東京大学大学院日記(71)

山梨県のワイナリー・農家・農協をまわる旅で最も印象的だったのは、勝沼醸造株式会社の社長がおっしゃった「魂を売る」という言葉。

世界のコンテストでは入賞できるワインが、日本では入賞できない。

日本の入賞基準にあわせてワインをつくることはできるが、それでは「自分の魂を売ることになってしまう。それはできない」と。

自分の魂を売って生活費を得る人は世の中いっぱいいるはず。

あえて、それはしない。

一本、筋が通っていらっしゃる方。

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