2018年3月1日発売「販促会議」(宣伝会議)4月号に食品ロス問題の寄稿

本日2018年3月1日発売「販促会議」(宣伝会議)4月号p98-101に「恵方巻き、土用の丑の日はいつまで続けられる?過熱する食品押しの販促はもう終わりを迎えている」と題し食品ロス問題について寄稿しました。マーケティングや食関連の方にご覧頂ければ幸いです。The monthly magazine “Hansoku Kaigi” features food loss

宮軒直子さん著『お金が儲かる新片づけ術』(三笠書房)

2015年から2016年まで通っていた講座でご一緒していた宮軒直子さんが、初の著書を上梓されました。

三笠書房の『お金が儲かる新片づけ術』です。

私が注目したのは、もちろん、食品に関するページ。

40ページに、賞味期限と消費期限の違いに関することが書いてあります(ありがとうございます!)。

賞味期限を「品質が切れてしまう日付」だと誤解している人が本当に多く、その誤解を解きたくて、『賞味期限のウソ』 という本を出したくらいです。

宮軒さんが本で書いていらっしゃる通り、賞味期限が切れたからと行って、すぐに食べられなくなる訳ではありません。

賞味期限が過ぎた食品が、インターネット上には出品されているそうです。

ヨーロッパでは、賞味期限が切れたものだけを扱うスーパーまで登場しました。が、日本では、賞味期限切れを扱う店はわずかです。このページを見て、早速、私もインターネット上で賞味期限の過ぎた食品の出品をチェックしてみようと思いました。

次に私が注目したのが、本の販売に関するページです。

実は私も2015年に、古物商取引認可を取得し、古本を販売しています。

宮軒さんがこの著書で書かれているように、読み終わった本を捨てるのは「もったいない」という気持ちで、古本屋にまとめて持って行っていました。ただ、古本ショップに持って行っても、二束三文だな・・・と思い、せっかく新しい本を綺麗に読み終えても、数十円にしかならなかったりするので、「それなら自分で売ろう!」って思ったんです。

株式会社office 3.11の公式サイトに「ショップ」というページを設け、BookCafeJapanという屋号をつけて、主にアマゾンで、地道に販売してきました。

そうやって、2015年6月ごろから売ってきた書籍の冊数は、2018年2月26日現在で1,254冊までになりました。コツコツと、小さいことも続けていくと、積み上げると大きな力になります。

宮軒さんのこの著書では、インターネット上で売るものを、ヤフオク!とAmazonとメルカリとを使い分けるやり方が書いてあります。アマゾンの売れ筋として「本・雑誌」や「CD・DVD」などが勧められており、自分流でやってきたことが、この道の専門の方に認められた気がして嬉しかったです。

私の場合、洋服やアクセサリーより、書籍を頻繁に買うので、それだけどんどん溜まっていくので、捨てずに売ってお金を得る・・・というやり方は、ここ3年ぐらいで実感していて、ぜひ、自分に合う物、楽なものからやってみて欲しいです。

アマゾンでも「すぐにできそう」「わかりやすい」の評価が並んでいます。

気軽な気持ちでぜひ!チャレンジしてみてくださいね。

宮軒直子著 『お金が儲かる新片づけ術』三笠書房

『ゆっくり、いそげ』より『「お店にチラシを置いてもらいたい」への答え』

クルミドコーヒー店主の影山知明さんが、ご著書『ゆっくり、いそげ』で「店にチラシを置いてもらいたい」問い合わせについて書かれていた。店をやっているとよく受ける問い合わせに「チラシを置いてもらえないか」「店でイベントをやらせてもらえないか」というのがあり、残念ながら、一方的なものも多い、と。

ここ最近、似たようなことを立て続けに経験していたので、このページは特に心に沁み入った。

「これについて教えてください」
「これを拡散してください」
「この出典を教えてください」
「わたしを推薦してください」
「あなたに関心ある人がいるので一緒に食事してください」
「上京するのでこの日に会ってください」
・・・

影山さんは、店を「利用」しようとする問い合わせは、先方にとってそうすることの意味は分かる。としても、店にとっての意味は「?」と書いている。そういう時にはお金で・・となるが、こういうやり取りは疲れるし、お金以外の何かを生んでくれないことが多いのだと。

本当にそうだ。あなたにとって利益になるのはわかるけど、相手にとってはどうなのよ。相手の立場や時間の大切さまで慮ることのできる人なら、こういう一方的な頼みごとはしてこないと思う。

と書いておけば、こういう一方的な頼みごとは減るかしら。(読んでないよね、そういう人は、きっと)

とかなんとか書いておきながら、自分も無意識にこういうことをやらかしているんだろうから、ほんと気をつけないと・・・人の悪い面が見える時には自分も同じ面を持ってるって言いますからね。。(怖)

2018.2.14. 書籍『KANBUTSU -DRYでPEACEな革命』出版

サカイ 優佳子 (Yukako Sakai)さんと田平 恵美 (Emi Tabira)さんのDRYandPEACEを始め、自由大学の人気講義「乾物のある生活」から企画された書籍『KANBUTSU -DRYでPEACEな革命』出版のクラウドファンディングに参加しました。乾物の本と干しザル、スライサーを贈っていただきました!サカイさん、田平さん、チームのみなさん、ありがとうございました。書籍は2月14日に正式発売となりました。私の名前も本の奥付に入れて下さっています。

出張や講演や原稿執筆が続いていて、なかなか使うことができなかったのですが、日曜日は天気が良かったので、干し芋を作ってみました。冷蔵庫で眠っていた、いただきもののさつま芋を蒸して切って干す。乾物にすることで、野菜や果物など、日持ちしない生鮮食品は、賞味期間が長くなり、食品ロスを減らすことにも貢献します。最近、お気に入りの乾物料理は、切り干し大根のごま油&甘酢漬けです。水で戻した切り干し大根の水気をきつく絞り、ポン酢とごま油でナムル風にします。歯ごたえがあり、美味しくいただけます。

DRYandPEACEの公式サイトはこちら

DRYandPEACE

新著『誰でもできるフードバンクの作り方 未来にツケを残さない フードバンクの新しい挑戦』(高文研)

あいあいねっと(フードバンク広島)の原田 佳子 (Yoshiko Harada)さん・増井祥子さんと、フードバンク岡山の糸山 智栄 (Chie Itoyama)さん・石坂 薫 (Kaoru Ishizaka)さんの共著『誰でもできるフードバンクの作り方 未来にツケを残さない フードバンクの新しい挑戦』を贈って頂きました。大原悦子さんのご著書『フードバンクという挑戦』以来のフードバンク新刊ですね!The book of Yoshiko Harada, Shoko Masui, Chie Itoyama and Kaoru Ishizaka

「フードバンク」とは、まだ食べられるのに何らかの理由で捨てられてしまう食品を企業などから受け取り、必要とする人々に配分する活動、もしくはその活動をする組織を指します。

私は米国に本社があるグローバル企業に勤めていたので、2008年、米国本社から「日本にもフードバンクがあるよ」と連絡を受け、その年の春から、日本初のフードバンクであるセカンドハーベスト・ジャパン(2HJ)に自社商品の寄贈を始め、2HJ主催のFAB (Food Advisory Board)定例会にも出席するようになりました。協力企業としてメディア取材もずいぶん受けました。

2011年の震災では、2HJのトラックに私と自社商品23万食を載せてもらい、宮城県石巻市を中心に、被災地での食料支援を行ないました。そのことが、2011年9月の退職・独立につながりました。2HJの代表チャールズさんや、すでによく知っていたスタッフの皆さんから「井出さん、会社やめたんならうちの広報をやってもらえませんか」と声をかけていただいて、2014年までの約3年間、2HJの広報を担当することになりました。

2HJ広報時代から、同じフードバンクである原田さん、糸山さん、石坂さんと交流していたので、今回の本は、これまでの歩みを一緒になぞるような気持ちで読ませていただきました。

糸山さんは、行動力のかたまりのような方。写真に映っている「おからしゅういちくん」(おからを週一回食べましょう)の普及活動や、朝食をとろうのFacebookページいい日 私の朝ごはん立ち上げなど、気づいたら、あっという間に始めていらっしゃいます。埼玉県川口市の「食品ロス削減検討チーム川口」の定例会にも、はるばる岡山県から、もう5回以上、来て下さったでしょうか。こちらも勝手に「川口メンバー」だと思っています。私の本も、何度も広めてくださり、感謝感激です。

石坂さんの調査結果は、先日、東京工業大学で開催された廃棄物資源循環学会で聴講し、東京のフードバンクと岡山との違いを興味深く拝聴しました。地域による多様性がフードバンクの持ち味だと感じます。廃棄物工学研究所の主任研究員という立場から、CO2の発生抑制という観点でのフードバンクの貢献性について語れる方は、石坂さんをおいて他にいらっしゃらないのではないでしょうか。

増井さんは、島根県安来市でのフードバンク推進委員長を務めているときに、一度だけお会いしました。現在も医療機関で管理栄養士を務めていらっしゃるとのこと、このような方がフードバンクに携わっていらっしゃるのは心強いことです。

原田さんは、ご自身の活動を冷静に俯瞰し、客観視されている点と、管理栄養士とアカデミックな立場からのアプローチが素晴らしいと感じています。原田さんのおっしゃる「フードバンクが、課題解決ではなく、課題の再生産になってしまってはいけない」という言葉が強く印象に残ります。フードバンク発祥の国である米国との違いに言及されていることや、「良いことをやっているのだから皆が支援してくれるのは当たり前、というのは誤解」というのもその通りだと共感します。自分の活動に埋没せず、自己正当化しないで、どれだけ自分や自分の組織を客観視できるか、他者目線や社会の視点が持てるかどうかが、どんな仕事においても成功のカギだと感じます。

私が現場にいたときジレンマだったのは、真に食料を必要とする人にアプローチできづらいということでした。食品ロスがたくさん企業から寄贈されることや、フードバンクが発展し、組織が大きくなっていくことは、喜ぶべきなのだろうか?ということについても考えました。 2HJの初期のスタッフと「NPO活動って”楽しい” からついつい続けてハマってしまう」「でも、本来、NPOは、課題解決したら無くしていいもの」と語ったことを覚えています。

食品ロスという社会的課題とフードバンクについて真摯に考えている方に読んで頂きたい一冊です。