食品ロスの経済学

愛知工業大学経済学部、小林富雄先生の著書を献本頂きました。

「食品ロスの経済学」(農林統計出版)

小林先生とは、私がセカンドハーベスト・ジャパンの広報室長をつとめていたときにお会いしました。

NHKの、食品ロスをテーマにした番組でも、お互いに出演していたのを憶えています。

小林先生が大学院時代から前任校(中京学院大学)にいらしたときの、10年間のご研究の集大成をまとめた内容です。

世界および日本の食品ロスの現状はじめ、フードチェーンの中でどのようにロスが発生するのか、その要因と状況、ご専門である経済学の視点からの分析、食品ロスを活用する手段の一つであるフードバンクについての調査、東日本大震災発生後の余剰食品(食品ロス)の活用事例など、密度の濃い内容となっています。

内容の濃さに加えて、机上の空論ではなく、小林先生自らが現場を知り調査なさった実践的な内容であるという点が素晴らしいです。

来週、内閣府主催 第10回食育推進全国大会「食品ロス」のワークショップでプレゼンターとファシリテーターをつとめるので、早速、小林先生のご著書を参考にさせていただきたいと考えております。

http://sumida-shokuiku.com/program/program3.html

3月に修士課程を終え、修士論文「フードバンクの評価指標に関する研究」を執筆しました。

引き続き、現在も全国のフードバンクのデータを取っている最中です。

小林先生とは、今後とも、食品ロスおよびフードバンクの研究に関して、やり取りさせて頂ければ幸いです。

食品ロスに関して意識の高い方にお勧めします。

   

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