本日2015年8月28日 森井ユカさん新著「突撃!オトナの大学院」に載せて頂いています

本日8月28日に発売される森井ユカさんの新著「突撃!オトナの大学院」(主婦と生活社)に、私が8年通った社会人大学&大学院のストーリーをマンガ形式で載せていただきます。

森井ユカさんは、著書「スーパーマーケットマニア」シリーズ(講談社)などが好評の、立体造形家でYUKA DESIGN代表者。私も海外出張のとき、ユカさんの本持参でお土産を買ったものでした。全シリーズ持っているくらいのファンです。

今回の新著では、ユカさんが社会人になってから大学院へ通った体験談を語っておられます。わたし以外にも、ユカさんのご友人の社会人大学院の体験者のストーリーを読むことができます。

本日2015年8月28日、主婦と生活社から発売の「突撃!オトナの大学院」どうぞお楽しみに!

http://iderumi.com/?p=2256

http://www.shufu.co.jp/books/detail/978-4-391-14684-4

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森井ユカさん新著「突撃!オトナの大学院」8月28日発売に社会人大学院生活載せて頂きます!

森井ユカさんの新著「突撃!オトナの大学院」が、主婦と生活社から8月28日(金)に発売されます!

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社会人になってから大学院へ行くということ。

働きながら大学や大学院へ行くのは本当に大変です。

苦労もあります。

でも、それ以上に、楽しい。

私も8年間、社会人として大学と大学院に通いました。

体験談を載せていただいています。

マンガ形式なので読みやすいですよ。

ぜひ!

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あん

先日、啓林堂書店奈良店でトークショー&サイン会させて頂いたところは、なんと、映画の河瀬直美監督(奈良出身)と作家のドリアン助川さんのお二人が先月トークショー&サイン会なさったのと同じ場所でした。有名人は ”有名税” を負担する我慢に耐えないとならないので大変だなあ・・と思いますが、このときばかりは、ああ、集客に困らない有名人なら書店の方にも苦労かけないのに・・・と思ってしまいました。

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河瀬直美監督の映画「もがりの森」で、演技の素人ながら主演なさった、奈良在住のうだしげきさん。彼が店主を務める古書喫茶「ちちろ」に、先週奈良出張の際に行ってきました。2006〜2007年ごろ、この店によく通っていました。

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うださんが70歳の老人を演じたのは今から10年前。「あのとき演じたのと同じ年になっちゃいました」と、うださん。あの頃は無名だった尾野真千子さん(奈良出身)も、いまや全国区の女優さんになられました。

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「あん」で最も印象深かったのは、吉井徳江さんが最期に千太郎にあてた手紙で「生きる意味」について語るところ(以下、引用)。

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『私たちはこの世を観るために、聞くために生まれてきた。この世はただそれだけを望んでいた。だとすれば、教師になれずとも、勤め人になれずとも、この世に生まれてきた意味はある。』

『世の中には、生まれてたった二年ぐらいでその生命を終えてしまう子供もいます。そうするとみんな哀しみのなかで、その子が生まれた意味はなんだったのだろうと考えます。』

『今の私にはわかります。それはきっと、その子なりの感じ方で空や風や言葉をとらえるためです。その子が感じた世界は、そこに生まれる。だから、その子にもちゃんと生まれてきた意味があったのです。』

『だから私、お菓子を作ってきたのね。甘い物をこしらえて、涙を溜め込んだ人に食べてもらってきたのです。そしてそれで、私も生きられたのです。』

『店長さん。あなたももちろん、生きる意味がある人です。』

『きっといつか、これが自分の人生だと言える日がくると思うのです。』

『物書きにならずとも、どら焼き職人にならずとも、あなたはあなたらしく立ち上がる日がくると思うのです。』
Book of Dorian Sukegawa “AN”

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「あなたの好奇心を満たすために質問するのは傾聴ではない」

傾聴。話を聴くこと。耳を傾けること。「話を聴くなんて簡単でしょ」と思う。でも実は、悪意なく誤った聴き方をしているかもしれない。Book of Noboru Komiya

傾聴のプロフェッショナルによれば、「あなたの好奇心を満たすために質問するのは傾聴ではない」そうだ。自分が相手に聞いてみたいことを聞くのではなく、相手が話したいことを聴く、ということ。それが傾聴。

つまり、自分本位ではなく、相手=話し手 を中心に考えるのが傾聴。相手の情報をあれこれ集めようとしない。情報量と共感的理解は比例しない、と、この本の筆者は言う。

確かに、会って間もない人から尋問か身元確認みたいな質問ばかりを立て続けに受けると辟易する。それ聞いて何するんだろう、なに批評するんだろう、と。かさぶたのできかかった傷口をひん剥かれて塩すり込んでナイフで刺されたような気持ちにすらなる時もある。言いたければ自分から言うからそっとしておいてと言いたくなる。せめて自分は相手のプライベートな領域にずかずか踏み込むのを控えるように心がけている。

相手の付属物をあれこれ問いただすより、目の前にいる人そのものを、そのまま受けとめてあげたい。

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傾聴力 プロカウンセラーが教える 場面別 傾聴術レッスン

心理学の博士で、臨床心理士の古宮昇さんが監修された著書「プロカウンセラーが教える 場面別 傾聴術レッスン」を読みました。

印象に残った点が2つ。

1つは、「メサイアコンプレックス」について。

自分が救われたい、行き詰まった自分に活路を見出したい、という動機から「人の役に立とう」と思うことを指します。

実際に、こういう方に困惑したことがあるので、身につまされるお話でした。

「社会にとっていいことをするのだからいい」と思いがちですが、自分中心の行動や言動が、相手の気持ちを無視しているため、まわりに迷惑がかかります。

もう1つ。

これはとても大事なことです。

自分が好奇心を持ったことを相手に聴くのではなく、相手の話したいと思っていることに好奇心を持って聴くということ。

本人が話したがらないことに興味を持ち、しつこく聞いてくる人がいます。

インタビュアーとしては失格、ということなのですね。

「自分が満足したいから聴く」だけであり、相手を満足させてあげようという気持ちがないと、このようなことになる。

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