の土曜日に埼玉県さいたま市で、来週月曜日に神奈川県庁での講演の依頼を受けているので、こころがけてお話したいと思います。

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5月19日放送 TBS「いっぷく!」取材と撮影はじまります

2014年5月19日(月)に放送される、TBS「いっぷく!」の取材と撮影が始まります。

今日から今週いっぱい。

昨日は、アメリカンクラブで、英語のプレゼンテーションをしていました。

先週末は、社会人大学院で、ゼミの発表。

さまざまなところへ出向いて、違う種類の仕事をする、ということ。

人によっては、毎日コンスタントに同じことをするほうがラクで、こういう変化の激しい仕事は苦痛かもしれません。

北海道から九州まで、さまざまなところで育ってきた、私の育ち方は、このような仕事のスタイルに向いているかもしれません。

また、一方で、内向的で、話すことが苦手だった私が、週一回のペースで講演しているのも不思議です。

キャリアというのは、自分の育ちかたも関係する一方、自分になかった要素を見出し、活かしていくこともできるものかもしれません。

昨日、アメリカンクラブでプレゼンしたあと、「3.11がきっかけで転身して、前のキャリアと、フィリピンでの経験を、ちゃんと今の仕事に活かすことができていて、素晴らしいわね」とおっしゃってくださった方がいらっしゃいました。

嬉しく思いました。




不安が力になる  ー日本社会の希望

今日は、これから英語でのプレゼンテーション。

日本人の方が対象ならまだしも、ネイティブの方50名を相手に、というのは緊張する。

ジョン・キムさんの著書「不安が力になる ー日本社会の希望」の中に、好きな一節がある。

『アウェイに飛び込むこと自体が、自分の領域を拡げる行為である。』

『アウェイに飛び込み、その環境で自分の価値を証明すると、アウェイは自分のホームになっていく。』

『一つの分野を極め、その頂上に居続ける人もいる。

 権威を保ち続けるのも大変なことだが、個人的には挑戦し続けられる人にすごみを感じる。

一つの山を登り切って下山し、新しい山に登る勇気を持てる人には頭が下がる。

一度極めた分野に固執せず、新しい分野に踏み出す人を見ると、この人は成功するための原理を自分の中で体得しているのだとわかる。

山の頂上にいることが目的なのではなく、挑戦すること自体に自分の意義を見いだせる人である。(後略)』

英語を使ってプレゼンするということは、私にとって、アウェイに飛び込むことである。

勇気がいる。

怖さもある。

でも、その「アウェイ」に飛び込んでみる。

それを乗り越えれば、またひとつ、違うステージにいける。

がんばってみよう。

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さらば、食料廃棄

「さらば、食料廃棄 捨てない挑戦」

ドイツのジャーナリスト、シュテファン・クロイツベルガー氏とバレンティン・トゥルン氏の共著。

まだ食べられるにも関わらず、捨てられる食料の現状を描いたドキュメンタリー。

映画にもなっており、日本では邦題「もったいない!」で公開されています。

食料廃棄と食品ロスに関して学びたい人、卒業論文や修士論文などを執筆する方にお勧めします。