牛乳、子ども食堂などに無償提供の動き 大量廃棄懸念で

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米国では余剰農産物を国が買い上げ必要な人に配ることがあります。2010年代、乳製品のチーズがだぶついた際、政府が買い上げ、国内210のフードバンクのいくつかに配布しました。米国のフードバンクの取り扱い食品の中には政府支給の穀物や野菜もあり、サンフランシスコのフードバンクでは、全体の取扱高のうち、半分が穀物・野菜・果物という年もありました。
日本の乳業メーカーはコロナ禍で業務用バターや脱脂粉乳の在庫が積み上がっています。にもかかわらず、工場ではフル稼働で乳製品に加工しています。冷凍なら日持ちは延びますが、冷凍でも、保管中に品質は劣化します。食品業界の3分の1ルールで賞味期限の手前に販売期限が設けられていますので「大量に作って貯めておけばいい」というものではありません。
日本でも農林水産省とJミルクが共同で2020年6月上旬まで牛乳を福祉施設や医療施設に無償提供しました。260億円かけて配布し6000万円かけて廃棄されるマスクがなければ少しでもそのお金を食料配布に投入できたかもしれません。
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