昨日は、クロスメディアコミュニケーションズ(株)が開催するセミナーへ行ってきました。
とはいえ、すでに別の打合せが入ってしまっていたため、会場に到着したときには、すでに終了しており、参加者の方とご挨拶したのみでした。
広報部門の効果測定として、「広告換算」がよく使われます。
「もし、この(パブリシティ)記事を、広告で出したとしたら、いくら相当である」という価格を算出し、それを広報活動の成果、とするものです。
これは、あくまで参考程度と考えています。
露出の大きさと、本来の広報の目的である、「その組織を理解してもらう」「その組織に好感をもってもらう」ということが果たせたかどうかというのは、比例するとは限りません。
にも関わらず、広告換算を稼いで、それをアピールする姿勢もまだまだ目立ちます。
広告換算は「アウトプット」どまりに過ぎません。
そこから発展して「アウトカム」=その組織にとって目指すところ(売上、環境への負荷削減、優秀な人材確保など)につながらなければ、本当の成果とはいえません。
ただ、その組織の成果というのも、純粋に広報活動だけで生まれる場合は限られており、営業や商品開発など、さまざまな部門の成果の合体であることが多いため、個別に評価するのは非常に難しく、だからこそ、広報部門の方にとって、「効果測定」は永遠の課題になっているのだと思います。