良い広報、悪い広報

かつて女性の雑誌編集長が「よい広報、悪い広報」の話をして下さった内容、今でも広報の講義などで使わせて頂いています。

これは広報のことだけに留まらず、すべての仕事や物の見方に通ずる話かもしれません。

「悪い広報」は「親バカ広報」。うちの子がね、うちの子がね・・・うちの子のことしか言わない。

「よい広報」は「担任教師」。全体を俯瞰し、対象の優れているところと不十分な点を客観的に把握して説明できる。

たとえば食品企業であれば、自社や自社製品のことしか話すことができないのは「悪い広報」。

食品業界ひいては日本全体、さらには世界を俯瞰して、自社の立ち位置と強み・弱みを冷静に客観的に説明・発信できるのが「いい広報」。

これは、視野を広く持つこと、どの対象を大切にするかの姿勢を示しています。

「成功曲線を描こう」の著者、石原明さんは、これを「人称」という言葉で示しています。自分のことと自分のまわりだけ見るのは「一人称」。

何かを書いて発信するとき、発言するとき。人の言動から、どこを大事にしている人なのかが見えてしまう。だから、自分の言動を外から客観視してみたい。

自分や自分の部署・組織しか見えない「親バカ」なのか、それとも全体を俯瞰して判断できる「担任教師」なのか。(写真はイタリア)

IMG_9922

スポンサードリンク



コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください