3.11を機に会社を辞めて2年半。
この一年は、父の歳を超えられるか超えられないかの境目でした。普通は親の歳を超えることはないでしょう。でも、親が若くして亡くなった場合、自分が親の生きた歳を超えて生きることになります。それが、この一年でした。
とうとう、父の生きた人生の年数を超えてしまった。
この一年で、社会人として2度目の大学院に通い始めた。仕事をしながら修士一年目の単位も取得できた。メディア出演の機会や講演の依頼を頂くことも増えた。新しい出逢いがある半面、もとのキャリア(点)が今のキャリア(点)と繋がる機会も増えた。
生きていたくないと思った時期もあったけど、生きられなかった命を思うと、命を授かったからこそ、喜びを味わうことができていることの幸せを感じる。
組織のトップになった直後に他界した父。私の人生の目標は、組織のトップになることではなく、自分自身が幸せを感じられ、自分に関わる人が幸せを感じられること。そして、社会の中で弱い立場にある人のことを慮ることができるだけの度量と心の広さを持った人間になること。
命をありがとう。Thank you very much for my life