よしもとばななさんの『人生のこつあれこれ 2013』の最後の方に、こんな人はこう見える、という、ばななさん流 ものの見方が書いてある。
ねばねばしてる人、ものすごくきれいでも蛸みたいな触手を人にぐるぐる絡めてくる人、など、独特の見方が面白い。
わたしのとは違うが、なんとなく通じるところはある。”気” で観るというか。
肩書きや位が高くても、空気の淀んだ人がいる。肩書きではなく、生きざま。
ある方は、とても透き通っていると感じた。ドキュメンタリー映画「地球交響曲(ガイアシンフォニー)」に出てくるピアニスト、ケリー・ヨストみたいに。
ケリーは、「作曲者の曲を最大限活かすため、(弾き手である)自分はできる限り透明になる」と言っていた。
世の中、自分が自分がというエゴや主張にあふれてる。
この人、すごいなと思った。
Book of Banana Yoshimoto
スポンサードリンク