「キレイゴトぬきの農業論」。
新潮新書として出版されたこの本は、なんと3万部近くも(もう超えているかも)売れたそうです。
その著者が、久松農園の久松達央(ひさまつ・たつおう)さん。
久松さんが、このたび、新著を出版なさいます(2014年11月25日)。
久松さんから献本して頂きました。
まだ届いたばかり。
読む前から、本に密度と強い思いが詰まっているのが、
帯から、
装丁から、
目次から、
本の重みから、
伝わってきます。
本の末尾に、久松さんお勧めの100冊の紹介があります。
それをざっと見ただけでも、いかに久松さんが、これまでの人生で本を読んできた人なのか、また思考の深い人なのかが察せられます。
私が久松さんを好きなところは、権威や世論に迎合せず、もの申すところ。
大きな組織で長いものに巻かれるのは合わないと思います。
今回の本の中に「ニッチな情報こそが価値を持つ」という項があります。
彼の普段の発信を見ていると、まさにそれを体現しているのがわかります。
多くの人からいいと思われなくてもいいから、少しの人に強く「いい!」って思ってもらえればいい。
そういう気持ちが伝わってきます。
9月に久松さんの講演を聴いたときに印象に残っているのは、次のようなキーワード。
「強みにしぼる」
「ないものねだりはしない」
「小さくて強い」(←あっ、この本のタイトルだ)
「数を増やすことは質を落とすこと」
「弱者の戦略」
「弱みは捨てる」
「(相手の)こころに届くよう口説く」
「偏る勇気を持つ」
「ないものはない」
「一点突破型」
「(勝つ闘いではなく)負けない闘い」
この本からも、これらの言葉に共通するメッセージが伝わってきます。
久松さん、これから、楽しみに読ませて頂きますね。
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