小学館の女性セブンの食品ロス特集記事の取材を受けました。誌面7ページの内容の一部がオンラインニュースに掲載されています。
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2018年3月13日 テレビ東京系列「ガイアの夜明け」に出演
2018年3月13日に放映された、テレビ東京系列「ガイアの夜明け」に、食品ロス問題専門家として出演しました。
今回、出演は2回目です。前回は、「東日本大震災で働き方を変えた人」として出演しました。外資系食品企業の広報室長から、NPOの広報室長への転身、といったストーリーです。
3月13日のテーマは「食品ロス」でした。番組では、食品ロス削減に取り組む2つの企業が紹介されました。
番組では、放送時間に限りがあるので、3分の1ルールについては、その歴史的なところまでは触れられませんでしたが、6年前の2012年から、すでに、3分の1ルールを緩和し、食品ロス削減のための取り組みが始まっています。
食品ロスを減らすための取り組みを続けてきた方は、たくさんいらっしゃいます。
例えば、京都大学は、昭和55年から、家庭ごみの中に含まれる食品ロスの調査を続けています。
農林水産省は、平成15年から食品ロスの統計データを定期的にとっています。平成24年(2012年)には、農林水産省と流通経済研究所が先導し、食品ロス削減のための商習慣改善ワーキングチームが立ち上がりました。それから6年近く、ルール緩和や賞味期限の延長、賞味期限の年月表示化など、食品業界が、製造・卸・小売と、横断的な取り組みを続けています。
大学の先生方の中にも、20年以上、食品ロスをテーマにした研究に取り組んでいる方もいらっしゃいます。
一般の方にとっては、食品ロスは目新しいテーマかも?しれませんが、すでに、いろんな立場にあるたくさんの方が、削減のために取り組んでいるということは、きちんと知っていただきたいと感じました。
7年目の3.11 防災備蓄食品を「食べずに捨てる」から「おいしく食べる」で食品ロスを減らす取り組み
7年目の3.11が巡ってきました。
防災備蓄の大量廃棄が問題になっていますが、これは日本の食品ロス(621万トン/年)にはカウントされていません。農産物の需要調整しかりで、公式発表の統計値より、実際には、もっと多いロスが発生しているということで、備蓄を入れたら出す循環の仕組みを作りたいものです。
2018年3月13日(火)テレビ東京系列「ガイアの夜明け」食品ロス特集で専門家として
【TV東京系列「ガイアの夜明け」】3月13日(火)放映のTV東京系列「ガイアの夜明け」の食品ロス特集に少し出るかと思います。今回2度目の出演です。前回は、誕生日(3.11)の震災を機に外資系企業の管理職(広報室長)を辞め、NPOのフードバンクの広報に励む「震災を契機に働き方を変えた人」というストーリーでした。13日の主役は食品ロス削減に取り組む2社です。私は専門家の立場ですこし出るかと思います。食品ロス問題がメディアに特集されるようになり、注目されてきたのが有難いです。
販促ネタ工房@はぴっくの眞喜屋実行(まきや・さねゆき)さんが、昨晩6日(火)翌週の予告編が流れた直後、13日の放送が食品ロス特集であることを教えてくれました。私も今週滞在中の香川県高松市のホテルで観ていましたので、放送された瞬間に教えてくださったのがわかり、とても嬉しかったです。
撮影クルーは、2017年10月16日にクックパッドで開催された、映画0円キッチンのダーヴィドDavid Groß監督と私のトークイベントの時から撮影されていました。あれから4ヶ月間かけた撮影が2社40分間(1社20分)に凝縮されるのですから、たった2時間の私の収録部分は、数秒か、カットかもしれません。が、「食品ロス」と知って即座に教えてくださった まきやさんの気持ちが有難いと思いました。普段から人をサポートする仕事をされていて、誰かが喜ぶこと、その人の役に立てることを喜びとしている まきやさんならではの姿勢と行動だと思います。
テレビで食品ロス特集が流れるたびに「今やってるよ」とすぐに教えてくださるクロスメディア・コミュニケーションズ株式会社の雨宮 和弘 (Kaz Amemiya)さんとよく話している通り、みうらじゅんさん言うところの「自分なくし」(=エゴをなくす。自分が自分がと目立とうとするのでなく、何かをプロデュースすることで、結果的には自分が出る、こともある)なのだと思います。
The TV program “Gaia no Yoake” will feature food loss
きっと、誰かが見てくれている
何度か、「私なんて、スーパーのレジ打ちぐらいしかできないし」という言葉を聞いたことがある。
いざ、働こうとすると、資格も技術もないから、そのくらいしかできない、と。
私は、よく行くスーパーのレジで、その仕事ぶりが一番気に入っている人がいる。
壊れやすいもの、柔らかいものは、カゴの外へ。
他のものは、ピッチリと整理して、カゴの中へ。
ポイントカードとお金を渡すと、お釣り・レシート・ポイントカードの3つをまとめて返してくれる。
レジが空いている時には、積極的に、溜まったカゴの整理をしに出る。
気遣いや、仕事の速さ、お客さまの受け取りやすさなど、この方を上回る人はいない。
誰がやっても同じように見える仕事かもしれないけど、決して同じではない。
「こんなの誰がやっても同じ」と思うかもしれないけど、どんな仕事でも、人による違いは必ず出るんじゃないだろうか。
そして、「どうせ私の仕事なんか誰も見てないし」と思っても、誰かが、きっと、その仕事ぶりを見てくれていると思う。
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