オルタナマガジンに拙著「一生太らない生き方」の書評を載せて頂きました。
ありがとうございました!
拙著「一生太らない生き方」が、Amazonの食事療法部門で「最もギフトとして贈られている」1位になっています。
(11月3日15時57分現在)
食事療法部門や美容・ダイエット部門で、何度も1位になっていて、有難い限りです。
当初、これがギフトとして使われる、という頭はありませんでした。
高校時代の同級生が「上司3名にプレゼントした」と言ってくれました。彼女いわく「文字が大きいのでギフトにしやすい」とのことです。
確かに、文字がたくさん詰まった本だと、すぐには読めないですし、年配の人であると読みづらいでしょう。
また。趣味や嗜好が異なる人に、あまりに読むのに時間がかかる本は、渡しづらいかもしれませんね。
特に注目して頂きたいのは五章です。
1、測る 見える化する
自分で自分の体を測ること、見える化する、客観視することが、体型を保つことに繋がります。
2、情報を鵜呑みにしない
メディアの情報は、とても役に立ちます。
ただ、体の状態は百人百様ですから、ある人にとって適切なものが、別の人にとっても有用とは限りません。
3、教養なきダイエットは失敗する
2に通じます。
4、主体性の無さをみなおす
友達がダイエットしているからする、同僚が糖質カットしているから自分もする、というのは、あまりにも主体性がありません。
それは、生き方にすら主体性が無いからではないでしょうか。
5、根拠のない商品やサービスの売上増にこれ以上、加担しない
言葉の通り。
あなたは、すぐ引っかかり騙される「カモ」ですか?
ここまで読んでいただいて、
ああ、まさに、あの人に言いたいけど、直接言うのははばかられる・・・から
本をプレゼントしよう!
と思った方は、ぜひ、Amazonのギフトで、その誰かにプレゼントしてくださいね。
死にたい。
この世から消えてしまいたい。
青年海外協力隊としてフィリピンに2年近く滞在。
任期満了はあと数ヶ月、目前だった。
国際電話で、JICA(ジャイカ)の顧問医と話した。
そのあと、協力隊の調整員から言われた。
「明日、帰国するように」
荷物はそのまま置きっぱなし。
お世話になったフィリピンの人たちに挨拶することもなく
マニラから帰国した。
同じ任地にいた隊員二人が、
往復6時間もかかるマニラの空港まで送りに来てくれた。
涙がとまらなかった。
飛行機に乗ってからも、泣き続けていた。
なぜ、こうなるんだろう。
なぜ、こうなってしまったのだろう。
うつ状態になっていた。
自覚はなかった。
強いていえば、
二者択一で迷ったとき、
どちらに決めても後悔するような
優柔不断になっていた。
2年間という長い期間、頑張り過ぎたのか。
食生活で充分栄養素が摂れていなかったのか。
自分の成果をある人がもぎ取ったと思ってしまったのか。
帰国してからが地獄だった。
大好きなお寿司を食べても味がしない。
砂を嚼んでいるような味。
お世話になったフィリピンの人に手紙を書こうとしても、
思考が止まって一文字しか書けない。
やせ細って、何をする気もしない。
寝ようとしても、眠れない。
何をする気もしない。
しないどころか、生きているのもイヤ。
前の勤務先の人から
「なんで(何の目的で)行ってきたの?」
と言われると、
「ああ、行っても何にもならなかった・・・」
と思い、自分で自分を責めてしまう。
なんで、あと数ヶ月、がんばれなかったんだろう。
なんで、会社辞めちゃったんだろう。
なんで、なんで、なんで・・・・
帰国して五ヶ月間は空白だった。
その後、食べ物の仕事に就こうと思ったが
勤め口が無かった。
いろいろ探したあげく、
好きだった本の仕事を見つけた。
紀伊国屋書店の内勤の営業になった。
朝9時から午後3時までの契約社員。
伝票と向き合う、受注発注の仕事。
九段下。
毎朝、起きるのがおっくう。
職場へいくのが面倒。
人としゃべりたくない。
そして七ヶ月後。
「とらばーゆ」という求人雑誌で
「日本ケロッグ」という会社を見つけた。
求める人材として、
消費生活アドバイザーの資格保持者、
英検2級、
日本語の文章を書ける人、とあった。
すべて持っていた。
一次試験、二次試験、合格して
晴れて社員となることが決まった。
それと並行し、
誰とも会いたくない中で
わざわざ、実家近くの最寄り駅まで
会いに来てくれた人がいた。
前と変わらないで接してくれる。
その態度が、傷心に沁みた。
思えば「感謝」を忘れていた。
自分の「無い」ものばかりに注目していた。
味覚が無い。
やる気が無い。
書く力が無い。
人と会いたくない。
・・無い、無い、無い。
でも、
振り返ってみれば
こうして、前と変わらず
自分と会ってくれる人がいる。
誰もいないわけじゃない。
一人でもいれば、いいじゃないか。
ありがたい。
有難い。
「どうやって、うつ状態から
立ち直ったのですか?」と
よく聞かれる。
人には波がある。
人生、いいときばかりじゃない。
悪いときもある。
その悪いとき、
自分がどれだけ這い上がろうと努力できるか。
どれだけ「無いもの」ではなく「あるもの」に感謝できるか。
そして、
そんなときでも
自分を見てくれている人がいる。
あの、つらかったどん底のとき
会いに来てくれた人。
いまの伴侶である。
(おわり)
上記は
ひきたよしあきさんの著書
『あなたは「言葉」でできている ビジネスコミュニケーションが劇的にアップする“自己表現”のヒント』を読み、
自分のエピソードを探してノートに書いてみる、
というのにならって書いたものです。
2014年10月30日(木)22時より放送予定、BSジャパン「日経プラスワン」に、私が講演している様子が少し出るかもしれません。
前職より懇意にさせて頂いている、品川女子学院の校長先生、漆紫穂子先生が生放送で登場されます。
私は以前より、品女(しなじょ)に講演に呼んで頂けるケースが多く、先日7月に講演した際のシーンが映るかもしれません。
たとえ映らなかったとしても、漆先生のお話は必見です。
ぜひどうぞ。