自分の中に毒を持て!
サブタイトルに「あなたは常識人間を棄てられるか」
共感する部分が多々あります。
『いま勤めている会社をやめたい、何か他にやることがあるんじゃないか、と考えている人は実に多い。』
『だが(中略)身の安全、将来を考えて仕方なく現在の状況に順応している人が驚くほど多いのだ』
「モノマネ人間には何も見えない」
「意外な発想を持たないとあなたの価値が出ない」など。
林修氏の著書「いつやるか?今でしょ!」
あまりに流行っている間は手に取りたいという気持ちが起こらず、このたび単行本が文庫本になったのを機に読んでみました。
「今すぐできる45の自分改造術!」というサブタイトルがついています。
共感できるところがありました。
たとえば
「イベントに踊らされるな、日本人!」という項。
『母の日だから電話するのではなく、毎日親孝行しているから、母の日に大騒ぎしなくていいような日々を送ることこそ、真のイベントだと僕は考えています』
まさに、そう思います。
ただ「母の日」だからといって、電話するのも、一つのきっかけではあると思いますが、本当は、日々が母の日なのだと思います。
また、下記のような文章もありました。
『どこまでも指示をほしがる精神性に、深いため息が出ます。』
これは、生徒が「先生のおすすめの本は何ですか?」とたずねてくることに対しての感想。
自分でどんな本を読みたいか、探してみる、アンテナにひっかかる、そういう感性を磨くことも、読書の大切な要素のひとつである、ということかと思います。
今朝、2014年5月26日付の朝日新聞の投書欄「声」に、14歳の男の子から投書がありました。
小学校3年間をカタールで過ごし、その間、レポートで参考にした書籍など(=出典)をきちんと細かく書くよう、先生から指示があったとのこと。
タイトル、著者、発行日、サイトなら最終更新日など。
参考文献をきちんと書かないと高い評価が得られず、場合によっては「未提出」とされたそうです。
コピー&ペーストなどもってのほか。
ところが、日本に帰国したところ、先生からはそのような指示がなかったそうです。
彼は、この自分の体験を通し、「小学校のうちから参考文献を書くようにすれば、それが習慣になるし、参考にした文献の著者を尊重することにもつながる」と提案しています。
素晴らしいですね。
ところで、稲盛和夫さんの著書「生き方」は、2004年に発行されて以来、版を重ねています。
私の持っているもので、2007年に「40刷」。
このように、何度も読まれる本を書きたいです。いつか・・・
同じ稲盛さんが書かれた本で、中学生向けなのですが、「君の思いは必ず実現する」も、素晴らしい本です。
稲盛さんが若かりし頃、最初に入った会社の研究室で、来る日も来る日も実験器具を洗っていて、
「こんなことではダメになる・・・」
という思いを持ちつつも、
「いまやっている地味な一歩一歩の積み上げは、シャクトリ虫のような歩みではあるけれど、いつしか大きな成果を生むはずだ」と信じて、やっていったそうです。
辞めたい、辞めたい、と思う一方で、「いや、これは大きな成果の一歩なんだ」と自分に言い聞かせて、積み上げていく。
仕事をはじめたばかりで、辞めたいと思っている人にも読んでいただきたい本です。
「健康」という雑誌で執筆した記事が、書籍にも掲載されました。
2014年5月20日付の「ヘモグロビンA1cをお腹いっぱい食べて下げるワザ」という書籍です。