2015年7月10日、埼玉県北本市の消費生活講座で「健康な体を保持するための食生活について」講座で講演をおこないました。
暑くなってきていますね。
こんなときには、夏バテ予防のビタミンB群を含む食品を積極的にとるとよいです。
豚肉、うなぎ(最近、高いですが。。)、大豆製品(納豆や豆腐など)、牛乳や卵など。
ビタミンB群は、B1、B2など単体でとるより、総合的にとると、互いに働きを助けるのでお勧めです。
玄米や全粒小麦など、精製していない穀物は、ビタミンB群がバランス良く含まれています。
2015年7月23日、啓林堂書店奈良店で、拙著「一生太らない生き方 普通に食べてスリムになる方法」のトークショーとサイン会をおこないます。
http://www.books-keirindo.co.jp/blog/top/post_236.html
また、翌日7月24日には、学部時代の母校、奈良女子大学で、キャリアに関する講演をおこないます。
http://cdpd.nara-wu.ac.jp/seminar150724/
どなたでもご参加頂けます。
ぜひどうぞ!
2015年7月3日、東京都足立区立第四中学校で、「もったいない食べ物」の話と、事前に中学一年生にアンケートをとっていただいた「なりたい体型・頭脳」「好きな食べ物・飲み物」の集計結果をふまえての食生活や生活習慣のアドバイスの講演をおこないました。
1年生の方から、講演の感想をいただきました。
学校の方にご了承いただいので、個人が特定されない形にして、いくつか紹介させていただければと思います。
『今日ルミさんが教えてくださったあまっている食べものなどをきいてためになりました。そして、食の大切さや自分がいかに恵まれているかわかりました。私もルミさんのように食べ物が大好きです。(中略)私も食が好きだから食についていろいろしっていきたいと思いました。私たち中学生のことを話に取り入れてくれたので話内容にすごく興味を持ちました。今日は2時間本当にありがとうございました』
『今まで、捨てられている食べ物の話などを聞いたことがなかったので、すごくためになったと思います。(中略)食べられるのに捨てられそうな食べ物をホームレスなどの人にあげるのはいい取り組みだと思いました。これからもこの活動を続けてください。(中略)このような話を聞けてよかったです。話をしてくれ、ありがとうございました。できる活動をできるだけやりたいと思います。』
『思っていたよりもお話がとても面白くて分かりやすく学べた。(中略)今回は、このようなお話を本当にありがとうございました』
『今日の講演会で、ごはんの栄養についてやモデルが気をつけていることなどが知れてよかったです。いでるみさんがおこなっている仕事はすごい仕事だなと思いました』
『井出先生のマンガ(イデルミ物語)で”人の役に立つってすばらしい!”と書いていて、すごいなあと思いました。私も将来そんな仕事に就けたら幸せだなと感じました。今日はお忙しい中、お話していただいて本当にありがとうございました。背を高くするために頑張ります!』
『今日話して下さったいでるりさん(原文ママ)が活動していることは、ものすごくよいことだと思います。いでるりさんみたいな人がふえていくと地球がよりよくなっていけると思うので、活動に賛成です』
『今日はとても良かったです。将来スポーツトレーナーになりたいので今日の食事面やすいみん面などのことが知れてとてもよい経験になりました。(中略)あと、ねる前にスマホやテレビを見ないことは初めて知りました。今後気をつけていきたいです。今日は本当にありがとうございました』
『食の大切さ、すいみんの大切さがよくわかり、さらに食に関係することをわかりやすく、数字で教えてくださり、とても印象に残りました。(中略)井出さんのおかげで今まで知らなかった色々なことがとてもわかりやすく頭に入ってきました。本当にありがとうございました』
『講演を聞いて、日本は食品を多く捨てている事がわかった。又、自分達がおにぎり1〜2個捨てていることも分かった。だからこれからも食品を大事にして大切にしながら生きていきたいと思った。(中略)井出さん、とてもためになりました。ありがとうございました』
『女の子達は、この年代だと、自分の体けい(スタイル)を気にかける年になっているので食制限のダイエットなどをする子がいますが、それはとても危険で体に良くない事がわかった!あとダイエットの危険せいだけではなく、健康的にやせられるダイエットなどを教えてくれ、とてもうれしかったです。(中略)今日の講演を聞き、自分の食生活、すいみんを見直そうと思いました。また私たちにできる食品ロスの防ぐ方法も教えてもらったのでぜひ自分の家でやっていきたいです』
『食品ロスの話を聞いて、約1/3が捨てられているとか、消味期限(注:賞味期限のことを指す)が5ヶ月前とかなのに捨てちゃうとかすごくもったいないなと思いました。成長の話では成長ホルモンをたくさん出すためには10時までにねるとか私達は今成長期なのでちゃんとねようって思いました。この講演会に出席して嫌いなものとかは少しでも残らないように食べようと思いました(中略)今日は、ありがとうございました。今回のことをしっかり学べたと思うので、これからは食べ物に感謝の気持ちを忘れずにごはんを食べていきたいです。またカロリーにも気をつけたいし、栄養とかをまんべんなくとって健康な生活をしたいです。今日は、様々なことを知れて楽しかったです!』
『前に本などで成長ホルモンの一番出る時間帯を見たことがあったけど、今日の講演会で(中略)なぜその時間帯に寝たほうが良い理由も知れたので良かったです。(中略)小学校の時とは違って勉強や遅くまである部活で、前は10時頃だったのが11時過ぎになってしまうことがあるので、これからの生活では”寝ることによって良い効果がある”ことを意識して、早く寝られるようにしていきたい』
『食品を捨ててしまうもったいないことを自分もしていたことがあったので、それを少しでもへらせるように家に帰ったら母に今日の講演会の話をして、ごみをちょっとでも減少させるのにこうけんしたいと思いました。とても楽しい時間でした。ありがとうございます』
『おとなになったら、イデルミさんみたいに、日本のけんこうと、世界の人が幸せになるような仕事になり、こうけんできるようがんばりたいです』
『好きな食べ物のアンケートは、四中は、他の学校より種類が豊富でビックリしました。またすいみんが必要な理由や成長ホルモンの出る時間帯も分かったので良かったです。(中略)いろいろと学べたので、とても良かったと思います。(中略)楽しかったデス』
『きげんがまだ過ぎていないものを捨てたりするのはもったいないなと思いました。そしてそのいらなくなったものを、ごはんが食べられなくなった人たちに配っていると言っていました。イデルミさんは、本当にすごいことをしている人なんだなと思いました。(中略)今回の5、6時間目でたくさんのことを学べて本当によかったと思います。これからの生活に少しでも役に立つことを心がけていきたいと思いました』
『食べれる物を捨てる事はまちがっている。(中略)講演会の話を聞いて貴重な事を聞きいい勉強になりまっした。親につたえたいなーって思いました。貴重な話ありがとうございました』
『井出先生のお話、とても心に残りました。日本は今、たくさんの借金をかかえているのにぜいたくしすぎだと思いました。商品の形が悪かったり、そのパッケージや箱に穴が開いているだけで捨ててしまうなんて、いくら安全を考えていても、もったいないですし、自分たちのためにもなっていないと思います。(中略)まだ食べられるものを回収して食べてくれる人に届けるという活動は、とても良い活動だと思います。あとアンケート結果の発表、とてもおもしろかったです。今、自分がやるべきこともわかった気がします』
『今日の講演を聞いて、今まで奥の方からとっていた牛乳を手前の方からとろうと思いました。また自分で食べると決めたものはできるだけ、全部食べるように努力しようと思いました。また今まで何で早く寝るのか?何で朝食を食べるのか?よくわからない部分があったけど、講演を聞いて、寝る前は食べない、夜はぐっすり寝るということを心がけようと思いました。塾で9時すぎに帰ってきて少し食べてしまうことがあるので、これからは気をつけてみようと思いました。今日の講演で聞いたことを毎日に生かせるといいと思います』
『日本にはたくさんの食材・食料が捨てられている事が分かり、もったいないと思った。外国から輸入している物だから、きちんと食べなくてはならないと思った。このまま好ききらいをして捨てていたら、外国からも輸入してもらえなくなってしまうかもしれないと思った。給食をたまに残してしまうけれど、たまにがつみかさなって捨てられる量が多くなっていくと思ったので、これからは、たまに残すでは無く、毎日食べる!にかえたいと思います。そうしないと、食べる物が無い人、作ってくれた人に失礼だから』
『普段、自分がしている事がまちがえだったことに気づくことができ、よかった。また、他校のアンケート結果で意外な結果が多くあり、とてもおどろいた。そして、このような楽しい場面があると、公演全体が明るいふんいきになると思い、とてもよいと思った。今日、井出先生がおっしゃったことを意識して、これからも楽しい日々をすごしていきたいと思います。今日はすばらしい講演会をありがとうございました』
『食べ物の事や、捨てられてしまう食べ物がどのようにどんなところにいくのかがわかってうれしかったし、とても興味がわきました。日本にはたくさん捨てられてしまう食べ物があるときいてびっくりしたし、もったいないのにと思いました。正直、バカだなぁ〜と思いました。食べ物をムダにするのは本当にゆるせません。こんご、かいぜんされることを心からねがっています。そのために、私もあんな仕事につきたいと思いました。とても、りっぱな仕事だと思いました』
『自分のなりたい頭脳や体型を目指すには、とにかくすいみんが大事と知ることができました。自分はねる前に必ずスマートフォンを見たりしているので、とても体に悪いと反省しました。(中略)世の中は、食を大事にしようという心があまりないそうで、無だな事しかしていないと思いました。もう少し食に対する感謝をしようと思います。貴重なお話ありがとうございました』
『日本でもまだ食べれるものを沢山捨てていたので、他の国で食べ物に困っている人達がかわいそうだと思いました。特に5000円のようかんを一口も食べずに捨てていたのが衝げき的でした!!家でも出来る事をしたいと思いました。アンケート結果が、色々な面白い答えもあって、とても面白かったです!今日はとても勉強になりました!』
『井出さんの説明がわかりやすかった。これからは、10時にはねれるようにがんばりたい』
『たくさんねることを学んだのでさっそく今日からやってみようと思いました。少しでも自分ができることはやってみようと思いました。今日は、2時間も来てくださりありがとうございました』
『この講演会で以前疑問が全部わかりました。以前は、スーパーの売れ残りはどうなるのかなと思っていました。(中略)この世では”このままじゃ地球がやばい、もったいない”と言う人がいるからいまは食べ残しが減っています。この講演会は本当に聞きやすく、いっぱい学びました。ありがとうございました』
『講演会を聞き、食材をむだにしていたものをむだなく使おうと思いました。井出さんの博士号を取るまでや、ボランティアでがんばってらっしゃた姿にも感動しました(マンガ イデルミ物語)。他にも早くねるように心がけたりしていきたいです。もし井出さんが見ているなら、応えんしているのでがんばってください』
『日本で、まだ食べられるのに捨ててしまっている食べ物がこんなにたくさんの量だとは思いませんでした。1年間のお米の収かく量と同じなんて、多すぎて考えられません。なので、これからは自分もそうだけど、親が買い物をしている時に「本当にそんなに使うの(食べるの)?」や「賞味期限が近い物を取って”」など声をかけようと思いました。また「家庭でできる(食品ロスを減らす)10か条も実せんしてみようと思います。このようなすてきな機会をつくってくださり、ありがとうございました!』
『普段、気付かずに食べていた食品が、すごくもったいない使われ方をしていることがわかりました。「もったいない」をなくすためにも、自分のお皿にのったものは、全部、食べようと思いました。たくさんのことに気付けたのも、この講演会があったおかげです。ありがとうございました。(マンガも参考になりました)』
『食べ物を気軽にすててはいけないなと改めて感じることができた、とても有意義な時間をすごすことができた講演会だったと思います。イデさんはとてもよい行動をしているのだなととても感心しました。私もときどき、もったいない食べ物を困っている人にあげたらいいのになぁと思います。そのことを行なったイデさんはすごいと思いました。(中略)毎日、九時にねることを心がけています。良いすいみんは体に良いと教わったのでうれしく思いました!しかし時々テレビやスマホを見てからねてる時があるのでやめようと思いました。今回の講演会では、自分の生活を改めて見直すことのできる講演会でした!』
『食品ロスはどのようにして生まれるのか、初めてしりました。(中略)食品ロスが出ないために給食をのこさない。とお話しをしてくださって、自分が出来る事を考えました(中略)そしてきちんと実行しようと思いました。又、スーパーに行った時に、おくから、とるのではなく、手前から、とる理由をしりました。今回思った事を「思った。」でとめるのでなく、実行して、食品ロスを出さないようにしようと改めて思いました』
『聞いていてもったいないなと思った自分も、もしかしたらもったいないことをしているのかもしれないと思います。なので、好ききらいせず、しっかり給食も食べようと改めて感じました。なぜなら、ちゃんと農家の人たちや調理師さんたちががんばって作ったものなので、残すのは申し訳ないと思ったからです。中学校に入ってからよふかしをしてしまっているので、はやくねたいと思います。身長が高くなりたいので、はやくねるように心がけたいです』
『この講演会を通して、今までの生活を見直そうと思いました。(中略)すいみん時間が短い日があったので、寝る一時間前にスマートフォンやテレビをみるのはやめて宿題、勉強をしてから10時には布団の中にいるようにしたいです。また、食事は5色、特に黒と緑は必ず入れるようにするということをはじめて知ったので、お母さんに報告して、5色の色どりを考えて食事を作ってもらうよう伝えたいと思います。他にも世界では生産量の三分の一が、捨てられているという事にも、おどろきました。だから、しっかり保存して、賞味期限が近づいた物から順に食べていきたいです』
『いでるみさんは、あまったご飯などを、ホームレスにあげたり、フィリピンでも、そんな活動をしていて、とてもすごいと感心しました』
『これからは「げん米」をたべたいと思います!ニキビがあるので!(良い情報ありがとうございます!)いつも、11時くらいにねていたけど、これからは10時にはねる様にしたいです。また、ねる前の、テレビをひかえたり、早めに夕食をとる事を心がけるようにします。今日は、おいそがしい中、来て下さり、ありがとうございました!!』
『世界で捨てられている食べ物の量がとても多くびっくりしました。私は食べ物を大切にしていなかったと思います。家ではしっかりと盛られた量の分を食べないで残していました。しかし、食べ物が食べれずに苦しんでいる人の存在を改めて知りました。だから改めて食べ物を大切にしようと思いました。アンケートの「自分のことも相手のことも考えられる頭脳になりたい」というのを見て私は自分のことしか考えていませんでした。だからこれからは相手のことも考えてあげたいと思いました。将来できることなら井出さんのようなボランティアをやりたいと思いました』
『今日の公演を聞いて、ママと買い物に行く時は、まとめ買いをして冷蔵庫につめこみすぎないように意識して、ママがやりそうになったら注意をしてあげたいなあと思います!(中略)井出さんなどたくさんの人達がいるからこそ、たくさんの人達の悩みが少しずつ解決されていることを知り、とても「かっこいいな!」と思いました。自分も何か人の役に立てるような「かっこいい大人」になりたいと思いました!』
『おもしろかった。いろいろと勉強になった。買いすぎには注意していきたいと思った。母などに買いすぎてはいけないなどと家族でも相談する。家に帰ってすぐ食べるときには費ひか味(注:賞味期限の意味)がちかいのを買おうと思った』
『今日お話して下さった事を家でも実行したいです。また寝る前にスマホやテレビを見てしまっていたのでそこを直していきたいと思います。今日は為になるお話をしていただいて本当にありがとうございました。ゴミを少なくなるようにがんばります。Eco!』
『アンケートの結果を発表するのが楽しかったしおもしろかったです。知らなかったことが知れて良かったです!時々うるさくてしゃべっている声が聞こえなかったので、うるさくしすぎないように心がけたいです。
いでさんへ 今日は、初知りの事が多く、楽しかったです。今日は本当にありがとうございました!』
『食の大切さを知るとともに、食とはなんなのか、そして、これからはきちんと食べていこうと思いました。それから、将来は、井出さんの様に、社会のやくにたつ、社会のためになる仕事や活動をしていきたいです。そして、最後になりますが、これからも、仕事や活動をがんばってください!』
『この講演を聴いて、国は、とても無だなことをしているのだと思いました。例えば、規格外の野菜などを捨てることです。オクラが捨てられている(規格外の)と知ったとき、少し規格外でも、おいしく食べられればそれでいいと感じました。また、(給食の)残量が多いので、少しずつ減らしていければいいなあと思いました。その一方で、井出さんたちが、残ってしまったものを、ホームレスの方や、貧しい人などにあげているのはすごいと思います。尊敬です。政府も、くだらないことに税を使っているのではなくて、このような取り組みを歓迎し、国をあげて取り組むべきだと思います。また、会社側からの要望もあると思いますが、国民は、消味期限(注:賞味期限の意)の1〜2週間前まで置いとくべきです。私たちは、地球の未来の為に、できるだけ、食べ物を残さずに、残したとしても、無だなくみんなが食べられるようにしたいです』
『これからは、なるべく食べ物を残さないように気をつけようと思った。健康な体でいられるように気をつけて生活しようと思った。他の人は、どのような体になりたいのか、どのような食べ物が好きなのかが、いろいろあっておもしろかった。このことをこれからの生活でもいかそうと思った。食品を残すのはもったいないので、たくさん工夫をして、残るぶんをできるだけ少なくしたいと思う。そして、おやつを食べすぎないようにしたいと思う。今日の話とてもいい話だと思った』
『生活と食はすごく関わっているということが分かった。前から少しは知っていたが、今日の二時間で、もっとくわしく知れた。(中略)今日は、おいそがしい中、ありがとうございました』
『イデルミさんの話しを聞いて、食事のバランス、すい眠などの大切さとビタミンBをとる事とか、いろいろな話を聞きました。すごく役にたちました。ありがとうございました』
新幹線の事件。加害者の収入「月12万円」に対し、「少ない」「多い」など様々な意見が出ている。確かに充分とは言えないかもしれないが、客観的に見て、日本の「貧困線」より金額的には上である。
「貧困線」とは、日本人の可処分所得の中間値(まんなか)の、さらに半分の金額を指す。年収122万円。月に直すと「月10万円」。厚生労働省の相対的貧困率16.1%(2013年国民生活基礎調査の概要による)から考えると、日本人2000万人が「月10万円」より少ない金額で生活している。6人に1人が「貧困線」以下で暮らしていることになる。この新幹線の事件の人よりもっと少ない金額で生きている人が、日本の中に6人に1人の割合で存在する。
今年の5月1日に開催された池上彰氏と佐藤優氏の対談で、
佐藤氏が
「貧困が続くと日本の社会から内発的なテロが起こる」
「特にインテリから貧困が出てくると」
という趣旨のことをおっしゃっていた。
新幹線の事件は、まさにテロと言える。
あのような事件が二度と起きないため、警察とJRとは警備の強化を表明している。それも一策だが、本質的なところを見ると、貧困も大きく関与しているように思えてならない。今年の4月から生活困窮者自立支援法が制定され、困窮者支援の現場では、役所からの依頼も格段に増えている。だが、日本の中に「貧困」が存在していることをきちんと認識している人がどれだけいるだろうか。私はフードバンクの現場にいるとき、様々な貧困を見てきた。ライフライン(電気・ガス・水道)が止まってしまい、臨月の妻に食べ物が食べさせられないという20歳の男性、親からの貧困の連鎖により子どもが朝食もつくってもらえず、学校給食が唯一の食事で学校給食を食べるために小学校に行く小学生。ゴミタメのような家で、ご飯にゴキブリが炊き込まれても平気という家で暮らしている子ども。施設に母子で逃げてきたが、3歳の子どもを放置して、別の男性と仲良くなり逃げた女性。企業に嘘の電話をしてきて食品を奪おうとする男性。難民申請しても認可されないため仕事がもらえない外国籍の人たち。かつての夫からDVを受けて身体に障害が残り、働くことができなくなった女性。
前述の対談で、池上彰さんは「金持ちの人は、ホームレスが街にいても見えていない」「見てても見えない」とおっしゃっていた。貧困を放置することは、日本社会全体に影響を及ぼす。
この「物理的な貧困」「経済的な貧困」という問題に加えて思うのが「こころの貧困」である。自殺した人に対して憶測を言うのは簡単である。でも憶測している人は、実際に自殺しようとしたことがあるのだろうか。自殺しようとしてみないと憶測でものを言ってはいけない、というわけではもちろんないが、普通の精神状態の人が憶測できるような状況には当事者はない。私はかつて、うつ状態になったとき、そのような気持ちになったことがある。そういうときの言動と行動は、明らかに常軌を逸している。普通の精神状態ならまずやらないであろう「飛び降りる」「飛び込む」「切る」「火をつける」などということを衝動的にやろうとする。
そしてそんなときは必ず「感謝の気持ちを忘れている」。物理的・経済的に恵まれているか恵まれていないかは関係ない。「感謝の気持ちを持て」と言われても持てない精神状態にある。うつのときには、人と接することすら嫌な場合もある。今回の事件の加害者は、精神的に平常心ではなかった可能性もある。病院の診療を受けることもしていなかっただろう。
そして、「食べる」ことをしていなかった可能性もある。
精神的に異常をきたすと、食べることすらできなくなる。
物理的に満足いくだけ「食べる」。
身体とこころがきちんとはたらくための栄養素を摂れるように「食べる」。
人と一緒に「食べる」。
「食べる」は「生きる」の根幹である。
食べるだけで、気持ちが落ち着くことがある。
青森の「森のイスキア」の佐藤初女さんは
自殺しようとしている人におむすびを差し出し、
その当事者が自殺を思いとどまる、
という体験を何度もされてきた。
「もう死にたい」と思ったとき、
その人を想って握った1個のおむすびが差し出されていたら、
もしかしたら・・・
「貧困対策」は、お金や物を渡せばそれでOK。では決してない。「貧困」には、さまざまな要素が複雑に絡み合っている。教育の問題。住まいの問題。女性の問題。人間関係の問題。職が無い、という問題。
今回の事件を受けて、再発防止のために「新幹線の警備強化」をするのはもちろんなのだが、どうもそれだけでは表面的な対策に見えてならない。「便秘なの?じゃあ便秘薬飲みな」と言うような。「便秘」はあくまで表面にあらわれてきた症状であり、その水面下には、精神的なものが隠されているかもしれないし、朝食をとらないことかもしれないし、食物繊維をとっていないことかもしれないし、逆に食物繊維を摂り過ぎてはいけない疾病なのかもしれない。トイレが慣れない形態(和式・洋式)だからかもしれない。トイレに行けない状況だからかもしれない。問題を解決・防止するとき、表面的に見えているものだけを見ていては、本質が見えない。表面的に見えているものだけでなく、見えないものを観る力が必要と感じる。
相変わらず「年収の高い会社ランキング」など、経済的に恵まれたら「勝ち」という意識を煽るようなメディアの特集があるが、経済的な指標を幸せの指標と同化させるのは、そろそろやめにしたい。高い人が低い人にシェアする、助ける社会でありたい。高い人がより高みを目指すのは、収入においてではなく、知性と品性においてでありたい。
【まだ食べられる食品ロスを活用!】Deliver food loss ( bread and chocolate spread ) to those in need まだ充分食べられるのに様々な事情で棄てられてしまう食品ロスを、埼玉県川口市で初めて、受け手に繋いで活用することができました!
川口のパン屋さん、坂巻達也(坂巻さん)のところで発生するパンの耳をお預かりし、坂巻さんの義理の娘さん、Gizem O Nigiri(ギーちゃん)と一緒に配りました。
食品メーカーの方からお預かりしたイタリア発祥の食品、ヌテラ(パンなどに塗るヘーゼルナッツ&ココアのチョコレートスプレッド)も、パンとセットにしました。
喜んで受け取って頂いて良かったです。
”もったいない” を活かすことができて、気持ちがスッキリ、晴れやかです!みなさん、ありがとうございました!以上
【食品業界の裏側を知りたい方へ】
私も働いていた食品メーカーの人たちは、食品業界の「3分の1ルール」に苦慮しています。賞味期限が3分の2以上残っていないと、小売店から納品を拒否されることが多くあります。そうなると、売ることができなくなり、廃棄せざるを得なくなります。今回お配りした「ヌテラ」も、賞味期限は今年の11月まであるにも関わらず、納品ができなくなり、やむなく配布せざるを得なくなったものです。メーカーの多くは廃棄せざるを得ませんが、日本フェレロの丹羽さんの努力で、最後まで食品として食べてもらいたいという意向で活かされることができました。メーカーの人で、棄てるために食べ物作る人なんてほとんどいないと思います。みんな、心の中では「もったいない」と思ってるし、食べてもらいたい、と思っています。大人の事情により、メーカー自身が声をあげられない場合が多いのですが。
また、食品業界には「欠品ペナルティ」もあります。メーカーが納品できない「欠品」を起こすと、店舗ごとにペナルティ(罰金)を課せられるというものです。メーカーにとっては、ペナルティによるコスト増に加え、競合メーカーに販売チャンスを奪われるという二重苦となります。だから、欠品するくらいなら多目に製造するわけです。日本に何万とある製造業が多目に製造すれば、どういう結果になるかはおのずと察しがつきます。
と書くと、小売を批判しているように見えるかもしれませんが、確かにヒエラルキー(食品業界内の上下関係)は存在します。メーカーは、小売店に売って頂かないと商売にならないし、小売店はbuying powerを持っている存在だからです。でも、食品ロス問題を熱心に考えている小売業の方はたくさんいらっしゃいます。企業によるし、人によるのはメーカーも同じです。どんな人もどんな組織も、そこで働く人の気持ちによって、姿勢・行動は違ってきます。
国は、農林水産省はじめ6府省庁が連携し、食品ロス削減国民運動を進めています。また2012年10月から食品関連企業(製造・卸・小売)が組織横断的にワーキンググループを組んで農林水産省・流通経済研究所と取り組んできています。
10月31日までイタリア・ミラノで開催されているミラノ万博の日本館でも、食品ロスに関する展示があります。
http://www.expo2015.jp/en/foodculture/c_block/16/01/
農林水産省 食品ロス削減国民運動
http://www.maff.go.jp/j/press/shokusan/kankyoi/131025_1.html
消費者庁 食べ物の無駄をなくそうプロジェクト
http://www.caa.go.jp/adjustments/index_9.html
Food that could be eaten but is thrown away because it goes unsold, is nonstandard or goes uneaten is referred to as “food loss.” In Japan, food loss reaches as much as 5 million to 8 million tons of food per year. To improve this state of affairs, the Japanese government has developed the No-Foodloss Project, which in an attempt to get people to raise their consciousness and change their actions, supports model food loss reduction measures at every stage of food loss from production to consumption, with “Let’s take back waste!” as its slogan.
One such measure is reconsidering commercial practices like the so-called “one-third rule” in food distribution. Under the one-third rule, retail shops set delivery deadlines to one-third the time between production and the best-by date. For example, if the best-by period were six months, manufacturers and wholesalers would require that delivery happen within two months of production or they would return the product. Also, retail shops remove processed products after two-thirds of the best-by period has expired. Much of the processed food returned or removed in this way is discarded. To reconsider this kind of commercial practice, in October 2012, nine manufacturers, three wholesalers and four retailers joined forces to launch the Commercial Practice Examination Working Group to Reduce Food Loss. Regarding commercial practices that can cause food loss, they talk about the overall food chain and share information about actual conditions and problems with the aim of finding solutions.
And to reduce food loss in the food service industry, the government is supporting a “Clean Your Plate Movement” to avoid the waste of leftover food by popularizing such measures among restaurants as half-portion and small portion menu items, as well as takeout items. It also supports the popularization of doggy bags that allow customers to take leftovers home with them.
Its varied activities also include supporting the “Food Bank Movement,” in which food products nearing their expiration dates and nonstandard items are accepted from companies and donated to charitable organizations.
Sources: Food Industry Affairs Bureau, Biomass Policy Division; Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries
http://www.expo2015.jp/en/foodculture/c_block/16/01/