2016年2月20日(土)午前11時から放送された、BS-TBS「土曜ニュースまるわかり」で、食品ロスを増やす食品業界の裏事情(欠品ペナルティ)について、取材して頂いた内容を「監修:食品ロス問題専門家 井出留美」としてフリップで紹介して頂きました。ありがとうございました。
「欠品ペナルティ」とは、メーカーが、小売(スーパーマーケットなど)から発注を受けた商品を納品できない場合、小売から罰金や取引停止などの措置が課せられることを指します。
メーカーは、欠品ペナルティを避けるため、多目に作ります。
そして、余り、捨てる・・・という流れです。
もちろん、すべての小売がそのようにしているわけではありません。
九州のあるスーパーでは、小売と卸(卸売業者)が密にコミュニケーションをとり、どの商品がどれくらい売れているかなどの情報交換をし、それでも欠品が生じたら仕方ない、としています。
今日の番組では、何度かお会いしているやまけんさん(山本謙治さん)が生出演されました。
山本謙治さんは、農畜産物流通コンサルタントです。
番組中では、お豆腐屋さんが作る200円のお豆腐と、スーパーに納品される30円台のお豆腐との違いが紹介されました。
お豆腐屋さんの言葉「僕らは大量生産できないから安くはできない」が胸に響きます。
もう、大量生産・大量消費の時代じゃないんですけどね・・・・
そして、やまけんさんの言葉。
そう、安い物には訳がある。
廃棄カツ問題もそうでしたよね。
食品の価格には、廃棄コストが折込み済みなんです。
過剰に安いものには、適正な廃棄コストがのせられていない。
だから、変なルートにのってしまい、転売されたりする。
今回のアナウンサーは、杉山真也さん。
以前、TBS「いっぷく!」で取材に来てくださったアナウンサーです。
なつかしい!
覚えていてくださったかしら。
http://www.bs-tbs.co.jp/maruwakari/
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