岐路に立ったら自分の心の内側に問う

春は進学シーズン。
高校3年のとき、食物学科への進学は決めていた。あとは大学を選ぶだけという段になり、担任教師は東京の国立女子大学を勧め、亡くなる一年前の父は東京の私立女子大学を勧めた。が、自分は奈良を選んだ。今も奈良に来ると、真の意味で “呼吸” できる気がする。17歳のあの選択があったから、その後のキャリアで岐路に立ったときも、誰か他の人の価値観に従うことなく、自分のこころの内側に問うて決めているように思う。みんなが行く方向に進むことが必ずしも自分の幸せとは限らない。みんなと違うことをやるのは勇気が要るが、自分のこころがNOと言っているのにYESの仮面を被って生きていては、奇跡的に授かって今まで生き永らえている自分の命は、おそらく全うされない。Nara- My favorite place