【熊本地震情報 シェアお願いいたします(第三弾)】
(Facebookで発信した第一弾は1,329件、第二弾は96件シェアしていただき、有難うございます)
3.11のときの食支援の経験と、熊本で被災している友人や、現場へ行った知人の方の情報をまとめて配信しています。
<追記 2016.4.18 朝8:32>
北村 良輔さんから情報頂きました。ありがとうございます!
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熊本市の近くでお水の必要な方へ!!
中央区出水8丁目の諏訪神社で井戸水が汲めます。
諏訪神社
〒862-0941 熊本県熊本市中央区出水8丁目31-24 諏訪神社
https://goo.gl/maps/ATJL6LbK3tt
東バイパス ナフコ交差点から北、400m
駐車場がないので自転車で来られるか、2人で車で来て1人が水汲み、もう1人が近くのナフコ江津店駐車場で待機、汲み終わって待機者に連絡、ピックアップが良いかと思います。
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今朝は5つにまとめました。
5 Tips of Disaster Relief Efforts for the Kumamoto Earthquake occurred on the 14th of April
1、個人の方は熊本へ荷物を送らないで
熊本県(県庁)が、熊本へ物資を送る手段が限られており、物資の受け入れができないので控えてくださいとアナウンスしています。
(昨日、2016年4月17日 日曜日付の情報)
http://www.pref.kumamoto.jp/kiji_15422.html?type=top
2016年4月18日14時20分追記
熊本県 2016.4.18発表 (状況は変わらず)
http://www.pref.kumamoto.jp/kiji_15422.html?type=top
ヤマト運輸にも、個人の方が支援物資を持ち込んでいるそうですが、断られ、「善意を踏みにじられた」と従業員に心無い言葉を浴びせて帰っていく人もいるそうです。
郵便局や宅配業者が荷受けを制限していることや道路状況を考え、今は大口の荷物に限定したほうがよい時期と考えます。
2、サプリメントや栄養強化食品
震災直後はエネルギーが必要なので、おにぎりやパンなどの炭水化物で充足します。が、一週間以上、避難生活が長引いてくると、ビタミン・ミネラルなどの微量栄養素が摂れないと、疲れや体調不良、口内炎や皮膚炎など、身体の調子がおかしくなってきます。実際、3.11のときも、4月に宮城県の避難所で栄養不足が発生していました。
また、水分が充分に摂れないこと、トイレをがまんしてしまうこと、食物繊維が摂れないことから便秘になる人も多くなります。
非常時こそ、サプリメントや栄養強化食品を活用して頂きたいです。これらを商品群として持っている企業の方、支援を検討いただければと願います。
3、メディアの方へ
3.11のときもそうでしたが、マスメディアで取りあげられる地域は目立つので支援(寄附金や物資)が多く集まりやすく、そうでない地域は注目されず、支援も薄いという状況がありました。
最初の地震の震源地から南へ15kmの、熊本県甲佐町で避難している越智 新さんによれば、甲佐町はメディアでほとんどとりあげられないそうです。田原(たばる)地区は、甚大な被害が出ているそうです。避難所には1,000人ほどいらっしゃいます。
移動手段があれば、このようなメディアに取りあげられない地域にも注目してあげていただきたいです。
<越智さんが発信している、現場で求められている物資>
水・食料・赤ちゃん用おむつ・トイレットペーパー・赤ちゃん用離乳食・赤ちゃん用ミルク・女性生理用品
【追加]
・ブルーシート・・屋根瓦が落ちた家屋等に応急処置で必要です。
【4月17日追加】
・風邪薬
・手指消毒用アルコール
・おしりふき(赤ちゃん用)
・紙皿(平皿)
・紙皿(深皿)
・紙コップ
・ゴミ袋(黒)
・ゴミ袋(透明)
・ブルーシート
・歯ブラシ
・歯磨き粉
・石鹸
・ハンドソープ
・紙おむつ(大人用)
・割り箸
・スプーン
4、全国の行政の方へ
都道府県内の事業者には、東京都が帰宅困難者対策条例で施行したように、従業員が3日間過ごせるだけの備蓄を努力義務として課して頂きたいです。(すでに実施している行政もあると思います)
東京都(都庁)帰宅困難者対策条例(2013年4月施行)
http://www.bousai.metro.tokyo.jp/…/…/000/536/jyoureirihu.pdf
今回の熊本での備蓄の不足を見ていると、県内で3日間分の備蓄をしていたのか、疑問です。(熊本の行政の方が徹夜で対応しているのは存じ上げているので、これは批判ではなく、今後のより良い対策を考えての提言です。)
もし3日間分備蓄をしていたのであれば、14日の夜に発災し、15・16・17日の3日間分は持ったはずだからです。3.11のときには被災地域は500kmに及びましたが、今回は、九州全域で地震が発生しているものの、避難している方は11万人、エリアが3.11よりは集約されています。
おにぎりに1時間並んだ 救援物資、避難所に届かず(朝日新聞 2016.4.18付 午前5時1分)
http://digital.asahi.com/articles/ASJ4K6DX3J4KTIPE02P.html
また、3日分の備蓄をするのに加えて、大地震発生を想定した行政の訓練も日頃からして頂きたいです。私が食品企業勤務のときには、異物混入や火事発生を想定し、全部署のトップが集まり、実際に動く訓練がありました。今回、熊本市の方が「初めての事態で混乱している」と答えていますが、日頃の訓練が無かったのだと思われます。
5、お寺など宗教施設・宗教者の連携活動の紹介
全国のコンビニは50,000店舗ほどですが、お寺は78,000以上あります。3.11のときにも、避難所として、食料の提供者として、大きな役割を果たしてくださいました。滋賀県の浄土宗のお寺は、400以上が協力して7トンのお米を集め、東北の被災地へ寄付してくださいました。
宗教者、宗教施設での活動が始まっています。
宗教者災害救援ネットワーク
https://www.facebook.com/FBNERJ/
未来共生災害救援マップ
http://www.respect.osaka-u.ac.jp/map/
大阪大学大学院教授で宗教学者の稲場 圭信先生は、3.11の被災地を廻られてきただけでなく、今回の熊本にも行かれて、情報を発信されており「宗教施設でも食料と水の備蓄を」と呼びかけていらっしゃいます。下記に投稿を引用させて頂きます。
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熊本地震に加えて、大分でも大地震。16日未明の本震で状況は一変。熊本のコンビニから食料、飲料はなくなりました。状況は刻々と変化していきます。救援活動がまず1番。それはそうだが、被災され、飲料・食料がない避難所も多数という昨日の状況。現地に緊急物資が向かっています。しかし、今、小口の食料・物資を宅配会社などに頼むのは混乱のもと。緊急物資の配送手段、現地の道路事情も鑑み、大口の物資だけにするべきです。
災害ボランティアを控えるようにとの社協の方針ですが、新たな被害を警戒してのこと。NGOや団体で自己責任で動けるところは、現地で活動しています。
今回も流通備蓄では対応できなかった。東日本大震災の教訓がいきていない。指定避難所だけでなく、各自、地域の自主防災組織、宗教施設でも食料・水の備蓄を。
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写真は3.11支援のときのものです。文書は、熊本市内に設置された、外国人向け避難所についてのお知らせです。日本語と英語を下記に貼り付けます。
Kumamoto International Center has opened its facility as an emergency shelter for the earthquake. The service is in Japanese, English and Chinese for now. They are still arranging with Muslim, Bangladesh, Filipino and Korean community leaders. For more information for the shelter and the earthquake, call at 096-359-2121
熊本市国際交流会館に、外国人向けの避難所が設置されました。日本語、英語、中国語で対応中です。(他の言語はいま調整中)情報が必要な方は、096-359-2121へお電話ください。
The Japan Times
“Desperate race on to find Kyushu earthquake survivors; death toll at 42”
http://www.japantimes.co.jp/news/2016/04/17/national/hunt-grows-survivors/#.VxQHCas1bWE
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