前例なきことへのチャレンジー「王道」のやり方は本当に効果を生み出すのか

昨日、月刊「広報会議」と若手広報担当者会議のコラボレーションに出席。

最後に質問したのは、

「プレスリリースには限界があるのではないか」

「広報の定番業務と言われるプレスリリースが、果たして王道といえるのか」

「王道ではない、その広報担当者ならではの”非王道”のやり方があるのではないか」

「how toやテクニックを知りたがる人がいるが、そうではない、広報担当者の理念や思いのほうが功を奏するのではないか」

といった趣旨のこと。

うまくまとめられなかったが、

前例のないことにチャレンジすることも必要ではないか

そういうことこそ、効果を生み出すのではないか

ということを聞いてみたかった。

こんなメディアは困る 10箇条

1、メディア側からの(都合の)取材にも関わらず、留守電などでこちらから電話しても「かけ直します」と言わない。いくら長電話になっても、こちら側に電話代を負担させる。

2、丸投げ。公式ホームページなどで事前に調べられる情報も、自分なりに下調べをすることなく、すべて聞いてくる。

3、声が小さい。電話などで声が聞き取ることができない。

4、約束した内容と異なる内容を勝手に撮影し、同意なしに放映・報道する。

5、事実と異なるストーリーを自分の頭の中に思い描いて事実を脚色し、創作する。テレビなどで面白おかしく脚色する。

6、時間を守らない、酒を飲んでくる、二日酔いのまま、お酒のにおいをさせてくる、など、社会人としてのマナーに欠ける

7、(取材時間がある、充分とれるという前提で)時間があるにも関わらず、足を運ぶことを厭う、面倒なことを避け、全部ネット検索や電話で済ませる

8、その組織のステークホルダーを尊重しない、失礼な態度をとる

9、メディア側の都合ばかりを押し通す

10、録音や撮影などを断りなく進める。窓口である広報担当者を無視し、そのへんにいる人に声をかけて勝手に進める

以上、16年近く広報をつとめ、テレビや新聞、Web、雑誌、ラジオなどの取材に立ち会ってきて、メディアの方に対して感じること。

もちろん、優れたメディアの方は、たくさんいらっしゃる。

これは「新人メディア」「ベテランだけど・・」の人へのメッセージとさせていただく。

飾った言葉でなく、心のこもった言葉

タイトルに書いたのは、母校、奈良女子大学で講演した際、聴講生の一人が書いてくださった言葉。

何より嬉しかった。

表面上の言葉ではなく、気持ちを込めている、というのを感じ取ってくれたから。

それは、目に見えるものではなく、目に見えない。

その人の五感で感じ取るもの。

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情報発信を続けるマインド

「社長は少しバカがいい」

エステー会長の著書のタイトル。

これと同じく、情報発信を続けるためには

「少しバカがいい」

理想論をふりかざしたり、完璧を求めたりすると、続かない。

現に、中途で途絶えてしまっているブログ、Facebook、ツイッター、ホームページなどなど、どんなにたくさんあふれていることか。

ちょっとバカ、くらいな気持ちで、完璧でなくてもいいから、自分の体験や経験をシェアしたり、思ったことを書いたりしていくとよい。

何より、今このときは、砂時計の砂がこぼれ落ちるように、たちまち過去になっていく。

過去になる前に、できることをすこしでもいいからやる。

行動主義。

あと、続けるこつとしては、朝の歯磨きみたいに習慣化すること。

一度外に出てしまうと、仕事に追われて、忙しさにかまけて、何も情報発信できない、という人は、家を出る前に早めに起きて、情報発信の時間をとるとよい。

とはいえ、毎日毎日、2時間も3時間もかけていられない。

そんなに長くかけてたら、長続きしない。

だから、短い時間でいいから、長く続けるほうがいい。