食品ロス シリーズ(7)日本初のフードバンク団体、セカンドハーベスト・ジャパン(2HJ)

前述のセカンドハーベスト・ジャパン(2HJ)は、2000年に日本で初めて活動を始めたフードバンク団体である。2002年にNPO法人化し、現在、10数名の職員で次の4つの活動をおこなっている。
1、施設や団体に食品を提供するフードバンク
2、個人に食品を提供するパントリー
3、炊き出しをおこなうスープキッチン
4、政策提言
 (2014年10月時点)

2014年11月時点で560以上の事業者と合意書を締結した実績があり、年間およそ320以上の施設に食品を運んでいる。施設の中で最も多い割合が児童養護施設で、全体のおよそ3割を占める。2002年から2013年までに2HJが運んだ食品の合計は10,141トン。金額換算すると、およそ47億8725万円。これを、もし事業者が廃棄していたと仮定するとかかる廃棄コストは10億1406万円。先ほどの食品の金額換算と廃棄コストを合算すると、58億132万円となる。

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