岩手県でのいじめの事件を受けて

小学校3つめでいじめを受けた。
方言が話せず、黙っていたら、
クラスじゅうの給食のごみが
自分の机に積み上げられた。
体操着も取られた。
女子たちは、”番長”役に結託して徒党を組んだ。
あまりにつらくて
トイレに隠れて泣いた。

あのとき、なぜ乗り越えられたのだろう。
今みたいに、チャイルドラインのような電話相談窓口はなかった。
他の電話相談はあったかもしれないけど、知らなかった。
携帯電話もなかった。
その代わり、
まわりの大人が
すべてを誰かのせいにして責任転嫁することなく
知らんぷりすることなく
「自分に責任の一端がある」という
当事者意識を持ってくれたように思う。

母は「何度も何度も転校させて申し訳ない」と謝った。
学校へ何か苦情を言うことはなかった。

担任の先生は、新人の若い女の先生だった。
トイレに駆け込み泣いていたとき、
先生が先導し、
生徒たちを引き連れ
姿のみえなくなった私の名前を呼びながら
みんなでそこらじゅう探しまわってくれた。

担任の先生は、当時おそらく20代前半。
教員としての職歴は、
この学校以前には無かった。
でも、
今でもフルネームも顔も
はっきりと憶えている。
それだけ、
向き合ってくれていたのだと思う。

いじめによる悲しい結末。
誰が、
心の底から
当事者意識を持ち
この事件に向き合っているのだろう。
「自分にも責任の一端はある」
「こんな悲しい事件が二度と起こらないように」と
誰が考えているのだろう。
たとえ現場にいなかったとしても
「自分は関係ない」
「傍観者」と思っていても
この社会を構成している自分も
彼の死の責任を負う一端ではないのか。

18歳までの子どもや教育関係者に伝えて頂ければと思います。
 ↓
 (外資系企業勤務時代、
   CSRの一環として2000年から支援していました)
 ↓
チャイルドライン支援センター
(超党派の議員支援連盟は70名強になっています)
0120-99-7777
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18さいまでの こどもがかける こども せんようでんわです。
こまっているとき、 なやんでいるとき、 うれしいとき、
なんとなく だれかと 話したいとき、かけてみてください。
おせっきょうはしません。ちょっと 言いいにくいことでも
なまえは いわなくてもいいので、 あんしんして はなしてください。
あなたの きもちを たいせつに、
どんなことでもいっしょに かんがえます。
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18歳までの子どもが電話代無料で電話をかけることができます。
0120-99-7777
(月〜土、よる4時から9時まで、一部の県では日曜日も)

http://www.childline.or.jp/supporter/aki/freedial.html

(写真は、いじめを受けていた当時、
住んでいた社宅で、弟と)

Photo: Me and younger brother when we were kids

Rumi_hiro_aichi

Iwate boy tried to reach out about bullying woes before suicide

http://bit.ly/1HoWUJ6
( Source: JAPAN TIMES )




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