食品ロス シリーズ(12)食品ロス削減に向けて、食品業界と取り巻く立場でできること

1、備蓄食品   入れ替え時に捨てるのではなく、職員に配布する、フードバンク団体に寄贈するなどの方法がある。
2、農産物   規格を緩和する、あるいは生産調整の際、潰すことで補償金が出る仕組みを一考したい。
3、製造分野  新製品を次から次へと出していくことは、ロス率も高まるので、安易な新製品発売は再考が望まれる。
4、流通業界  3分の1ルールに関しては、2012年から継続しているワーキングチームを通しての再検討。販売期限の見直し、欠品ペナルティの見直しなど。
5、外食産業   食べきりサイズや持ち帰りの許可など。ホテル業界で初めて、横浜国際ホテルが2009年に、ドギーバッグサービスを始めている。横浜の中華街では、一個から注文できる仕組みや、顧客が食べ切ってから次の注文を受ける飲食店などもある。
6、自治体(都道府県、市区町村)  「食べきり運動」や、宴会の最初や最後でちゃんと食べ切る運動、食べきりサイズを出す飲食店にロゴマークをつけるなど、様々な活動が始まっている。
7、仏閣   全国にコンビニエンスストアは5万ほどあるが、お寺は75,000以上ある。このお寺のうち、滋賀県の浄土宗のお寺400以上が、東日本大震災の後、お米を7トン集めて被災地に寄付をしている。東京都内のお寺も米や味噌などの食料をフードバンク団体に寄贈している。

このように、それぞれの立場でできることをしていきたい。

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