2017年11月7日 埼玉県川口市の川口商工会議所青年部(YEG)例会「川口市は全国一を狙うことができる!賞味期限のウソ 食品ロスをなくすために」で講演

2017年11月7日、埼玉県川口市の川口商工会議所青年部(YEG)の例会で、「川口市は全国一を狙うことができる!~賞味期限のウソ。食品ロスをなくすために~」を企画していただき、そごう川口10階のダリヤルームで開催されました。

食品ロス削減検討チーム川口でご一緒している川口市会議員の奥富精一さんや、朝日環境センターの浅羽理恵さんが聴いてくださいました。ありがとうございました!(以下、奥富さんがランキングまとめてくださったのを引用します)。

環境省が毎年発表している、市区町村ごとの、一日一人あたりのごみ発生量のランキング(環境省発表、平成27年度)。川口市は「人口50万人以上の都市」に相当し、いまのところ全国5位というランキングです。一人あたり一日50gだけ減らせば、充分、「全国一位」になれるのです。

第1位 八王子市 813.3g
第2位 松山市  817.5g
第3位 広島市  853.6g
第4位 横浜市  866.4g
第5位 川口市  867.3g

京都市では、平成12年に80万トンあった年間のごみ量を、いま半減近く減らしてきています(40万トン台)。ぜひ川口市も頑張って削減し、その分を福祉や教育などに活用していきたいです。

2017.10.31 第1回食品ロス削減全国大会(長野県松本市)

【紅葉の長野県松本市へ】2017年10月30〜31日の第1回食品ロス削減全国大会が無事閉会しました。

最終日の今日は、国(農林水産省、環境省、消費者庁)と、全国から集まった自治体との意見交換会でした。自治体職員限定でしたが、ちゃっかり入れてもらいました。

一連の行事のうち、9月24日の銀座Naganoでのプレイベントと10月29日のイオンモール松本でのプレイベントで登壇させていただきました。

今年は松本にご縁があるなあ。。と思っていましたら、そういえば母方の祖父は長野県松本市出身でした。

松本市発祥の30・10(さんまるいちまる)が全国に拡がったことは、ひとつの市の取り組みでも全国区になり得るという証明になりました!The 1st Food-Waste Reduction Symposium

第1回食品ロス削減全国大会プレイベントで登壇

【御礼】環境省・農林水産省・消費者庁共催、第一回食品ロス削減全国大会のプレイベントトークショー(於: 長野県松本市)で登壇しました。

広島から原田 佳子さん、宮城県仙台市・静岡市・富山県からは行政の環境部局の方々が聴きに来てくださいました(原田さんご著書を会場で紹介)。

宴会の食べ残しゼロを目指す「30・10(さんまるいちまる)運動」発案の長野県松本市長に、初めてご挨拶できました。

会場となったイオンモールの書店には拙著『賞味期限のウソ』(幻冬舎新書)コーナーを作って下さっていました。

松本市のみなさま、関係者のみなさま、台風の近づく雨の中、ありがとうございました。

Give a presentation on food waste

2017.10.29 第1回食品ロス削減全国大会プレイベントトークショーに登壇

あずさ2号、じゃなくて、スーパーあずさ11号に乗って松本へ!

ゆる鉄子、興奮して写真を撮りまくり。駅員さんの不審そうな表情 笑

品川に期間限定開店したという「鉄道カラオケ」に行ってみたい Business trip to Matsumoto, Nagano

第1回食品ロス削減全国大会プレイベントトークショーに登壇します(於: イオンモール松本)

https://www.city.matsumoto.nagano.jp/smph/shisei/kankyojoho/haikibutu/syokuhin_loss/pre.html

2017年10月25日 津田塾大学総合政策学部「キャリア入門B」でキャリアに関する講義

2017年10月25日、津田塾大学総合政策学部「キャリア入門B」で、キャリアに関する講義の機会をいただきました。

2008年に出逢って以来、お世話になっている、書籍『フードバンクという挑戦』の著者、大原悦子さんにお声がけいただきました。

この講義はオムニバス形式になっていて、毎週、いろんな講師の方が登壇されます。

全員が、津田塾のOG。唯一、わたしは津田のOGではないのに、誘っていただきました。その理由について、大原さんは

「井出さんは、いろんな経験をしていて、とてもユニークなキャリアであること」

「課題解決ということで、社会の大きな課題である食品ロスに対し、行動し、発言し、啓蒙していっている。その情熱と努力をみなさんにも知ってもらいたい」とおっしゃっていただきました。

大原さんから事前に「こんなことを話してください」とお知らせ頂いていたので、それに対するQ&Aも準備していました。メモ程度ですけどね。

たとえば・・・・

Q 苦労や喜び、やりがいは?

A臨床試験に基づく英語論文を世界に発信し、各国から反響があったとき。

 社会を変革すること、すこしでも良い方向に変えられたときに喜びを感じる。

 「ジャーナリズムとは社会的弱者の代弁者」という言葉もある。
 食品業界の中で、食品メーカーは商慣習に従う弱者。その代弁者になりたい。

 伝える方法を工夫してきた。2003年から講演を頼まれるようになってきた。もっと伝えたいと思ったとき、本の出版を考えた。もっと伝えたいと思ったとき、本の編集長からYahoo!News個人オーサー(執筆者)に推薦していただき、審査に合格し、記事を執筆するようになれた。

Q 転機は?

A 46 歳だった父の死、ライオン(株)の退職、日本ケロッグの退職、独立。

Q 心がけてきたこと、大切にしてきたこと

A 自分の心の中から湧き出てくることを大切にする。見栄えや外聞ではなく。
 大きな改革ほど小さな改善からしか為し得ない。
 将棋で名を馳せている中学生もそうだと思う。

Q いまの仕事にかける思い
A 明日死ぬかもしれないので命あるうちにできることをやり遂げておく。
 書き残したものは、死んでも遺る。社会に発信するものは遺書でもある。

Q 学生時代、どう過ごし、それが今にどうつながっているか
 体育会で基礎体力や気力・精神力がついた。自分の個性の発見(粘り)

Q 学生にアドバイスしたいこと
 福岡伸一さん・・・全ては分子の塊。今日のあなたはきのうのあなたと違う。
 茂木健一郎さん・・・ファーストペンギン。欠点と弱点、コンプレックスがあるほどチャンス。「女のくせに」と言われたら、その男性は科学者ではない。

お勧めの映画・・『ショーシャンクの空に』『ドリーム』小津安二郎監督の映画
 『HELP』→“Go find your life” (あなたの人生を切り開きなさい)

書籍・・『女と仕事 私の方法』(三笠書房)『プロ論。2』(徳間書店)
『君の思いは必ず実現する』(財界研究所)

今回は、朝日ネットさんが開発されたシステム「respon(レスポン)」を使い、学生のみなさんにアンケートもとってみました。

Q これからのキャリアに不安はありますか?

A はい 89.2% いいえ 8% わからない 2.7%

Q飲食店でアルバイトしたことがありますか?(もしくは今していますか?)

A はい 73% いいえ 27%

Q 飲食店のバイトで食べ物を捨てたことがありますか?

A はい 67% いいえ 2% わからない 29.7%

ほかにも自由回答で、「どんな食べ物をどれくらいの量捨てましたか?」「講演で聞きたいことはありますか?」などの質問をしました。

今回の写真は、インターンに来てくださった女子大学生に撮影頂きました。ありがとうございました。

聴講してくださったみなさま、ありがとうございました。

そして、講義の機会をいただいた、大原悦子さん、本当にありがとうございました。