1967年、世界初のフードバンクが始まった米国では、ニューヨーク市初め行政が毎日、食事を必要とする人たちへ無料で配布しており、行政の公式サイトにもその案内が載っています。対して日本では、生活に困っている人には「生活保護(現金)をもらってるんだから支援しなくていい」という考え方があります。でも生活に困窮している人が100%、生活保護を申請できる訳ではありません。また申請してすぐにお金がもらえる訳ではなく、手続きに数週間かかることもあります。フードバンクは余っている食品を企業などから引き取り、それを必要とする組織や人たちにつなぐ活動や、その活動をする団体のことを指します。日本全国におよそ100団体あるフードバンクは、活動を基本的に無償で行っています。が、物の受け取りや引き渡しには当然コストがかかります。米国と異なり寄付金も集まりづらい。本当は民間任せではなく、行政が率先して支援してほしいです。
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