理想論より実践すること、続けること

広報の仕事についていることもあり、情報発信をそれなりに続けてきた。

それをしていない人から、「なぜ続けられるのでしょう?」と聞かれる。

広報をやっていきたい、という思いが、個人でも組織でも、ふと芽生えることがある。

はて、広報とは、どうやってやっていけばいいのだろう。

まずは計画を立てて・・・

・・・

理想論はともかく、まずは実践することが大切と思っている。

実践すること、そして、それを継続すること。

それができる人が少ない。

「身ひとつで生きていく」

自分の名前が載っているブログをたまたま見つけた。

知り合いの方が、Facebookに私が投稿した記事を気に入ってくれて、コメントしていた。

奈良女子大学4回生のとき、北海道へ1ヶ月、一人で自転車旅行したときの話。

ほとんど荷物を持たず、シュラフとバッグ一つで1800km走った。

あのとき、「身ひとつで生きていけるようになりたい」と思い、そのことを、当時の写真とともに、Facebookに投稿していた。

今、あらためて考えると「身ひとつで生きていけるようになりたい」には、さまざまな意味が含まれている。

手に職をつけたい。

看板(組織のブランド)によりかからなくても仕事していけるようになりたい。

たくさんの荷物を持たずに生きていきたい。

自立したい。

今の自分は、それができているだろうか。

物の整理が上手ではない自分。

せめて、こころの整理だけはきちんとつけて、すがすがしく生きていきたい。

双葉町の町長辞職に思う

1月23日に報道された、福島県双葉町(ふたばまち)町長が2月12日付で辞職するというニュースは、衝撃的でした。

昨年5月から、私が広報をつとめるセカンドハーベスト・ジャパンは、毎月、双葉町の方が避難する全国唯一の避難所へ炊き出しに通っており、双葉町というのはとても近い存在だからです。

その避難所とは、埼玉県加須市(かぞし)にある、旧騎西高等学校です。

 震災の後、2011年6月、双葉町の町長さんが、義援金を辞退したことがありました。

双葉町の住民の一人が、児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で警視庁に逮捕されたことで、義援金を辞退したのです。

これが住民の同意なしに決められて、いきなり発表されたということで、被災者の方からとまどいの声があがります。

逮捕者ではない普通の町民が義援金を受け取ることができない、ということに対し、「やめることはないと思う」という意見が一週間で全国から300件ぐらい寄せられました。

そして、辞退を表明してから一週間経ち、町長さんが「強い世論に従う」として辞退が撤回されました。ここから、「独断」ということで、批判が始まったようです。

個人的には、震災支援がきっかけで前職の企業を退職したので、不便な生活を強いられている被災者の方に、すこしでもいいから、お役に立てることをしたい、それを続けたい、という思いで、昨年8月大学院受験のため欠席した以外は、毎回、炊き出しに出席してきました。

私が居なかった8月の炊き出しのとき、双葉町の町長さんは、炊き出しをする2HJのところへ挨拶に来てくださったそうです。この日は雨でした。雨にも関わらず、作業を手伝ってくださったとのことで、セカンドハーベスト・ジャパンに対して、御礼のお手紙も頂いています。

ですので、辞職願を出されたという報道には、とても複雑な思いです。

双葉町民の方々の間で軋轢があるという話は、以前から耳にしていました。

福島県の仮設住宅やみなし仮設で暮らす人たちは、光熱費も食費も自費でまかなっている。かたや、避難所(旧騎西高等学校)で暮らす方たちは、災害救助法により、光熱費も食費も国費でまかなわれている。そんなの不公平ではないか、との批判です。

その批判を受け、2012年9月から、避難所の食事は無償から有償へと変わりました。

 また、そのような不平不満は、双葉町の中だけで起こっていることではなく、福島県の中で起こっているという話を、福島県南相馬市から避難している方に聞きました。

双葉町や大熊町は、原発のふもとだから、支援が手厚い。でも、これまで原発でさんざん潤ってきたのに、今さら被害者面するな、との批判です。

本当は同じ町や県の仲間なはずなのに、なぜ、こうなってしまうのだろう。そう考えると、やはり原発事故が発生したからでしょう。

 避難所に残っている方たちは、その半数以上が高齢者で、中には介護が必要な方もいらっしゃいます。好きで残っているわけではありません。

震災から2年経とうとしています。それでもなお、廃校になった学校の校舎で暮らし、一日三食1100円(朝350円、昼350円、夜400円)の弁当で暮らす人たちがいるのです。

2年も経つのに、なぜいまだこうなのでしょう。

日本は先進国ではないでしょうか。

義援金や復興支援のための資金も潤沢にあったはずではないでしょうか。

セカンドハーベスト・ジャパンは、避難所に支給されるお弁当では食べられない、野菜や果物、お豆腐、うどんやそうめんなどの麺類や、カレーライス、カレーうどんなどの炊き出しを行っており、現在も続けています。

2013年1月の炊き出しの際には、企業の方が3社も来てくださり、鍋焼き風うどんを提供し、楽しく美味しい会になりました。被災者の方々も、とても喜んでくださいました。企業ボランティアの方とおしゃべりを楽しんだ方もいらっしゃいました。

食べ物というのは、単に栄養素をとればいい、というものではありません。美味しい食べ物を食べれば、こころがあたたまり、嬉しくなります。

 震災から2年近くも避難を続ける方たちの、すこしでも、こころのなごみや嬉しさに繋がるよう、これからも細々と支援を続けていきたいと考えています。

2013年1月23日付で、双葉町のホームページで発表している町長からのメッセージ「双葉町は永遠に」のURLをご紹介します。
http://www.town.futaba.fukushima.jp/message/20130123.html/

 

日本で食べ物に困っている人の数


食べ物などに困っている人   6人に1人(2000万人)
 <算出の根拠>

厚生労働省「平成22年国民生活基礎調査の概要」の相対的貧困率16.0%を基に、16%=約1/6として日本の総人口に乗じて換算

その中で、特に緊急度の高い人の推計  2,130,822 人
  <算出の根拠>
 母子家庭   平成23年 厚生労働省 全国母子家庭等調査結果(母子家庭世帯数の平均世帯人数3.42名)4,233,960人  うち10% =423, 396人
   高齢者     平成23年 総務省 統計調査 2,980,000 人  うち5% = 1,490,000人
   在日外国人 平成23年 法務省 登録外国人統計 2,078,508人   うち10%=207,850人
   ホームレス 平成24年 厚生労働省 ホームレスの実態に関する全国調査 9,576人 うち100% = 9,576人

これらは、推計に過ぎません。

誰も、一人残らず数え上げた、最新の数字を持っていないと思う。
日本の貧困について、考える人はまだ限られるかもしれない。

 

もし自分が大阪市長だったら

大阪市立桜宮高校での事件をきっかけに、体育科が普通科になる件について。

今は受験シーズン真っただ中。

体育科を目指して、これまでも、今も勉強に励んでいる学生さんがいると思う。

それを、受験直前になって、体育科の受験は無し、とは・・・

そもそも、問題になっているのは体罰を繰り返していた教師であり、生徒ではない。

この高校を受験しようとしている中学生たちではない。

ニュースで何度も報道され、嫌な思いをしている在校生も多いことだろう。

もし、自分が橋下大阪市長の立場だったら・・・

もちろん、想像でしかないし、現実にその立場に立ってみないとわからないが、もし自分が大阪市長の立場なら、今年の受験に関しては、今まで通りにおこなうと思う。

在校生と受験生の気持ちを考えれば、彼らの立場を慮れば、そうすると思う。