人生で「学校」に通って23年。この4月から、2度目の社会人大学院の修士2年になり、人生での学校生活24年めとなりました(小学校6年、中学校3年、高校3年、大学4年→ ここから社会人→ 科目履修生1年、修士2年、博士3年、修士1年、合計23年)。いま23歳の人の人生と同じだけ通ってるのか・・・(遠い目)So far I’ve gone to school for 23 years and It’s the 24th year
学校に通わなくても勉強はできるし、学校に通ってても勉強しない人もいる。仕事を通しての学びは何より力になる。では、なぜ仕事をしながら大学院に入るのか?
社会人として大学院に通った経験のある人なら、仕事をしながら講義を受ける大変さと同時に、両方をこなしていた時間の密度の濃さを実感しているのではないでしょうか。仕事の世界だけでなく、アカデミックの分野に身を置くことで、仕事⇄学問 という相互の融合が自分の中で起こる。互いに好影響を及ぼす。考え方においても、人間関係においても。
自分より長く通ってる人はそういないだろうと思っていたら、うわて がいらっしゃいました。2年前、2012年4月に社会人向けの事業構想大学院大学を開学した東英弥さんは、仕事しながら30年、大学に通ったとおっしゃっていました。2010年末ごろ、多摩大学大学院の講義に呼ばれたときのことです。まだ事業構想大学院大学の話を伺う前でしたが、将来的には大学院を開学したいとおっしゃって、そうなったら「講義に来てください」とのことでした(まだ呼ばれていませんが・・)。
海外では、仕事しながら大学院に通う比率が全体の20%くらいで、かたや日本は2%しかいないと聞いています。この世界にチャレンジする人が増えれば、MBAに限らず、さまざまな分野で、大学のカリキュラムも変化していく(せざるを得ない)と感じます。前職のグローバル企業では、米国本社の社員は、大学教授⇄民間企業研究職 を相互に行き来していました。日本には、この双方向のキャリアはないですよね(民間から大学への移動はあっても)。
「ワークライフバランスが必要」と言われながらも遅々とした日本社会の歩みですが、仕事しながら大学に通うことで必然的に時間のやりくりをせざるを得なくなり、仕事と私生活とのバランスがとれ、仕事の世界にもいい影響を及ぼすのではないでしょうか。
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