東京大学大学院日記(35)

2013年5月30日、農学国際特論、銭先生。

貧困について。

先週の食料問題に続き、今取り組んでいるフードバンクに合致するテーマ。

講義が終わってからも会いたくなる先生。

18:30からは農学部一号館で食の安全ゼミナール。

前職で取り組んでいた健康栄養広報誌を執筆いただいたことのある、加藤先生が講師。

仕事を変わっても、こうしてご縁があるのがありがたい。

東京大学大学院日記(34)

月曜から土曜日まで仕事と講演と大学院。

日曜日に書いたレポート、5件。

キリン株式会社の講義に関するもの。

農学国際特論。

農業情報学会のレポート2件。

エグゼクティブ・プログラム。

そして、

まだ残っているのが

農学国際特論その1

農学国際特論その2

つくば市の研究所レポート1

つくば市の研究所レポート2

食の安全ゼミナール

農学国際特論その3

の6つ。

書いて、ある時点で「よし」としないと、先へ進まない。

ある仕事の本に「70%を目指せ」と書いてあったが、その通り。

 

東京大学大学院日記(33)

2013年5月25日。

朝から夕方まで大学院。

朝〜15時45分までバングラディシュの教授による「アジアの食と農・環境」(英語に

て)。農学部7号館B棟。

16時〜夕方まで農学生命科学研究科の教授による「匂い・香り・フェロモン・嗅覚のメカニズム 食生活との関わり」。

後半でインパクトのあった言葉は

「どんな香水にもうんこのにおいが入っている」

「ワインの中には生ゴミのにおい、足のにおいが入っている」

何が臭くて何が臭くないかは経験に基づくし、人によって感じ方が異なる。

味覚を感じる受容体は数十種類だが、嗅覚の受容体は388種類もある。

書籍「心が安まる老子」には『きれいも汚いも同じもの』とある。

立場によって見え方が異なるだけで、実は両者とも同じ場所にある、と。

事実はひとつでも、考え方は複数ある。

東日本大震災の後、被災地へ行って最も強く感じたのは「におい」だった。

お風呂に入らずに支援活動に励むボランティアの方たちの体臭、魚の腐ったにおい、がれきのにおい・・・

見たもの、聞いたものは映像や写真、文章などで記録しやすいし、伝えやすいが、「におい」は記録に残しにくい。

特に経験したことのない「におい」は、人から人へと伝えづらい。

それでも「におい」は記憶と強く結びついている。

「におい」を嗅いだだけで、誰もがその人にとっての「あの頃」を思い出す。

東京大学大学院日記(31)

2013年5月23日、18:30-20:10、食の安全ゼミナール。

農学部1号館、8番教室。

アレルギーの内容。

当然のことだが、アレルゲンは基本的にタンパク質。

このことをわかっていないと、タンパク質でない部分を議論するという、おかしなことになってしまう。

アレルギーを誘発する物質と、抑制する物質との両方が存在するので、それらをうまく活用し、より良い食生活にする、という言葉が印象的だった。

要は、バランス。